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『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』先行プレイの体験は、さながら“懐石料理”の如し─味を重ねて完成した奥深い「調和」

多彩なゲームシステムを兼ね備えた『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』。2Dと3Dが切り替わるアクションや学園生活を楽しめる物語やシステムをご紹介します

ゲーム PS5
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『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』先行プレイの体験は、さながら“懐石料理”の如し─味を重ねて完成した奥深い「調和」
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日本ファルコムが放つ『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-(以下、亰都ザナドゥ)』は、多彩なゲームシステムを組み合わせることで、本作独自のゲーム体験を生み出さんとする意欲的な作品です。

その趣は、一皿ごとに趣向を凝らしつつも、全体として見事な調和を見せる「懐石料理」にも似ており、五感を満たすような深い味わいを感じさせてくれます。

そんな本作が持つ風雅な魅力を、5つの要素にそれぞれ注目し、紐解いていくプレイレポートをお届けします。なお、今回プレイしたのは、ニンテンドースイッチ版となります。

※ゲーム画面は、全て開発中のものです。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』公式サイト

■ご飯:落ちこぼれチームが挑む、絆と成長の叙事詩

さて、まずはご飯物として、本作の基本となる物語についてご紹介いたします。

『亰都ザナドゥ』の舞台は、日本国の首都「亰都」に置かれた比良坂学園です。この学園に通う学生たちが、地下に広がる異界迷宮群(ザナドゥ)へと挑みます。

この異界は成人を拒み、受け入れるのは若者のみという特異な性質を持っています。そのため、企業は直接介入できない代わりにスポンサーとして学生たちを支援し、学園側もランキング制度を設けて競争心をかき立てています。

ただし、主人公である「神矢 伶」のチームには後ろ盾がなく、仲間も事情を抱えた者ばかり。ランキングでも下位に甘んじる立場にありました。

そんな彼らが、迷宮攻略で徐々に頭角を現し、上位チームからもライバル視されるようになる展開は、王道ながら胸が熱くなります。また、チームの実績はプレイヤーの操作によってもたらされるため、努力が報われるような達成感も味わえます。

こうした物語をいっそう情緒豊かに彩るのが、登場人物たちの近しい人間関係です。チームを組む仲間たちはそれぞれ兄弟や姉妹がおり、例えば伶は、距離があるため直接会えず、チャットアプリで交流する妹がいます。

このほかにも、優れた兄を持つ「六道 楓華」や、双子の「百鬼 千騎」「百鬼 千奈」など、関係性は様々ながら、それぞれ家族と浅からぬ関わりを持っており、近しいがゆえの人間関係が物語にも深く関わってきます。

ランキングの下位にいた主人公たちが大躍進する中で、複雑な人間関係が生み出すドラマや、少しずつ明かされる迷宮の謎がそれぞれ共鳴し合うことで、物語は雅な旋律を奏でていきます。

■主菜:2Dと3Dが織りなす「戦いの妙」

続いて見どころ満載な主菜・ゲームシステムをお届け。

前作にあたる『東亰ザナドゥ』は、日常からバトルに至るまで一貫して、TPS視点による3Dアクションで描かれていました。しかし『亰都ザナドゥ』では構成が一部見直され、日常パートやダンジョン攻略の道中はサイドビューの2Dアクション、強敵との戦いでは3Dアクションに切り替わる形式となっています。

攻略の舞台となる迷宮はサイドビューで描かれるため、3Dフィールドに比べてマップを把握しやすいのが特徴です。ただし単純な構造ではなく、いわゆるメトロイドヴァニア的な作りになっており、探索の楽しさや仕掛けを解く面白さが随所に用意されています。

一方、探索の要所で待ち受けるボスクラスとの戦闘では、俯瞰視点の3Dアクションへと移行。立体的な空間を自由に動き回れるため、立ち回りの幅が広がり、よりダイナミックな戦いが楽しめます。四方から敵に囲まれる危険もありますが、それだけに腕の見せどころとも言えるでしょう。

また、道中の2Dパートでは基本的に単独で戦い、仲間は切り替えて運用する形となりますが、3Dパートでは同行している仲間がオート操作で戦闘に参加します。そのためチームとして戦っている実感が強まる点も、このパートの魅力のひとつです。

