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帰ってきた『キングオブワンズ』、ゲームデザイナー米光一成氏とプロデューサー北岡氏に話を聞きました

『キングオブワンズ』は、NTTコミュニケーションズのゲームポータル「なつゲー」の中で提供されていたオンラインパズルカードゲームです。2007年3月30日の「なつゲー」終了でキングオブワンズも消えてしまうかと思われましたが、『アルテイル』を運営するデックスエンタテインメントが『キングオブワンズ』をリニューアルして再開するとの知らせが入りました。

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帰ってきた『キングオブワンズ』、ゲームデザイナー米光一成氏とプロデューサー北岡氏に話を聞きました
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米光:カードの「消費」が入るとだいぶ違いますよ。


北岡:オンラインならではの、コミュニケーションやランキング、ライバルを決めて、その人に勝っていく。そういう施策をおこなっていきます。ランキングが近い人同士をマッチングしていく機能は入れていきます。


宮本:戦略を練るゲームなので、慣れた人とやると最初ぼこぼこに負けちゃうんですよ。最初からそれだとつまらないと思われちゃうので、強さが近い人とあたるようにしよう、と。このあたり、うち(デックス)としてのノウハウが生きるんじゃないかな。


米光:前は、入るといきなり魔王とあたるようなゲームだったから(笑) 前に入って面白さがよく分かんなかったひとにも伝わるんじゃないかな。見た目替わってなくても、だいぶ違うものになってますよ。


北岡:見た目変えた方が派手でわかりやすいけど、同じ手間かけるなら中身の面白さをアップしたい。あと、今後はモバイルコンテンツもやってみたいですね。『詰めワンズ』とか向いてると思うんですよ。そっちのほうも視野に入れて、PCフラッシュゲームの『キングオブワンズ』として完結するのではなく、フィールドを広げていきたいですね。もともとMacでも遊べるので、OSとかグラフィックボードとかは関係のないゲームですから、幅広く遊んでいただけるかなと。

そのほかには、リプレイ機能を入れられないかと検討をしています。リプレイがあれば、blogに張り付けてゲームの進行を見られるようになりますから。ただ、並行して開発しているので、今のところはリプレイ実装は優先度低めですけど。


−−確かにキングオブワンズのおもしろさはスクリーンショットでは伝わりにくいですよね。

北岡:カードを使うタイミングとかテクニックの参考にもなるし、初心者がそういったリプレイを見て自分なりの戦い方を編み出したり、そういうコミュニケーションの広がり方もあると思います。




宮本:カードゲームは一般にルール覚えてもらうのが難しいのですが、キングオブワンズでは、「お試し」を遊んでると自然に覚えちゃう。しかもチュートリアルは解き方が無限にある。


米光:横道にそれると怒られちゃうチュートリアルって、嫌いなんですよ。俺はこっちに行きたいんだ!とかあるのに、「そこには進めません」とかね。


宮本:KOWの本体じゃなくて、詰めワンズにつくユーザも出てくるんじゃないかな。将棋とかチェスとか囲碁をやる人ならきっと気に入ってくれると思う。


米光:自分の中ではウィザードリイの前衛後衛がある戦闘と、チェスが混ざるイメージがありました。


北岡:あと、コンボの要素は『ぷよぷよ』ですか。コンボがハマると気持ちいいですよね。


米光:逆転があって盛り上がるのは常に入れたいと考えてますから。でも、実際逆転されると泣きそうになりますけどね。スゴい先まで読む人もいましたよ。攻撃しているとマナが相手方に蓄積されていくから、最後1ポイント削りきれないってなったときは恐怖ですよ(笑)



■米光さんからのメッセージ

「以前のキングオブワンズを楽しんでいただいてた人には、消費とかの新しい要素が入るので、どれだけ面白くなってるかを見ていただきたいですね。消費って、ちょっとネガティブな感じしますよね、カードがなくなるなんてイヤなことですよ。でも、キングオブワンズを前に遊んで面白かったと思ってくれた人には、面白くなりそうだと思ってもらえるんじゃないかな。期待しててください。

前やったけどすぐやめちゃった人もいると思うのですが、不親切な部分は確かにありましたので、そういう人もぜひもう一回だけやってみて。遊びやすくなってるし、今は基本無料ですし。

マス目があってカードゲームというと、とっつきにくいイメージを持つかもしれないけど、キングオブワンズはそういうゲーム性ではないので、レッスンゼロを一回やってみてほしいですね。将棋とか囲碁より簡単ですから。

あと、余談ですが新しい単行本、『恋愛小説ふいんきがたり』出ましたので買ってください(笑)」

《伊藤雅俊》
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