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任天堂ミュージアムに行ってきました!

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2007年10月に阪急電鉄が創立されてから100周年を迎えることを記念して様々なイベントが開催されるのですが、その一環として阪急百貨店のうめだ本店で、任天堂の歴史を振り返る「任天堂ミュージアム」というイベントが、3月28日〜4月2日の期間で本店7階イベントホール「ミューズ」にて開催されています。早速初日に見てきましたので、レポートしたいと思います。所狭しとズラリと並べられた100年近くに渡る任天堂製品は幅広い層の人にアピールしたようで、朝早くから多くの人が訪れていました。

任天堂ミュージアム開催概要
・場所:うめだ阪急 7階イベントホール「ミューズ」
・最寄駅:阪急電鉄梅田駅より徒歩3分/大阪駅より徒歩2分
・日時:3月28日(水)〜4月2日(月)
・10時〜21時(4月1日は20時まで、2日は18時まで)
・入場無料



入り口を入ると「NINTENDO MUSEUM -ニンテンドーミュージアム-」のロゴとドット絵で描かれたマリオとルイージがお出迎えです。素敵な演出に沢山の人がパチパチと記念撮影に興じていました。時には着ぐるみのマリオが登場することも。もちろん子供達に大人気でした。

ここから左手に向かうと、ファミコン以前の任天堂製品が並べられた「懐かしの任天堂おもちゃコーナー」のコーナー、右手に向かうとファミコン以降の任天堂製品の展示や、WiiやDSの体験コーナー、そして物販コーナーがあります。

この先は各コーナー毎に紹介していきます。



昔の販促ポスター(レプリカ)
愛を計る「ラブテスター」
光線銃「ダックハント」
最近有名「チリトリー」
テレビゲーム「ブロック崩し」
ゲーム&ウォッチがいっぱい
このコーナーでは雑誌「NINTENDO DREAM」で"任天堂レトロ博物館"というコーナーを連載している山崎功さんのコレクションが展示してありました。ラブテスターや光線銃といったある程度メジャーなもの(?)から、キャンデーマシンや光線電話といったマニアックなアイテムまで、これでもかというくらいに並んでいました。任天堂の関係者も会場に訪れていましたが懐かしい製品の数々に見入ってました。他のコーナーより年齢層が高めなのもこのコーナーの特徴です(笑)。

かるた・トランプ
こちらのコーナーの中心に用意されたのは任天堂の創業事業でもあった「かるた・トランプ」類です。元々は腕利きの花札職人で、山内相談役の曽祖父である山内房次郎氏が始めたのが現在のきっかけ。ショーウィンドウの中には大変古い花札やかるたなどが並べられ、当時のポップなどもありました。トランプでは「魔法のトランプ」という手品用の、今の任天堂の遊び心も感じられるような製品も置かれていました。花札の柄は時代や種類によって様々あり、色々な物が展示されていました。

オリジナル室内玩具(アナログ)
任天堂は60年代からカード以外の玩具の販売にも乗り出します。当初は海外などからのライセンスが中心でしたが、横井軍平氏が開発した名高い「ウルトラハンド」(66年)からオリジナルのものを次々に製品化していったそうです。会場には家庭用バッティングマシン「ウルトラマシン」やメカトロを利用した「ドライブゲーム」、一部で有名な(?)「ラブテスター」、「ウルトラハンド」、「ウルトラスコープ」、ブロックシリーズである「N&Bブロック」、パチンコゲームなどの携帯できるミニゲームシリーズ、ボードゲームシリーズなどがズラリと並びます。

エレクトロニクス玩具
アナログ玩具で力をつけてきた任天堂は次にエレクトロニクス玩具に乗り出してきます。最も知られるのは「光線銃」シリーズでしょうか。ライオンを撃ったり、鳥を撃ったり、ルーレットに応用したり、色々なタイプで遊べました。当時大ヒットしたそうで、任天堂がエレクトロニクス分野で躍進していくきっかけにもなりました。光で電話するという画期的な商品(!)「光線電話」も展示してありました。展示はもちろんありませんでしたが、この集大成として遊技場で使用するためのレーザークレーシステムも任天堂は作っています。

実用品・異業種へのチャレンジ
このころ70年代の任天堂は娯楽品以外へも進出しています。良く知られているのは食品やタクシー、事務用品といったところです。今回は、低価格を実現したコピー機の「コピラス」、綿菓子を作る「キャンデーマシン」、変わった形をした掃除機「チリトリー」、「」、そして楽器「エレコンガ」が置かれていました。この一角、どれも娯楽とは少し離れた領域ではありますが、どれも任天堂らしい遊び心に溢れていて、個人的には一番興味深いコーナーでした。

テレビゲーム機
といってもファミコンの時代はもう少し後です。70年代後半から任天堂は三菱電機と共同で、ソフト内蔵型のテレビゲーム機に乗り出します。「テレビゲーム6」と「テレビゲーム15」は100万台を売るという驚異的なヒットを記録、テレビゲームの任天堂の始まりを告げます。「ブロック崩し」や「レーシング112」といったものも。

