お隣の韓国では、様々なアクション系オンラインゲームが活動を開始しています。
韓国HanbitSoftは、オンラインゲーム『スパイクガールズ』の第三次クローズドβテストをスタートしています。『スパイクガールズ』は日本アニメ風の美少女たちが登場するスポーツゲーム。足でするバレーといった内容で、可愛らしい着せ替えも楽しめます。イメージイラストが日本風でゲーム内のグラフィックは韓国風といったゲームも多い中、こちらは外も内も日本風。当サイトでもニュースの公開と同時にかなりのアクセスがあり、日本アニメ風美少女への関心の高さが伺えます。カジュアルゲームに多い二頭身の児童マンガ風とは一線を画したグラフィックとなっており、ツカミはばっちりといったところでしょうか。
対照的なのは韓国ネクソンの『スラップショット・アンダーグラウンド』。こちらはインラインホッケーがテーマとなっています。印象的なのはキャラクターのビジュアルで、流行のストリート系を通り越し、懐かしの映画「マッドマックス」にでも出てきそうな感じ。ダークでパワフルなイメージは、一度見たら忘れられない位のインパクトで、こちらもツカミはばっちり。当サイトでも多くのアクセスが記録されています。PvP(プレイヤー同士の戦い)などの対決ものを好む韓国プレイヤーの国民性にはピッタリフィットしているのではないでしょうか。
では正統派がダメなのかというと、そんなことはありません。韓国ネクソンは『マビノギ英雄伝』の最新動画を公開しました。動画では岩や倒木と言ったオブジェクトを使って敵を倒すシーンや、相手を壁へとけり込むシーン、巨大なクモ系モンスターとの戦いなどを見ることができます。ビジュアルイメージ的には中世期をモチーフとした正統派ファンタジー世界なのですが、かなりスムーズかつスピーディに動いており、アクションとしてのプレイ感も期待させる内容となっており、こちらもやはりツカミはばっちりです。
「どんなゲームを作ればいいのか」。これはゲーム作りの上での永遠のテーマであり、ゲームが産業化した昨今ではリサーチにより導き出されるものとなりつつあります。しかしながら、前述の3本はいずれも別ベクトルでありながら、いずれも見た人の心に深い印象を残します。つまりは「誰に何を提供するのか」が作り手の側で明確になっており一本芯が通っていることが必要なのではないでしょうか。産業化の傾向はビッグプロジェクトであるオンラインゲームで顕著に見られますが、全く別ベクトルの3本はコンセプトの大事さを教えてくれるのではないでしょうか。
リサーチ式の究極としては、既に人気のあるコンテンツをイメージの源流に持ってくる、即ち原作モノが挙げられます。
韓国ではマンガ「ぼのぼの」が『ぼのぼのオンライン』としてオンラインゲーム化されることが決定しました。「ぼのぼの」はご存じの通りの不思議系マンガで、ゲーム化が難しいと思われる題材。一人でコツコツと遊ぶミニゲーム集ならともかく、多数の人々が集まるオンラインゲームにするには更に難度がアップします。この難しい題材をどう扱うのか、やはりツカミはばっちりで、この記事にも多くのアクセスが集まっています。
オンラインゲームは特に初動の段階で大きなインパクトを与えることが重要となります。そうした意味では今回取り上げた4本はいずれも成功しているのですが、大変なのはここから。作り込みの段階は、どんな魔法を使っても飛ばせず、かけた時間と手間と才能を総和した結果しか出てきません。逆に言えばインパクトの分だけ難度が増しているわけで、オンラインゲーム活性化のためにも4本の成功が望まれるところです。
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