人生にゲームをプラスするメディア

村上春樹さんの約半世紀にわたる作品を一挙収録! 決定版個人全集『村上春樹WORKS』全16巻、2027年1月27日から刊行開始。

デビュー作『風の歌を聴け』(1979)から最新作『夏帆 The Tale of KAHO』(2026)へと至る、 巨大で豊饒な作品群の全容を一望に見渡せる全世界待望の全集。さらに愛読者垂涎の特典付き。



株式会社新潮社は創立130周年記念出版として作家、村上春樹さんの個人全集『村上春樹WORKS』全16巻を刊行いたします。村上さんは1979年に『風の歌を聴け』でデビューして以来、その魅惑に満ちた文章と比類なき物語世界によって多くの読者の熱い支持を受け(そして日本語のみならず、50以上の言語に翻訳され)、現代文学のシーンを絶えず更新してきました。その巨大で、謎めいていて、ポップで、不穏で、愉快で、人間の魂のかけがえのなさを描いた、豊饒きわまる多彩な作品群を全16巻に集成して刊行いたします。読者の新たな出会いを、そして繰返して読まれ続けることを願ってやみません。
刊行は2027年1月から、第1回配本は第8巻『1Q84(全)』です。以後、隔月で刊行して参ります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/3246/47877-3246-c26213f0141c7cedcee5776bec287197-1480x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


『村上春樹WORKS』特設ページはこちら

■著者からのメッセージ

「なにしろ歳月こそが」  村上春樹
 二十九歳のときに生まれて初めて小説(らしきもの)を書き、それが文芸誌の新人賞をとるまで、自分が小説家になるなんてまったく考えもしなかった。しかし受賞の知らせを受けたその時点から、「僕は小説家なのだ」と確信するようになった。性格がただ厚かましいだけなのか、それともそこで僕は「本来の自分を見いだした」ことになるのか、どちらかは今でも判別しがたい。
 しかしともあれ、それから半世紀近く、ほぼ休みなく小説を書き続けてきた。書きたいときに書く、書きたくないときは書かない、というのが小説家としての僕の一貫した方針だった。原則として注文は受けない。そのようにいわば気の向くまま、勝手にこつこつ書き上げてきた作品が、全集という改まったかたちになった。積み上げるとけっこうな高さになる。
 最初の頃のものと、あとになってからのもの、年を経るにつれて作品の中身も文体もずいぶん変化を遂げている。そしてそれに合わせて、僕自身ももちろん変化を遂げた。いや、それともその逆なのか。僕の変化に合わせて作品もそれなりの変化を遂げたのか? いずれにせよ、できるだけ長くこれらの作品が人々の手に実際に取られ、読み継がれていくといいなと思う。なにしろ歳月こそが、作品の値打ちを判定するものなのだから。

■『村上春樹WORKS』の特色

全著作のうち、ほぼすべての小説、そして著者自らが精選したノンフィクション、エッセイを集成する。半世紀近くに及ぶ多彩な文業の軌跡を堪能できる全16巻。
単行本で3巻本だった『1Q84』(約3400枚)や『ねじまき鳥クロニクル』(約2200枚)など大規模な作品も1巻に収める。
安西水丸氏の絵をあしらい、軽快で堅牢かつ風格ある筒函入豪華愛蔵本。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/3246/47877-3246-262912fc03b3769fe5bdb9311d51b5d0-1600x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■各巻に著者による「自作解題」と三宅香帆氏による作品論を収録

◎各巻、著者が執筆当時を振り返る「自作解題」付き。
◎月報として文芸評論家・三宅香帆氏が全作品を読みなおす「村上さんと走る」を連載。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/3246/47877-3246-12cdcccd1611402166651f979201d425-1200x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■特典

- 第1回配本から第5回配本までの5冊すべてをご購入の方へ
ブックレット『村上春樹自選 単行本未収録エッセイ集』(100ページほどを予定)を無料進呈。詳しい応募方法は第1回配本『1Q84(全)』挟み込みのハガキをご覧ください。
- 【新潮ショップ限定】有償特典付『村上春樹WORKS』全巻セットをご購入の方へ
数量限定で販売いたします。 特典は「村上春樹直筆サイン入り『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』手描き地図」。地図は同作(1985年刊)の執筆時に作者自身が〈壁に囲まれた街〉を描いた貴重なもの。その原画を忠実に再現した美麗な複製画に、一枚ずつ、著者によるサインが入ります。
上記ブックレット『村上春樹自選 単行本未収録エッセイ集』も、応募なさらずとも、準備が整い次第お届けします。
詳細は9月25日(金)に発表します。

■推薦のことば

同時代のさまざまなジャンルのクリエイターたちに長く、大きく、深い影響を与える村上さんのWORKS(作品群)。各分野の表現を拡げ続けるアーティストの方々から『村上春樹WORKS』へ寄せた言葉――
井戸の底に、深い森に、ひとりの部屋に、風に季節に、村上春樹の文章は、見えないもの、名づけられないものを映してきた。その言葉にふれるたび、世界は輪郭を変え、わたしたちは何度でも、見知らぬ懐かしい風景へと降りていく。ここにあるのは物語だけが辿り着くことのできる夢であり、本当であり、それは遥かな時間をかけて紡がれ届けられた、まったくの贈り物なのだ。
――川上未映子[作家]