2Dと3Dでは立ち回りこそ変化するものの、操作方法自体はほとんど共通しています。スイッチ版を例に挙げると、Yボタンで攻撃、Xボタンで強撃、Bボタンでジャンプ、Aボタンで回避といった基本操作は、どちらのパートでも変わりません。

例えば2Dパートの回避は、単に距離を取るだけでなく、敵の背後へ回り込む用途にも使えます。そしてこの挙動は3Dパートでも同様に有効で、ボスクラスの巨体相手でも容易に背後を取ることが可能です。

敵をすり抜ける2Dアクションは見かけますが、ボタンひとつで回り込める3Dアクションとなるとかなり珍しい存在と言えます。

通常の攻撃や回避だけでなく、ジャストガードで敵を怯ませる「弾き」や、弾きから繋がるカウンター攻撃「一閃」といった戦闘の鍵を握るアクションも、2D・3Dを問わずどちらのモードでも繰り出せます。

また、攻撃や被ダメージで増加するゲージを最大まで溜めると、「ソウルアクセル」を発動できます。発動するだけでHPが一定量回復するほか、発動中は、弾きからの一閃がやりやすくなり、更に強撃の性能も強化されます。

敵や攻撃ごとに弾きのタイミングも変わりますが、弾きからの一閃というアクション自体は2D・3Dで共通しており、どちらのパートでも有効な攻撃手段です。

そして「ソウルアクセル」による強撃の性能向上も、パートを問わず頼りになるため、ここぞという場面で使うもよし、こまめに使って戦闘を有利に進めるもよしです。

表現の違いに応じて操作を変えるのではなく、2Dと3Dを通して一貫した操作性を実現しているのも、本作の特徴的なポイントです。そうした設計が生む独自の手触りが、『亰都ザナドゥ』だからこその妙味を生み出しています。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』公式サイト

■副菜:個性が咲き誇る「装魂霊具」

主菜となる物語・アクションを支える、副菜的な存在である「装魂霊具(ソウルデヴァイス)」も忘れてはいけません。

ダンジョンを攻略するには、「装魂霊具」と呼ばれる武器が欠かせません。装魂霊具は“魂の在り方”が反映されて顕現するため、その形状は人それぞれ異なります。またゲーム的な観点では、攻撃モーションなどに大きな違いが生じます。

本作では、スキルボードを通じて育成を進めますが、その効果は仲間全体に及びます。また、店で食事を摂ると初回ボーナスとしてステータスが上昇しますが、この恩恵も仲間全員が対象です。

すべての強化要素が全員に適用されるわけではないものの、共有される効果も多く存在するため、バトルにおけるキャラクターごとの個性が最も色濃く表れる要素は、この装魂霊具が代表的と言えるでしょう。

例えば伶の装魂霊具は、打刀と脇差による二刀流です。流れるような連続攻撃を繰り出し、スピーディに立ち回れるのが特徴となっています。一方、楓華は薙刀型の装魂霊具を使用し、コンボの段階にもよりますが、リーチの長さに優れています。

さらに、手に持つ装魂霊具とは別に、霊力の弾を放つ射撃攻撃も用意されています。この射撃もキャラクターごとに異なる面があり、その場に留まる爆弾タイプや厚みのあるレーザータイプなど、見た目だけでなく使い勝手にも違いが見られます。

装魂霊具とそれに紐づく攻撃モーション、そして多彩な射撃性能が仲間たちの個性を形作っており、その個性を活かすことで立ち回りにも変化が生まれ、戦いはさながら百花繚乱の様相を呈します。

■副菜:風光明媚な「亰都」を歩く日常

迷宮を直下に抱える比良坂学園と、その学園が位置する亰都が、本作の主な舞台です。ダンジョン攻略だけでなく、授業に取り組み、放課後を交流や切磋琢磨に費やす時間も学生として欠かせない日常で、ゲームを彩る副菜となっています。

キャラクターとの交流は主に日常パートで行われ、学園内や亰都市内の各地で出会い、交流を重ねることで関係を深めていきます。一定の関係を築いたキャラクターからは、後に触れる授業で使用する「サポートカード」を入手できる場合もあり、交流は育成においても重要な意味を持ちます。

