エムゲームジャパンはゲームポータルサイト「エムゲームポータル」において、2008年1月17日(木)より「アイテムオークション」のβサービスを開始すると発表しました。
「アイテムオークション」はプレイヤー同士がゲームアイテムを売買できるサービス。ゲームの露店とどう違うかといえば、ゲーム内通貨ではなく、仮想マネー「Mint」での売買となるということ。「Mint」のレートは1Mint=約1円。「Mint」を使えば同社のオンラインゲームでアイテムなどを購入可能。特に明るい面を見るならば『英雄オンライン』のアイテムを「Mint」とすることによって、『LOST ONLINE REBIRTH』など、同社の他タイトルをスタートする際の軍資金とすることも可能です。施策次第では、タイトル間の相互乗り入れを促進することもできるのではないでしょうか。プレイヤー間のアイテム取引はMMORPGの華ともいえる部分。MMORPGをプレイしたことがあるならば、名物露店や激安露店、詐欺露店など様々な思い出が存在するはずです。こうしたメンタルな部分と「アイテムオークション」がいかに共存していくかも重要な点ではないでしょうか。
この他にも、課金などが行えるエヌ・シー・ジャパンの「plaync shop」、アイテムを購入できるガンホー・オンライン・エンターテイメントの「ガンホーモバイルSHOP」など、オンラインゲームを巡る「お金」の部分が再編されつつあります。「基本無料+アイテム課金」形式への移行に続く第二の波、ここ数年はオンラインゲーム界にとって特に重要な時期となりそうです。
ハンビットユビキタスエンターテインメントは、『POKIPOKI』のサービスを2008年に開始すると発表しました。また、カプコンは『ダレットワールド』のベータテストを2月上旬にスタートします。
どちらもいわゆる仮想世界(メタバース)系のサービスで、『セカンドライフ』や『meet-me』などの先行タイトルよりもマンガチックなグラフィック。特に『ダレットワールド』はペーパークラフトがモチーフとなっており、見た目も特徴的なものとなっています。オンラインゲームは、タイトル過密以降、ヘヴィなMMORPGと気軽なカジュアルゲームやFPS(一人称シューティング)というように棲み分けを志向してきました。ゲームであれば、プレイ時間の軽重という部分で棲み分けを促すことは可能ですが、メタバースにおける棲み分けに関してはまだまだ未知数。メタバース戦国時代の様相を呈してきた2008年、各仮想世界がどのような形で特色を出していくのか、こちらもポイントとなるのではないでしょうか。
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