
10月2日に発売されたビッグタイトル『Ghost of Yōtei』をはじめ、剣戟アクションを高いクオリティで描いた作品は多くのゲーマーを熱中させるものが多いように感じます。直近では、日本ゲーム大賞2025で話題となった『真・三國無双 ORIGINS』が良い例かもしれません。
そこで、この記事では、剣戟アクションタイトル5選と題して今すぐ遊べるゲームから今後発売される予定の大型作品まで紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
◆『Ghost of Yōtei』(PS5)
『Ghost of Yōtei』は、『Ghost of Tsushima』に次ぐ日本を舞台としたオープンワールドアクションアドベンチャーゲームです。
時代は慶長8年(1603年)。当時はまだ日本の支配下に置かれておらず、大草原や雪山に思いがけない危険が潜む土地であった北海道の“羊蹄山”周辺を舞台に、家族を殺された女武芸者「篤(あつ)」の復讐の旅が描かれます。


家族の復讐のため篤が狙うのは、「蛇」「狐」「鬼」「蜘蛛と龍」「斎藤」の“羊蹄六人衆”と呼ばれる独自の戦闘術を磨き上げた手練れたちです。強敵との戦いでは、状況に応じて多彩な武器を使い分けたり、自分の得意な戦闘スタイルを磨き上げることが重要になります。近接武器の「刀」「二刀」「大太刀」「槍」「鉄鎌」、遠距離武器の「弓矢」「種子島」を使い分け戦いに挑みましょう。


このほか、近距離飛道具の「くない」「煙玉」や仲間の狼を呼び出しての共闘など、武器固有の技だけでない多彩な戦い方も楽しめる本作。蝦夷各地の美しいロケーションを馬で駆け抜け、新たな“Ghost”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
◆『真・三國無双 ORIGINS』(PS5/Xbox Series X|S/Steam)
『真・三國無双 ORIGINS』は、三国志を舞台に群がる兵士や名だたる武将をなぎ倒していく無双アクション「真・三國無双」シリーズの最新作です。直近では「日本ゲーム大賞2025」にて“優秀賞”に輝くなど評価の高い作品となっています。
本作の大きな特徴は“オリジナル主人公”が登場することです。物語は動乱の時代の幕開けとなる「黄巾の乱」、その前年――。過去の記憶を失った武芸者である主人公は、飢饉に苦しむ里を訪れ、人々に救いの手を差し伸べる“長髪の男”張角、官吏の不正を糾弾する“髯の偉丈夫”関羽と出会い、共に悪徳官吏の軍に立ち向かうこととなります。

ゲームが始まったら壮大な三国志の世界を表現した大陸地図を見ながらどの戦場に参陣するか選択していきましょう。戦場に向かう途中では、英傑たちと交流したり、自由に歩き回ることも可能です。

戦場は、シリーズ史上最多の兵士が入り乱れ、個々に意思を持って戦う圧倒的な臨場感が再現されています。戦場のいたる所で複数の部隊がぶつかり激しい乱戦を繰り広げているので、油断していると一般兵に足元を掬われることも。達人が一般兵の不意打ちに倒れるというのはまさに戦争ならではの理不尽さですね。

本作には剣、槍、手甲、飛圏、朴刀、棍、双戟、矛、偃月刀という9種の武器が用意されており、強力な一撃を繰り出せる「武芸」も武器ごとに異なります。また“ジャストガード”に近い機能である「弾き返し」や個人で繰り出す最大級の攻撃「無双乱舞」、戦局を一変させる可能性を持つ「大戦法」など、多彩なゲームシステムが楽しめますよ。

既存の英傑ではない“無名の英傑”として三国志の世界で名を上げていく新たな「真・三國無双」。2026年1月22日(木)には大型DLCの発売が決定しており、今からでも楽しめること間違いなしの作品ですよ。
◆2025年10月21日(火)発売『NINJA GAIDEN4』(PS5/Xbox Series X|S/Steam/PC)
『NINJA GAIDEN4』は、Team NINJAの人気アクション『NINJA GAIDEN』シリーズの最新作です。終わりなき瘴気の雨が降り注ぐ東京を舞台に、超忍「リュウ・ハヤブサ」と肩を並べる天才忍者「ヤクモ」が機甲兵隊や異界の魔元と戦う姿が描かれます。
物語の舞台となるのは、膨大な黒龍の力により常に呪いの雨が降り続いている東京。歴代の作品の主人公で超忍「リュウ・ハヤブサ」が属する隼一門の影の存在として、”汚れ仕事”を担う鴉一門に属する若き天才忍者「ヤクモ」は黒龍の巫女を殺すため、東京に潜入しての暗殺任務に挑むことになります。


