本記事では『Pokémon LEGENDS Z-A』のストーリー外のやり込み要素について言及しています。ネタバレを最低限に抑えたい方は、閲覧にご注意ください。
2025年10月16日のリリースを迎えたばかりの『ポケットモンスター』シリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズZ-A)』。メタスコア約80点を記録したほか、イギリスでは物理媒体での販売チャートで1位になったとの報告もあり、好調のスタートを切っています。
発売1週間も経たぬ間に既にやり込み要素に着手するユーザーも存在しますが、その中でも変わった手法で攻略に挑んでいる人物が海外にいるようです。
3Dプリンターまさかの使い方―やり込み要素のため斜め上の方法を導入したユーザー

『ポケモンレジェンズZ-A』とは、『ポケットモンスター(ポケモン)』最新作であり、外伝シリーズとしては『Pokémon LEGENDS アルセウス』に続く作品です。過去作『ポケットモンスター X・Y』と舞台を共有し、本作からのバトルシステムやストーリーを楽しめる一方、様々なやり込み要素が存在します。
その中の一つである「モミジリサーチ」は、課された条件をクリアして“研究レベル”を上げると各種アイテムを受け取れるほか、その最後の報酬として“ひかる(色違い)ポケモンの出現確率が上がる”「ひかるおまもり」が用意されています。
元々出現率の低い色違いポケモンを手に入れやすくなる本アイテムはマニア垂涎の品ですが、過去シリーズでは“ポケモン図鑑を完成させれば手に入れられた”一方、本作での図鑑の完成はあくまで研究レベルを上げる条件の一つです。最後の報酬を受け取れるレベルに達するには、“トレーナーとポケモンバトルして1,000回勝利すること”も手に入れるための条件となります。

本条件を達成するため、ユーザー間では“戦闘を行える施設の中でもトレーナーが弱い「レストラン・ド・フツー」で回数を稼ぐ”手法が流行しているものの、『ポケモン』を専門とする海外クリエイターのProfessor Rex氏は変わったアレンジを実行。“連射コントローラーでAボタンを連打する”傍ら、“そのZLボタンを3Dプリンター「Original Prusa MK4」(後継版は日本円で10万以上)で定期的に押す”という、機械本来の用途とは全く違う、見た目的にも大掛かりな装置でバトルを自動で周回する方法を編み出しました。

Aボタンの連打が会話と技の選択を担っている一方、ZLを定期的に押すことで相手ポケモンのロックオンのオン/オフを行うことができる構図となっていますが、この手法を使わなくとも強いポケモンに「ゴツゴツメット」を持たせても“(効率は)とても遅くはなるがバトルに最終的に勝てるため”、周回できるそうです(ただしAボタンを連射できるコントローラーはこの方法でも必要)。