人生にゲームをプラスするメディア

「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート

ZETAのノウハウ × バンタンの実践教育。2027年4月、東京・大阪・名古屋の3拠点で始動。

ゲーム eスポーツ
「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート
  • 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート

プロeスポーツチーム・ZETA DIVISIONを運営するGANYMEDE株式会社は3月19日、専門教育の老舗である株式会社バンタンと共に専門スクール「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」を2027年4月に開校すると発表しました。

東京、大阪、名古屋の3拠点に展開される本アカデミー。同日に行われた発表会では、華やかな表舞台の裏側で深刻化する「人材不足」への危機感と、それを打破しようとするトップチームの覚悟が語られました。

◆「裏方が足りない」――急成長する市場の裏に潜む課題

発表会の冒頭、GANYMEDE株式会社 代表取締役の西原大輔氏は、今回の挑戦を「非常に大きな試みであり、価値あるチャレンジ」と力強く宣言しました。


2021年のチーム改称から5年。VALORANT世界3位という偉業を成し遂げ、アパレルやコンテンツ制作など多角的な展開でゲーミングカルチャーを牽引してきたZETA DIVISION。西原氏はこれまでの歩みを振り返りながら、「ZETA DIVISIONの運営を通じて積み上げてきた最前線のノウハウを、未来を担う皆さんに伝えていく仕組みを作りたい」と、開校への強い想いを語ります。

続いて登壇したバンタンの木村良輔社長は、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」というビジョンを掲げました。


「現役の方が“こういう人材が欲しい”ということを直接教えるからこそ、即戦力として活躍できる。トップ企業であるZETAさんと寄り添った教育を行うことは、業界全体の未来に直結する」と、実践教育への自信を覗かせます。

一方、GANYMEDE執行役員の千葉哲郎氏からは、業界の切実な課題が浮き彫りにされました。日本のeスポーツ市場は2025年に200億円規模に達する急成長を遂げていますが、千葉氏は「ビジネス系人材、いわゆる裏方のプロが圧倒的に足りていない」とのこと。大会運営やマネジメント、スポンサー営業など、社会とeスポーツをつなぐ「プロの裏方」の育成こそが、本スクールのもう一つの大きな柱となっています。


◆豪華講師陣と「本物」に触れるカリキュラム

本スクールの最大の注目ポイントは、その圧倒的な「現場感」にあります。

まず特筆すべきは、シーンの最前線を知るメンバーたちの参画です。特別顧問には、選手として歴史的な記録を打ち立て、現在はクリエイターとして活躍するcrowさんが就任。発表会の壇上で「教壇に立つこともある」と言及された通り、レジェンドから手ほどきを受けられる機会もあるとのこと。

さらに、特別講師として協力を表明している顔ぶれも極めて豪華です。Lazさん、taiyoさん、鈴木ノリアキさんといった絶大な人気を誇るクリエイター陣に加え、競技シーンからはXQQ氏、Minipiyo選手、ももち選手、yukaF選手といった国内トップクラスのプレイヤー・コーチたちが名を連ねています。彼らから「直接指導」を受けられる環境は、プロを目指す学生にとってこの上ない刺激となるでしょう。

カリキュラムも、ZETA DIVISIONが培ってきた勝利の方程式や、イベントプロデュースの秘匿性の高いノウハウを体系化した、極めて実践的な内容となっています。

1年次にeスポーツの基礎を広く学び、2年次から「プレイヤー・クリエイター専攻」か「チーム運営・イベント制作クラス」へと分岐する仕組みは、学生が自らの適性を見極め、確実なキャリアを築くための配慮です。授業内容も、ストリーマーと共に配信企画を練り上げるプロジェクトや、Z世代向けのスポンサー提案、さらには公式グッズの企画ワークショップなど、実際のビジネス現場と地続きの体験が用意されています。

学びの場は校舎だけではありません。現役プレイヤーが活動するオフィスを活用した教育や、東京ゲームショウなどの大型イベントへの運営スタッフ参加といった、豊富な現場経験の機会が提供されます。

さらに、プロへの夢を追う学生には「選抜トライアウト」という最高の舞台を用意。合格者には「ZETA DIVISION VALORANT ACADEMY」などへの所属、さらには本格的なプロデビューへの道も拓かれています。実力主義の厳しい世界でありながら、その頂点への最短ルートが用意されていることは、次世代のプレイヤーたちにとって大きな希望ともなりえそうです。

◆西原代表×crowが語る「JUPITER」からの歩み

続いて行われたのが、特別授業でもある西原代表とクリエイター・crowさんによるトークセッション。前身の「JUPITER」時代から苦楽を共にしてきた二人が、公の場で対談するのはこれが初めて。「裏で見てたんですけど、西原さんめっちゃ固くてウケました」というcrow氏の冗談に、会場からは温かい笑いが漏れ、二人の長い信頼関係が伝わってきました。


話題は、crowさんが選手として世界3位を掴み取った2022年の歴史的快挙から、現在の視点へと移ります。crowさんは「当時は勝つことだけにフォーカスして、裏方でどれだけの人が携わっているか想像もできなかった。今、イベントの仕事をさせていただく中で、その存在をじわじわと実感しています」としみじみと語りました。

