『MARVEL Tōkon:Fighting Souls』のクローズドβテストを遊びました。本作はマーベルのスーパーヒーローたちを操作して戦う4vs4の2D対戦格闘ゲームです。
開発はアークシステムワークス。同スタジオらしいド派手で攻め攻めなアクションが楽しめるうえに、マーベルヒーローたちの雄姿も見られる夢のコラボレーションゲームになっていました。

ワンボタンでお手軽コンボ!難しい入力ゼロの優しい格ゲー
まずはチュートリアルから触っていきます。基本的な上下段ガードに、通常攻撃がライト・ミディアム・ヘヴィの3ボタンに分けられており(PS5コントローラー基準で)□・△・○にアサインされています。
投げは△+○の同時押しで、これに加えてハイジャンプ・空中ダッシュ・空中ガードと、アークシステムワークスの対戦格闘ゲームに共通して見られるシステムはそのまま用意されている形です。

コンボとスキルは非常に簡単!まず□ボタン連打か、□△○とテンポ良く押すことで「リンクアタック」という連続攻撃が可能です。□連打の場合は相手を吹き飛ばす一撃を繰り出し、△ボタン連打の場合は最後にスーパースキルが発動、○ボタン連打の場合はアルティメットスキルで〆ます。
とにかくゲージを使って大ダメージコンボをしたければ、重たい攻撃を連打すればいいというのはメチャわかりやすいですね!□ボタンでコンボを始めても、最後の入力が何ボタンかによってルートが変わるのもありがたいです。

R1とR2ボタンにそれぞれ「ユニーク攻撃」と「スキル」というキャラクター固有の能力がアサインされています。こちらは十字キーとの組み合わせで、コマンドはやはり簡単です。『スマブラ』みたいな入力だと思ってくれればOKです。
キャプテンアメリカがもっともスタンダードで、飛び道具の「シールドストライク」、対空技の「ソアリングジャスティス」、突進技の「フリーダムチャージ」、急降下の「空中フリーダムチャージ」、特殊ガードの「シールドガード」とだいたいのものは揃っています。
他のキャラクターに関しても、たとえばスパイディはウェブシューターを放ったり、Ms.マーベルは体の一部を伸ばして殴ったりと、象徴的な技構成になっていました。

R1+R2でスーパースキル、→+R1+R2でアルティメットスキルを放ちます。キャプテンアメリカに関しては、アルティメットスキルの「センチネルオブリバティ」に発生無敵がありましたので、切り返しに使うのも有効です(あくまで現バージョンの情報です)。

アベンジャーズじゃなくてもアッセンブル!シンプルで奥深い交代アクション
さあ、いよいよ本作の目玉である交代およびアシスト攻撃系のアクション「アッセンブル」です。こちらはすべて×ボタンに集約されています。わかりやすい~!
これらのアッセンブル関連の行動では、バイタルゲージの下にあるアッセンブルゲージを消費します。

アシスト攻撃は以下の通り。
×ボタン or →+×で「アッセンブルアシスト シューター」。仲間が飛び道具で攻撃してくれます。
↓+×で「アッセンブルアシスト バーティカル」。仲間が上昇しながら攻撃する、対空もしくはコンボ継続に使えるアシストです。
←+×で「アッセンブルアシスト アサルト」。仲間が個々人の能力に応じた特殊攻撃をしてくれます。

これに加えて、空中で仲間がアシスト攻撃してくれる「アッセンブルアシスト エリアル」や、通常攻撃をヒットさせた直後にアシスト攻撃が繰り出せる「アッセンブルラッシュ」、スーパースキル中に追撃してくれる「スーパーアッセンブル」などがありますが、基本的には×ボタンを押せば仲間が助けてくれるという理解で大丈夫です!

ここで面白いのが「アッセンブルスマッシュ」という技。こちらは□+×で繰り出せる、出始めから途中までアーマー付きの中段技です。性能だけ聞くとぶっ壊れな気がしますが、なんとヒット時はゲージがある限り自動で味方が追撃してくれます(まあ、共通システムだし、これくらい強くてもアリ…!?)

こちらは←を入れながら行うことで「アッセンブルカウンター」となり、一歩下がってから反撃する技にもなります。
そしてそして、面白いのが「クロスオーバー」というシステム。これはガード中に□+×を押すことで、敵の攻撃に無理矢理割り込んで反撃できます。『ストリートファイター6』のドライブリバーサルに近い感じのシステムですが、いわゆる回復可能な白ダメージを与えるのではなくて、しっかりと実ダメージが入ります。

ではガードしっぱなしが得では……?となってしまいますが、流石にそんなことはありません。相手のクロスオーバー中に同じように□+×を押すことで「クロスオーバーリフレクト」が発動。相手の反撃を防いでくれます。完璧なタイミングで使うと「パーフェクトリフレクト」になり、相手を吹き飛ばします。

そんな感じで、攻守が簡単に入れ替わります。それぞれのシステムに専用のゲージがあるのではなく、多くの強行動がアシストゲージに紐付いており、このゲージをいかに使うかが重要となっています!

コマンドやコンボは極力簡単にして、すぐにアシストを使った奥深い読み合いに辿り着けるところは、まさしく令和の格ゲーといった感じです。一方で、通常攻撃とアシストを巧みに組み合わせ、怒涛の連携でガードを崩すことも可能なようで、歴戦の格ゲーマーをうならせる要素も用意されています。

マーベルキャラクターの掛け合いをチェック
ヒーローたるもの、バトル前に軽口くらい叩けなければ……!というわけで、アーク製掛け合いをスクショとともにいくつかご紹介します。
まずはスターロードvsスパイダーマン。お調子者ふたりを並べるとこんな感じです。もはやラップバトルですね。英語で何と言ってるのか気になるところです。


続いてスパイダーマンvsキャプテンアメリカ。ビューグルというのはスパイダーマン関連作品によく登場する新聞社「デイリービューグル」のことです。目立ちたがり屋の若者にジョークを言われているだけなのに、キャップは常に本気です。


最後はゴーストライダーvsドクタードゥーム。ロビー・レイエスの挑発に対して、煽り耐性ゼロの専制君主が丁寧に訂正しています。


以上、『MARVEL Tōkon:Fighting Souls』クローズドβテストのプレイレポをお届けしました。
すぐに対戦ができそうなほどカジュアルな操作に、極め甲斐のあるシステムが噛み合ったゲーム性はかなり好感触です。ビジュアルもとてもキュートで、マーベルファンではなくともチェックしたくなるほどキャッチーでした。
『MARVEL Tōkon:Fighting Souls』は2026年にPS5/PCで発売予定です。

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