本作ではチャプターに分かれたステージで壁走りやワイヤーを伝って移動したり、ドローンを飛び移っての移動などを駆使して、最深部に待ち受けるボスのもとを目指しましょう。敵の討伐やアイテム収集などの「忍務」をこなせば、消費アイテムの購入や新たな体術をアンロックするために必要なお金を稼ぐことができるので、積極的に寄り道もしていきたいですね。

ヤクモは複数の武器を瞬時に切り替えて戦うスタイルを得意とします。たとえば「鬼刃建御名方」という武器であれば二刀の刀による連続攻撃や、型を切り替えることで太刀による溜め攻撃で広範囲の敵にダメージを与えることが可能です。武器と型の組み合わせによって多彩に変化する攻撃スタイルがハイスピードアクションで楽しめるのですから興奮間違いなしですね。


難易度がアシスト機能のある「HEROモード」から最難関の「MASTER NINJA」まで4段階に分かれていることで、アクションが得意でない方はもちろん、玄人まで楽しめる本作。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
◆2026年2月6日(金)発売『仁王3』(PS5/Steam)
『仁王3』は戦国時代を舞台としたダーク戦国アクションRPG『仁王』シリーズの最新作です。次代将軍への就任を控えた若武者の主人公「徳川竹千代」は、妖怪を用いて泰平の世を乱す弟「国松」を止めるため守護霊「草薙」の不思議な力により時を越えることになります。
本作の最大の特徴はシリーズ初の“オープンフィールド”を採用していることです。これによりマップを探索していると戦国時代らしい風景の中に突然巨大な妖怪が現れることが度々起こります。しかし、自分が進みたいルート上にその敵がいないのであれば当然無視することもできるわけで、これまでの『仁王』シリーズとは違った遊び方ができるようになりました。

また、各地の妖怪を倒したり、人々の幻影から頼まれるサブミッションをこなしたりすると「探索度」が上昇し様々な報酬が得られます。これらはすべてキャラクターのパワーアップに当てられるので、広くなったマップの探索し甲斐がありますね。

戦闘面では過去作同様に高難易度アクションゲームとして高い完成度となっています。武技の威力をアップする「技研ぎ」から高火力の技を繰り出す「サムライ」や回避や空中アクションを得意とする「ニンジャ」スタイルを駆使して強敵に挑みましょう。


ソウルライク×ハクスラとしての体験はそのままに、オープンフィールドによって遊び方の自由度が上がった新たな『仁王』に期待しましょう。
¥9,680
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◆2026年発売予定『鬼武者 Way of the Sword』(PS5/Xbox Series X|S/Steam)
『鬼武者 Way of the Sword』は、剣戟アクションRPG『鬼武者』シリーズの20年ぶりとなる最新作です。瘴気によって不可思議な姿へと変化した江戸時代初期の京都を舞台に、剣の道を極め天下無双を目指す鬼武者「宮本 武蔵」が、この世のものならざる怪奇な異形「幻魔」と壮絶な戦いを繰り広げるダークファンタジーが描かれます。

戦闘では、機動力に長けた「片手攻撃」と大振りながら高火力な「両手攻撃」などの基本アクションを組み合わせ、相手の魂と肉体の結びつきを表す「力動」を削り切りましょう。強敵であっても「力動崩れ」の状態に追い込めれば体勢を崩せるので、大技「崩し一閃」で狙う部位を選択しての大ダメージが狙えます。



武蔵が装着している「鬼の篭手」は、倒した敵から放出される魂を吸収でき、魂の種類に応じた効果を得ることが可能です。たとえば、青魂を吸収していけば鬼が作り出した特殊な武具「鬼ノ武具」を使った必殺技が繰り出せるようになります。必殺技の中には敵の力動を大きく削ることができるものもあるので、必殺技からの崩し一閃という流れも期待できそうですね。

このほか、回避やガード、受け流しなど昨今のアクション要素は一通り備わっており、また剛弓を使っての遠距離攻撃や環境物、たとえば畳を盾にして敵の攻撃を防ぐなどユニークなアクションも備わっています。剣戟アクションとしての遊びの幅に関しては十分に期待できそうですね。
ハードコアアクションによる“死にゲー”ではなく、幅広いユーザーが楽しめるような爽快感のあるアクションを目指して制作されている本作。気になった方は続報を追ってみたり、2025年5月23日に発売された『鬼武者2 リマスター版』で『鬼武者』シリーズの予習をされてみてはいかがでしょうか。
以上、注目の剣戟アクションタイトル5選でした。気になった作品がありましたらこの機会に手に取ってみたり、続報を追ってみてはいかがでしょうか。
¥53,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)