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【GC 2008】Best of GCを獲得したPS3『リトルビックプラネット』を体験プレイ!

すでにBest of GCが発表されていますが、その中のPS3部門でBest of GCに輝いたのが『リトルビックプラネット』(英語名『LittleBigPlanet』、以下、『LBP』)です。筆者もさっそく(?)プレイしてきました。

ソニー PS3
Little Big Planet
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すでにBest of GCが発表されていますが、その中のPS3部門でBest of GCに輝いたのが『リトルビックプラネット』(英語名『LittleBigPlanet』、以下、『LBP』)です。筆者もさっそく(?)プレイしてきました。

実は、最初のリポートでお伝えしたとおり、『LBP』は、CG会場の中で最も人気のあるタイトルのひとつ。これまでそう簡単にプレイすることができませんでした。そこで、一般公開日4日目の24日、朝一番に会場に出向いてプレイした、というわけです。ところが、ゲームエディターのコーナーはすでに人だかりでいっぱいになっており、試遊を断念せざるを得ませんでした。そこで筆者はキャラクターカスタマイズと、ゲームプレイを体験。ここではそのときの模様をリポートします。



ここぞというところで「Bダッシュ」も、思わぬ落とし穴で撃沈....!その秘密は?

『LBP』の印象を手短かにいうと、「かわいい」、「面白い」、これにつきます。とにかく自分が操るキャラクターがかわいい。どちらかというと骨太なアクションゲームにしか興味がない筆者ですら、そう認めざるを得ないということは、女性層にはもっと受けるんだろうなという予感がしました。独自の箱庭世界もしっくりきます。

筆者が今回探訪したのは、建設中の施設のような場所を下の階から序々に登っていくというステージ。序盤の主な障害物はなんと樽!しかも炎につつまわれたヤツです。自分の進む方向に向かって上部から次々と落されてくる樽。これを、タイミングを見計らって....ピョ〜ンと、飛び越す...って、そのとおり。イメージはまさに『ドンキーコング』のゲームプレイですよね!開発者に聞いてみないとなんとも言えないのですが、もしかしたらオマージュ的にデザインされたのかもしれません。ただし、グラフィックそのものは完全な今世代機ならではのリアルさ。実在する物品の質感がそのまま表現されているからこその幻想的な箱庭世界を実感できます。

ゲームデザインそのものは、これまでの横スクロールアクションゲームとほぼ同等であるところがこの幻想的空間をより際立たせています。重力表現には基本的に忠実なゲームですが、ジャンプについては『スーパーマリオ』シリーズのようにほどよいかたちで重力を無視してくれます。

ただし、ちょっと残念だったのはBダッシュがない事....!障害物の配置なども一般的な横スクロールアクションと変わらないので、少し溝が広いところで、思わずBダッシュよろしく□ボタンを押してしまいました。ところが、□ボタンにダッシュは配置されていない....!というより、そもそもダッシュは無かったのですね! いきなりポップアップしたのがチャット用の吹き出しでした...!う〜んここら辺は、ネットワーク接続が前提のPS3世代らしいつくりになっています。と、タイミングを逸したリビッツ人形はあえなく炎の中でもくずと消えたのでした...

カスタマイズがすごい....!メインキャラのカスタマイズ

次に試したのが、キャラクターカスタマイズ。キャラの基本的な質感から、口の形、目など身体そのもののカスタマイズからはじまり、服、スボン、帽子、メガネ等、ありとあらゆるものが準備されており、直感的にこれらを選択、装着することが出来ました。今後、さらにアイテムが用意されるのでしょうか?いずれにしてもこれらのアイテムは、カジュアルゲームポータルのアバターなどでもよく見かけますが、より洗練されたつくりになっているのは確かです。

筆者がプレイしたキャラは写真のとおり、単純なものですが、センスのあるひとがうまく組み合わせれば相当かわいいキャラがつくれそうな雰囲気でした。ミニリビッツ人形も一緒に連れていくことができたり、長いマントをひるがえすことが出来たり、変装用メガネまであったり....本当にバリエーションに富んだセレクションが可能です。



そして泣く泣くあきらめた Edit機能の試遊ですが、参加者が使っている様子をうかがう事が出来ました。だいたい友達といっしょにあれこれ言いながらステージをデザインするケースが多く、キャラクターカスタマイズと同じように直観操作で様々な機能や障害物を追加したり削除したりということを行っていました。

『LBP』が発売された後は、ユーザーによってつくられたコンテンツが山のように生まれるだろうなということは容易に想像がつきます。『Spore』もそうですが、これまで一部の才能あるユーザーだけが作り手にまわることができたUCC(User Created Contentの略)の時代は終わりを迎え、文字通りプレイヤーの数だけクリエイターが生まれる時代が今年中にやってくるかもしれません。

『リトルビックプラネット』はPS3専用ソフトとして日本では10月30日より発売予定。今から待ち遠しい一作です。
《中村彰憲》
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