人生にゲームをプラスするメディア

Wii、中国・韓国で来年投入へ

任天堂はWiiを2008年春に韓国市場に、同年中に中国に投入する方針を明らかにしました。市場規模の大きな日米欧を中心に展開してきましたが、アジアでの販売も本格化させることになります。海賊版対策にも自信を見せています。

任天堂 Wii
任天堂はWiiを2008年春に韓国市場に、同年中に中国に投入する方針を明らかにしました。市場規模の大きな日米欧を中心に展開してきましたが、アジアでの販売も本格化させることになります。海賊版対策にも自信を見せています。

中国ではiQueという子会社を通じて展開していますが、岩田社長は経営方針説明会の質疑応答で次のように述べています。

中国市場への取り組みは、iQueという会社を作りまして、3年ほどビジネスをしております。当然いろいろなビジネスの習慣の違い、それから先ほどおっしゃったパイラシーの問題等も含めまして、中国のマーケットに向いているハードとは何かということをいろいろ考えますと、当社の持っているハードの中では、Wiiが一番有利だと思っています。

じゃあ、Wiiはいつ売るのかということなんですけれども、今年は世界中で数が足りませんし、一台でも多く、今のマーケットにお届けすることが我々の責任だと思っていますので、来年になってしまいますが、来年には持っていけるんじゃないかなというふうに思っています。

ただ、残念ながら今の時点でどれ位のスピードでどれ位の市場が作れるかということを正確に申しあげる段階ではないと思っています。一応、iQueという会社もそのビジネスの中で何とか利益を上げられるところまではきたんですけれども、ただその収益貢献が任天堂本体に対してものすごく大きいというところまでには至っておりません。

その意味で、長いレンジで取り組みたいんですが、先ほどからずっと申しあげています通り、結局最後はビデオゲームに触れてくださる人の数をいかに増やすかということで、当然中国にはたくさんの人がいらっしゃって、そして経済的に物凄い勢いで発展をしているわけですから、将来のポテンシャルが大きいということは紛れも無い事実というふうに考えています。ただ単に日本で作った物を持っていくというだけではなくて、現地でソフト産業はどうやったら育つのかということを一緒に考えませんと、上手くいかないと思っています。

実は波多野が今、当社の韓国事業をずっとやっているんですけれども、韓国に出て行くときに一番最初に重要だというふうに断言していたことは、"現地のソフトメーカーさんが育つような環境を作れたらマーケットとして立ち上がるし、それができなかったら厳しいだろう"ということでしたし、私も全くその通りとだと思っています。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『スマブラSP』読者の「DLCで参戦してほしいファイター」1位は“かわいいアイツ”!【読者アンケート】

    『スマブラSP』読者の「DLCで参戦してほしいファイター」1位は“かわいいアイツ”!【読者アンケート】

  2. 『モンハンライズ』太刀の操作方法・立ち回りを解説!「特殊納刀」がとにかく熱い、圧倒的な手数で敵を斬れ!【個別武器紹介】

    『モンハンライズ』太刀の操作方法・立ち回りを解説!「特殊納刀」がとにかく熱い、圧倒的な手数で敵を斬れ!【個別武器紹介】

  3. 『スプラトゥーン3』バンカラ街は『2』の最終フェス結果から生まれた!ハイカラ地方との位置関係など、イカ世界の地図も公開

    『スプラトゥーン3』バンカラ街は『2』の最終フェス結果から生まれた!ハイカラ地方との位置関係など、イカ世界の地図も公開

  4. 『パワプロ2022』魔球「ギャラクシー・ゼロ」が“歴代最強”レベル!?バーチャル債務者YouTuber・天開司もお手上げ…

  5. 昔の『どうぶつの森』ではファミコンが遊べたって知ってた? 気になるタイトルをスイッチでプレイして、ファミコンの誕生日を祝おう!

  6. 『モンハンライズ:サンブレイク』マルチで使えば効果絶大!「弱いの来い!」の使い方【UPDATE】

  7. 『遊戯王 マスターデュエル』界の人気Vtuber!? 可愛い「ライブ」の“裏の顔”に翻弄される「イビルツイン」テーマを解説

  8. 『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

  9. 『ポケモン ダイパリメイク』女性モブトレーナーが魅力的すぎる!? キュートからセクシーまで…

  10. 『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた

アクセスランキングをもっと見る