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ゆうしゃは歩き疲れた姫を抱き上げた。「今日はお楽しみでしたね」─センス溢れる『ドラクエ』広告、今年のTGSでもJR海浜幕張駅に掲示【TGS2025】

2年連続で、TGS開催に合わせて『ドラクエ』のユニークな広告が掲示されました。

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ゆうしゃは歩き疲れた姫を抱き上げた。「今日はお楽しみでしたね」─センス溢れる『ドラクエ』広告、今年のTGSでもJR海浜幕張駅に掲示【TGS2025】
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9月25日から28日にかけて、幕張メッセにて「東京ゲームショウ2025」が行われています。

その最寄り駅のJR海浜幕張駅に、HD‐2D版『ドラゴンクエストI&II』の、ちょっと小粋な広告が掲示されており、駅利用者の目をたびたび引いていました。

『ドラゴンクエストI&II』の発売を知らせる一般的な広告もありますが、来場の心がけや注意事項などを『ドラクエ』にうまく絡め、ユーモアに満ちた掲示が微笑ましいばかりです。

例えば、「モンスターたちがあらわれた!」と書かれた広告には、シリーズでお馴染みのモンスターたちのイラストも描かれており、さながら『ドラクエ』のバトル風の一枚になっています。

しかし、その下には「道をふさがず、歩こう」と、マナーを促す一言が。道が狭いのに並んで出現するのは、モンスターといえどもマナー違反に違いありません。

その隣の広告では、「なんと!ちいさなメダルを見つけた」とのメッセージが書かれていました。これも『ドラクエ』の定番セリフのひとつで、貴重なものを発見した喜びを思い出します。

こちらの広告にも下段にメッセージがあり、「落し物は、遺失・取得物センターへ」との案内が。確かに、拾ったものはきちんと届け出なければなりません。TGSの会場で見つけたものはしっかり届けて、持ち主のもとに戻るという喜びをかみしめましょう。

また、「ゆうしゃは、疲れた姫を抱き上げた」「今日はお楽しみでしたね」といった広告上のやり取りからは、歩き疲れるほどTGSを楽しんだ姫と、そんな姫をこれ以上疲れさせまいと抱き上げる勇者の優しさが想像できます。

勇者が姫を抱き上げたり、「~お楽しみでしたね」というセリフが飛び出すシチュエーションは、オリジナル版『ドラクエI』に盛り込まれていた要素のひとつ。あの行動やシチュエーションを、小粋な形で広告に落とし込むそのセンス。脱帽するほかありません。

ちなみに、TGSに絡めた『ドラクエ』のユーモアたっぷりの広告は、2024年にも掲示され、そちらも話題となりました。これからJR海浜幕張駅に足を運ぶ予定がある人は、ユニークな『ドラクエI&II』広告をその目でご覧ください。

ただし、混雑している時は立ち止まらず、じっくり見たい場合は人気がなくなってから鑑賞しましょう。


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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