学園では教室での授業に加え、各施設で専門的な授業を受けることも可能です。それぞれに特化した能力を高められるため、育成の方向性は多彩で自由度も高くなっています。

日常の過ごし方次第でダンジョン攻略のアプローチも変化するため、意識的に調整するもよし、結果に合わせてプレイスタイルを寄せていくのもまたよしです。

そして放課後には、亰都市内の散策が可能となります。キャラクターとの交流も市内で行うことが多いため、縁を大切にするならこまめに足を運びましょう。

また攻略面とは別に、作中で表現される「京都らしさ」も注目しておきたいポイントです。名称こそ一部異なりますが、「本斗町」や「祇苑」といった実在の京都を思わせる場所が点在しており、その雰囲気がフィールド上でも丁寧に再現されています。

ちなみに「祇苑」にある老舗料亭では、亰懐石を味わうことも可能です。ゲーム内の出来事ではありますが、本記事の執筆にぴったりの食事と出会えたことに、縁のようなものを感じてしまいます。

さらに亰都の景観は、日中から夕方へと移ろう時間の中で、その表情を変えていきます。鮮やかでありながら儚く移ろう風景は、学生たちの青春にも通じており、玉響にも似たひとときが味わい深いばかりです。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』公式サイト

■椀物:学びと交流が織りなす成長譚

最後に懐石料理の椀物として、ゲームを進めるのに重要な育成要素「授業」についてご紹介します。

『亰都ザナドゥ』におけるキャラクターの強化方法は多岐にわたりますが、その中心にあるのは授業を通じた育成です。授業の成果によって伸びる「智」「勇」「仁」は、装魂霊具の強化やスキル習得に直結します。

そして、授業の成果をどれだけ引き出せるかは、「行動カード」と「サポートカード」の運用に大きく左右されます。「行動カード」には集中力とCP(コストポイント)が設定されており、集中力が高いほど授業の効果は高まりますが、その分CPの消費も増加する傾向にあります。

一度の授業で使用できるCPには上限があるため、高い効果のカードだけを使い続けることはできません。どの授業に重点を置くか、取捨選択も重要なポイントです。また、効果の増幅やCP消費の軽減といった特別な恩恵を得られる「サポートカード」も、育成に大きく寄与します。

適切な使い分けが育成を大きく左右する「行動カード」と「サポートカード」は、キャラクターとの交流によって入手できる場合も多く、放課後の過ごし方に悩まされることも少なくありません。この選択の積み重ねが、プレイヤーごとの体験に変化をもたらしていきます。

なお、『亰都ザナドゥ』の限定版には、全15枚の行動カードを再現した「比良坂学園 行動カード コンプリートセット」が同梱されます。

比良坂学園 行動カード コンプリートセット

さらに、初回購入特典として「DLC サポートカード LinoN」が付属します。LinoNは、本作において伶が推しているアイドルで、ソウルアクセル発動中は彼女の楽曲がBGMとして流れます。

そんなLinoNのサポートカードは、使用すると授業の効果を上昇させることができるカードとなっています。

初回特典/プレオーダー特典「DLC サポートカードLinoN」

遊び心のある特典に、心をくすぐられる人もいることでしょう。

特に「DLC サポートカード LinoN」については単体での販売予定は無いとのことなので、ぜひ発売直後から遊んでカードを入手してみてはいかがでしょうか。


今回は5つの要素に絞って、本作の特徴に迫ってみました。それぞれがしっかりと味付けされていながら、他の要素と噛み合うことで、『亰都ザナドゥ』というひとつの味わいを生み出していることが分かります。

そして、こうした多彩な魅力がまとまり、ひとつに調和しているのは、ゲームの内容に限ったものではありません。

先ほど触れた限定版には、「比良坂学園 行動カード コンプリートセット」に加え、主題歌を収録した「オリジナルサウンドトラックmini」、学園の校章が刻印された木製コースター、さらにレイとフウカが雅な装いをまとうDLCコードなどが、パッケージソフトとともに同梱されています。こうした特典の数々もまた、『亰都ザナドゥ』というひとつの“和”を形作る要素となっています。

亰都ザナドゥ -桜花幻舞- Limited Edition

限定版の価格は10,560円(税込)、通常版はパッケージ・ダウンロードともに7,920円(税込)です。どちらを選ぶか、あらかじめ検討しておきましょう。なお、ニンテンドースイッチ2版は通常版のみで、価格は8,070円(税込)となっています。

新たな舞台で花開く『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』は、ニンテンドースイッチ/スイッチ2/PS5/Steam向けに、2026年7月16日発売予定。絢爛華麗な出会いまで、あと少しの辛抱です。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』公式サイト

(C) 2026 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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