それを受けて西原代表は、出会い当時のエピソードを披露。「crowは最初、とにかく勝てば、いいんだみたいな感じで尖っていて、“西原うるせえ”と思われていた(笑)」と冗談めかして振ると、すかさずcrowさんが「いや言ってない!(笑)」と笑顔でツッコミを入れ、会場を和ませます。

さらに「JUPITERに入る時は、西原さんが甘い言葉ばかり言うので正直“胡散臭いな”と思っていました。でも入った瞬間に、それが嘘じゃなくて情熱なんだと気づいたんです」と返し、運営と選手という立場を超えた絆を覗かせました。

学生からの「最前線で活躍するために重要なことは?」という質問に対し、crowさんは「強いだけじゃダメ。いかにファンに応援してもらえるか。ファンがいなければ、いいパフォーマンスもモチベーションも維持できない」と説き、西原代表も「結局は人間性や相性。チームが選手を選ぶ時も、最後は“この人を支えたい”と思えるかどうかです。技術だけじゃない、人と向き合う力をこのスクールではインストールしていきたい」と、アカデミーの核となる教育方針を強調しました。


セッションの締めくくりに、西原代表はこのスクールを開校する最大の動機について「僕はこのコミュニティが素晴らしい場所だと知っています。だからこそ、このスクールが、その素晴らしさを知っている皆さんが業界に飛び込むきっかけになればと思っています」としました。

◆日本のeスポーツは、まさにここからが本当の始まり

最後に、メディア向けの質疑応答で発表会は締めくくり。「バンタンゲームアカデミーはすでにeスポーツ学部が存在していますが、それとの違い」についてバンタンの木村良輔社長は、「ZETA DIVISIONというチームの名前が全面に出ることが、既存の学部との最大の違い」と回答。

また、今回のスクールで特に注力する「ビジネス人材」の具体像についての質問には、執行役員の千葉氏が「今の業界には、プレイヤーの気持ちが分かりつつ、企業と取引するためのマナーや社会性を備えた人材が必要。その“掛け算”ができる人材こそが最も価値がある」と補足。単なる事務職ではなく、現場の熱量とビジネスの論理を繋ぐ架け橋となる人材の育成に強い意欲を見せました。加えて、同校ならではのメリットとして「インターンシップも積極的に実施し、関連企業への就職ルートとして価値のある場所にしたい」とも語っています。

さらに、今後の日本のeスポーツ市場について西原代表は「今、海外のティア1チームやプロダクションが日本を非常に注視している。日本のコミュニティはすごい、と世界が気づき始めているんです。日本のeスポーツは、まさにここからが本当の始まりだと思っています」と、明るい展望を語りました。



「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」は、2027年4月、東京・大阪・名古屋の3拠点で同時に開校予定

ZETA DIVISIONが掲げる「ゲーミングライフスタイルをもっと豊かに」というミッション。その情熱が「教育」という形になり、次世代を担う若者たちへと継承されていく――。このアカデミーから、未来の競技シーンを塗り替えるスターや、文化を産業へと進化させる仕掛け人が誕生する日は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。


今日も、感謝します。
¥1,540
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《失野》

失野

新人ライター。学生時代にPCオンラインゲームに出会ってからというもの、人生の大半をPCゲームに費やしている。好きなジャンルは、FPS・TPS、アクション、RPG、アドベンチャーetc...

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム アクセスランキング

  1. 『ポケポケ』新パック「シャイニングメガ」3月26日追加!メガゲンガーやメガリザードンXなど、新たなメガシンカが“色ちがい”でも初登場

    『ポケポケ』新パック「シャイニングメガ」3月26日追加!メガゲンガーやメガリザードンXなど、新たなメガシンカが“色ちがい”でも初登場

  2. ゲオは新品も安い!『ToHeart』2,748円に『ワンス・アポン・ア・塊魂』3,298円など、2025年発売の話題作がお手頃価格に

    ゲオは新品も安い!『ToHeart』2,748円に『ワンス・アポン・ア・塊魂』3,298円など、2025年発売の話題作がお手頃価格に

  3. 『ポケポケ』最新情報が3月19日22時に公開!予告画像には「メガゲンガー」らしきシルエット

    『ポケポケ』最新情報が3月19日22時に公開!予告画像には「メガゲンガー」らしきシルエット

  4. 『ウマ娘』新たに「ヴィクトワールピサ」が育成ウマ娘化!震災直後の「ドバイWC」を日本馬で初制覇、ファンに希望を届けた名馬

  5. 『ドラクエ』4人マルチプレイも対応のローグライトRPG!新作アプリ『ドラゴンクエストスマッシュグロウ』ゲーム紹介PV公開

  6. 『ライズ オブ ローニン』2,728円に『ペルソナ3 リロード』3,058円、『メタルギアソリッドΔ』は3,278円! ゲオ店舗&ストアのゲームセールは3月20日から

  7. ポケモンたちが『ポケカ』のカードイラストを基に立体化!カードと一緒に飾れる台座付きフィギュア発売

  8. 「業界に飛び込むきっかけに」ZETA DIVISIONがバンタンと描くeスポーツ人材育成の全貌。「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」発表会レポート

  9. クライヴ、リュックなど新たに6人が東京に召喚!“FF×現代”テーマの新作『ディシディア デュエルム FF』3月24日配信決定

  10. 子どもたち絶望…スイッチの「みまもり設定」機能、パスワードを“強行突破”した際にも保護者へ通知がいくようになり話題に

アクセスランキングをもっと見る