『ドライブ・マイ・カー』脚本執筆は不思議な体験で、3つの短編を結び合わせるうちに、思いがけずより一層深い「村上春樹的世界」と出会った。「物語」というものの底知れなさを知る体験だった。この全集を読む者は誰しも、底なしの海に潜ることになる。
――濱口竜介[映画監督]


改めて、文字や文章を書く事の作業って凄いなぁと思う。リズム良く気持ち良いねェと思って読んでいると、いつの間にか『現実のリアリティとファンタジー』が同時にやって来ている。
お互いに対極であるはずのモノが一緒に文章の中に。
文字は奇妙な世界を進んで行く「スタンド」って訳だ。
創作の全体像を見渡せる「村上春樹WORKS」は本当に嬉しい。
――荒木飛呂彦[漫画家]


村上春樹は、ずっと事件で、ずっと日常だった。私自身も、装飾的でないのに魅力的な日本語(どうしたら、こんなことができるかは未だに謎)に、惹かれ続けてきた一人だ。元祖、考察されがちな人。それでも、考察されつくせない人。ヲタクにもミーハーにも愛される人。『村上春樹WORKS』はまた事件となり、日常となっていくだろう。
――俵万智[歌人]


■各巻内容紹介

- 第1巻 長編小説I(第2回配本、2027.3 刊行)
風の歌を聴け / 1973年のピンボール / 羊をめぐる冒険
- 第2巻 長編小説II(第3回配本、2027.5 刊行)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
- 第3巻 長編小説III(第6回配本、2027.11 刊行)
ノルウェイの森
- 第4巻 長編小説IV(第8回配本、2028.3 刊行)
ダンス・ダンス・ダンス
- 第5巻 長編小説V(第12回配本、2028.11 刊行)
ねじまき鳥クロニクル(全)[第1部:泥棒かささぎ編、第2部:予言する鳥編、第3部:鳥刺し男編]
- 第6巻 長編小説VI(第10回配本、2028.7 刊行)
スプートニクの恋人 / アフターダーク
- 第7巻 長編小説VII(第14回配本、2029.3 刊行)
海辺のカフカ
- 第8巻 長編小説VIII(第1回配本、2027.1 刊行)
1Q84(全)[BOOK1〈4月-6月〉、BOOK2〈7月-9月〉、BOOK3〈10月-12月〉]
- 第9巻 長編小説IX(第5回配本、2027.9 刊行)
国境の南、太陽の西 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
- 第10巻 長編小説X(第9回配本、2028.5 刊行)
騎士団長殺し(全)[第1部:顕れるイデア編、第2部:遷ろうメタファー編]
- 第11巻 長編小説XI(第15回配本、2029.5 刊行)
街とその不確かな壁
- 第12巻 連作小説集(第13回配本、2029.1 刊行)
回転木馬のデッド・ヒート / 神の子どもたちはみな踊る / 東京奇譚集 / 女のいない男たち / 一人称単数
- 第13巻 (ほぼ)全短編小説(第7回配本、2028.1 刊行)
中国行きのスロウ・ボート / カンガルー日和 / 螢・納屋を焼く・その他の短編 / パン屋再襲撃 / TVピープル / 使いみちのない風景 / 夜のくもざる / レキシントンの幽霊 / ふわふわ / バースデイ・ガール / 恋するザムザ ほか単行本未収録作も収録
- 第14巻 ノンフィクション(第11回配本、2028.9 刊行)
アンダーグラウンド / 約束された場所で underground2
- 第15巻 エッセイ(第4回配本、2027.7 刊行)
走ることについて語るときに僕の語ること / 職業としての小説家 / 猫を棄てる 父親について語るとき / 自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方) / 「壁と卵」──エルサレム賞・受賞のあいさつ
- 第16巻 最新作(第16回配本、2029.7 刊行)
夏帆 The Tale of KAHO ほか

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/3246/47877-3246-a28406a0eb3463fe1d2004554f5b10b5-1920x1136.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■著者紹介:村上春樹(むらかみ・はるき)

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/3246/47877-3246-422d549e2042fb33e37e5469f027c756-900x1350.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)Sakiko Nomura / Shinchosha
1949年京都府生まれ。『風の歌を聴け』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『東京奇譚集』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』『夏帆 The Tale
of KAHO』などの小説の他、『レイモンド・カーヴァー全集』、J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』、トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』『遠い声、遠い部屋』『草の竪琴』など訳書多数。



■書籍データ

【タイトル】『村上春樹WORKS第8巻 1Q84(全)』
【著者名】村上春樹
【発売日】2027年1月27日
【造本】A5判/角背/小口折り/箔押し/筒函入り
【定価】18,700円(税込)
【ISBN】978-4-10-647208-4
【URL】 https://www.shinchosha.co.jp/special/hm_works/

プレスリリース提供:PR TIMES