伝奇ビジュアルノベル『月姫』のヒロイン、アルクェイドのモデルとして知られるようになったAmanda Dyer氏は、2026年2月6日に自身のXにてキャラクターを意識した写真を投稿しました。
クローゼットの私服でアルクェイドを再現。23年越しの真実に「圧倒された」
もともと、武内崇氏が1995年ごろにアルクェイドのキャラクターデザインを行う際に、とある雑誌の表紙に写っていた人物をモデルとしたことが知られていました。武内氏ら自身も詳細がわからない、雑誌の表紙の一部だけが公開されていたその人物でしたが、2024年9月に海外ファンの調査によって、該当の雑誌の詳細と、表紙の人物についてモデルのAmanda Dyer氏がそうであると判明しています。
そして、2026年2月6日、Dyer氏は自身のXにて、自身のクローゼットにある服を組み合わせアルクェイドを彷彿とさせる衣装にし纏った写真を投稿。
「Sometimes art imitates life. Sometimes life leans into it.(芸術が人生を模倣することもあれば、人生が芸術に寄り添うこともある)」との言葉が添えられています。
アルクェイドの服装についてはそのシンプルさや普通さが当時からたびたび話題となりますが、さすがにモデルともなればそのクローゼットには似たような衣裳もあったようです。

Dyer氏はファンコミュニティからの投稿に好意的に反応しており、ファンからの「柵に座ればさらに似るのでは」といったアドバイスに対しても、「今後プロフェッショナルな撮影を行う際の参考にします」と前向きな回答を寄せるなど、キャラクターを通じたファンとの交流を積極的に行っています。
1996年の日本での撮影が、モデル本人の新たな創作のきっかけにも
2025年7月18日に公開された海外メディア「Anime Trending」のインタビューにおいて、Dyer氏は23年越しにモデル特定に至った際の心境を詳しく語っていました。
同氏は当初Facebookのメッセージで事実を知らされ、「自分の知らないところで、物語の一部が並行世界のように生き続けていたことに圧倒された」と、長きにわたり自身がキャラクターのモデルとなっていたことへの驚きを振り返っています。
インタビュー内で語られた内容によると、武内崇氏がアルクェイドをデザインする際の源泉となったのは、1996年に日本で発売されたファッション誌「SPUR」3月号のポートレートのようです。当時16歳で来日していたDyer氏は、ファッションブランド「アニエスベー(agnès b.)」を纏い、ミニマルで洗練されたスタイルで同誌の表紙を飾っていました。
また同氏は、多くのファンからの要望を受け、アルクェイドにインスパイアされたファッションやメイクアップラインの展開にも興味を示しています。これは単なる「コスチューム(仮装)」ではなく、キャラクターが持つ「強さ、気品、エッジ(鋭さ)」といった本質を解釈し、日常的に着用できる洗練されたアパレルとして表現する構想であるとのこと。
10代の頃に日本で撮影された一枚のポートレートが、数十年の時を経て、モデル本人の手による新たなクリエイティブのきっかけともなっているようです。








