中国ではiQueという子会社を通じて展開していますが、岩田社長は経営方針説明会の質疑応答で次のように述べています。
「中国市場への取り組みは、iQueという会社を作りまして、3年ほどビジネスをしております。当然いろいろなビジネスの習慣の違い、それから先ほどおっしゃったパイラシーの問題等も含めまして、中国のマーケットに向いているハードとは何かということをいろいろ考えますと、当社の持っているハードの中では、Wiiが一番有利だと思っています。
じゃあ、Wiiはいつ売るのかということなんですけれども、今年は世界中で数が足りませんし、一台でも多く、今のマーケットにお届けすることが我々の責任だと思っていますので、来年になってしまいますが、来年には持っていけるんじゃないかなというふうに思っています。
ただ、残念ながら今の時点でどれ位のスピードでどれ位の市場が作れるかということを正確に申しあげる段階ではないと思っています。一応、iQueという会社もそのビジネスの中で何とか利益を上げられるところまではきたんですけれども、ただその収益貢献が任天堂本体に対してものすごく大きいというところまでには至っておりません。
その意味で、長いレンジで取り組みたいんですが、先ほどからずっと申しあげています通り、結局最後はビデオゲームに触れてくださる人の数をいかに増やすかということで、当然中国にはたくさんの人がいらっしゃって、そして経済的に物凄い勢いで発展をしているわけですから、将来のポテンシャルが大きいということは紛れも無い事実というふうに考えています。ただ単に日本で作った物を持っていくというだけではなくて、現地でソフト産業はどうやったら育つのかということを一緒に考えませんと、上手くいかないと思っています。
実は波多野が今、当社の韓国事業をずっとやっているんですけれども、韓国に出て行くときに一番最初に重要だというふうに断言していたことは、"現地のソフトメーカーさんが育つような環境を作れたらマーケットとして立ち上がるし、それができなかったら厳しいだろう"ということでしたし、私も全くその通りとだと思っています。」
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