ゲーム&ウォッチ
そして80年代に入るといよいよゲーム&ウォッチが登場します。携帯可能な電卓サイズのゲーム機で、内臓されているゲームが遊べます。様々なシリーズが発売となり、世界的にヒットし、数千万台が売れたといいます(偽物も同じくらい出回ったとか)。ノーマルのタイプ、ワイドスクリーン、ダブルスクリーンと、大量のゲーム&ウォッチが会場には並んでいます。世界中ここ以外のどこかでこんなに多くのゲーム&ウォッチを見られる場所があるのでしょうか? 同じコーナーには「コンピューター麻雀 役万」や海外で発売されたテーブルトップ型のゲーム&ウォッチ「MARIOS Cement Factory」なんかも置かれていました。

「懐かしの任天堂おもちゃコーナー」の展示はここまでです。ただただため息で、一日中居ても飽きないような凄い展示に驚きです。



次に「歴代テレビゲーム機展示コーナー」では、ファミコン以降の任天堂ゲーム機がズラリと並んでいました。

任天堂の歴史
マリオのドット

まずファミリーコンピューターでは他にディスクシステム、ファミリーベーシック、テープレコーダー、ロボット、ファミコン用光線銃といった周辺機器も合わせて展示されていました。マリオの設定原稿のような資料もありました。スーパーファミコンでは一緒にマウスとマウスパッド、スーパースコープがありました。次にNINTENDO 64があります。そういえば64DDはありませんでした、ついでにサテラビューもありません。最後にバーチャルボーイがあって据え置き機はこんな感じです。

携帯型ゲーム機では"弁当箱"こと初代ゲームボーイにはじまって、カラーバリエーションであるゲームボーイブロス、『ポケモン』の大ヒットで発売された小型版のゲームボーイポケット、バックライトが付いて暗闇でもプレイできるようになったゲームボーイライト、そして初めてカラー化されたゲームボーイカラーが並んでいます。ゲームボーイで写真を撮りプリントできるポケットカメラとポケットプリンタもありました。少し種類は違ってきますが、ポケットピカチュウも置かれていました。

アドバンスシリーズでは初代に、薄型軽量になったゲームボーイアドバンスSP。ファミコンカラーもありました(通常販売版)。更に小さくなったゲームボーイミクロももちろん置かれていました。

このコーナーでは一緒にそのハードを代表する作品が置かれ、正面の液晶ディスプレイではそのハードで発売されたマリオタイトルの映像も流れていました。懐かしい映像に足を止めて見入っている人も多くいたようです。



続く「Wii&DSソフト体験コーナー」ではWiiとニンテンドーDSの新作タイトルが体験できました。

Wii体験会みたいな
Wiiでは『エキサイトトラック』(2台)、「似顔絵チャンネル」(1台)、「バーチャルコンソール」(1台)が遊べました。「似顔絵チャンネル」ではNintendo World 2006のステージでも登場した、似顔絵作家のほうらいたけし氏が登場し、ワンポイントアドバイスをくれたそうです(連日登場するとのこと)。特に意味はありませんが、会場でプレイできた「バーチャルコンソール」の作品はこんな感じでした。

『ドンキーコング』(FC)・『ドンキーコンJR.』(FC)・『ベースボール』(FC)・『テニス』(FC)・『サッカー』(FC)・『スーパーマリオブラザーズ』(FC)・『マリオブラザーズ』(FC)・『アイスクライマー』(FC)・『星のカービィ 星の泉の物語』(SFC)・『スーパーマリオ64』(N64)・『マリオカート64』(N64)・『スーパーマリオワールド』(SFC)・『F-ZERO』(SFC)・『スーパードンキーコング』(SFC)・『マリオのスーピーピクロス』(SFC)・

ニンテンドーDSでは、『ヨッシーアイランドDS』(3台)、『Newスーパーマリオブラザーズ』(2台)・『ピクロスDS』(1台)・『星のカービィ 参上ドロチェ団』(1台)という風になってました。




純金製・・・
最後に「物販コーナー」では、Wiiの抽選販売とDSの販売、京都の「THE KING OF GAMES」の新作「スーパーマリオカートTシャツ」を始めとする作品の販売、WiiとDSの各種タイトルの販売、任天堂グッズの販売が行われていました。Wiiは非常に限られた台数でしたが、沢山の応募があり、正午に発表になっていました。Tシャツも先行販売ということで、10時の開場から一気に長い行列ができていました。全体的に購入者に対してレジが少なく、時間がかかっていたようです。マリオ版モノポリーなど国内ではなかなか手に入らないアイテムも置かれていました。

物販コーナーのすぐそばには時雨殿で販売されている1セット80万円という純金の小倉百人一首も展示してありました。さすがに購入者は見かけませんでしたが、注目を集めていました。時雨殿では、主要な5枚は1枚4000円でバラ売りがあるようです。そのくらいならば。。。



さて長々と書きましたが、「任天堂ミュージアム」のレポートはこのような感じです。本当に貴重な展示ばかりで、一週間だけという会期が本当に勿体無いと感じます。このまま常設展示にしても客を呼べるのではないか、というくらい、これほどの展示物が一度に集まったのは過去に無いことだと思います。東京など遠方にお住みの方でも、任天堂が好きならば週末新幹線に乗って遊びに行っても満足できる内容だと思います。是非無理をしてでも訪れてみて欲しいですね。また、初日はサオヘン氏をはじめとしてニンドリ編集部員の方々や、任天堂の関係者の方々も会場に見えていて、こういうイベントは同窓会的になりますね。それも楽しみの一つだったりします。

それではこれから行かれる皆様、是非お楽しみください。あ、ちなみに休憩できるような場所は会場内にはないのでご注意です。
《土本学》
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