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NPDが米国の周辺機器売上についてのレポートを発表

米調査機関のNPDグループは2003年の米国におけるゲーム周辺機器の売上についてのレポートを発表しました。それによれば2003年の周辺機器の売上は12億ドルで前年度と比較してほぼ横ばいでした。一方で2004年第1四半期では2億7800万ドルと前年同期と比べて10%の増加となりました。

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米調査機関のNPDグループは2003年の米国におけるゲーム周辺機器の売上についてのレポートを発表しました。それによれば2003年の周辺機器の売上は12億ドルで前年度と比較してほぼ横ばいでした。一方で2004年第1四半期では2億7800万ドルと前年同期と比べて10%の増加となりました。

2003年や2004年第1四半期で売上が顕著に増加したのはコントローラーで、通常のゲームパッド、ステアリングコントローラー、スティックコントローラー、その他の専用コントローラー、がそれぞれ22%、30%、27%、170%と大幅な伸びを見せました。

逆に売上の減少が激しかったのは振動フィードバックコントローラーやライト/拡大鏡(GBA向け?)でそれぞれ66%、58%のダウンとなりました。これについて同社アナリストのRichard Ow氏は「全く驚きではなく、それぞれの機能が標準で装備されるようになったため当然の結果」と説明しています。

ネットワークアダプタやモデムなどのインターネット系の機器は155%、107%の伸びを見せて2003年に最も販売が増加した周辺機器でした。Ow氏は「消費者やメーカーの両方にとって良い結果。ネットワーク関係はこれからも伸びが期待でき、新しいゲーム体験を提供できる可能性が増える」としています。

PS2やXBox向けのDVDリモコンの販売は引き続き減少しています。2002年には30%のダウンで2003年は18%のダウンです。同じく技術アナリストのRoss Rubin氏は「単独のプレイヤーを購入するほうが賢明だと分かった結果。ゲームハードを買う際にもう消費者はDVD再生機能を考慮に入れない」としました。
《土本学》
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