フロム・ソフトウェアの最新作『ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)』に、9月11日から高難度モード「深き夜」が登場しました。フロムの用意したチャレンジモードだけに、ファンから早速注目が集まっています。
筆者自身も実装直後から新モードに挑戦。一応、はじめの難度である深度1を突破し、深度2に進むことができました。序盤ではありますが、今回はそこまでで得た知見を共有したいと思います。無料アップデートとは思えないこの追加要素も楽しんでみてください!
◆高難度モード「深き夜」とは?

今回実装された「深き夜」は『ナイトレイン』の敵をさらに強化した高難度モードです。難易度の段階は深度1から深度5まであり、これまで以上に手強い敵が待ち受けています。また、深度が進むと3日目に待ち受けるボスがランダムになったり、拠点の場所が隠される試練などが発生します。
もちろん、プレイヤーの側にも強化があり、ひとつ目は武器の付帯効果の追加。これまでもフィールドで拾う武器にはメリットとなる効果がついていましたが、深き夜では複数のメリット効果と1つのデメリット効果が付属する武器が出現するようになりました。

そして2つ目が「深層の遺物」です。こちらは新しくキャラクターに装備できる遺物となっており、これまでとは異なる効果も登場。また、こちらもデメリットがあるが強力な効果も発揮できるようになっており、組み合わせの幅が広がっています。

◆油断するなかれ、されど怯えるなかれ

「深き夜」に挑んだ時、筆者が一番に感じたのがこちらです。「深き夜」は確かに高難易度モードであり、歯ごたえは抜群。赤ボスとなれば大聖堂にいる「神託の使者たち」でさえ、早々倒しきることはできません。この赤い強化個体がそこかしこに出てくるので、油断はできません。
しかし、この深き夜モードで強化されたのは、敵ばかりではありません。前述した武器の付帯効果や「深層の遺物」はかなり豪快な強化が可能になっています。考えるのは大変ですが、それぞれを上手く組み合わせて活用していけば、敵に見劣りしない能力アップが望めるでしょう。
そして、深き夜においてもレベルはとても重要です。1レベルの差によって、戦いやすさは大きく変化。特に低レベル帯においてそれは顕著。下手すれば思ってもみない相手に負けてしまうでしょう。しかし、逆に言えば敵をしっかり見極め「今のレベル帯で戦える相手」を選んでいけば、決して理不尽な難易度にはなりません。ファームの意識こそ重要といえるでしょう。
◆封牢と坑道には注意!

『ナイトレイン』の通常モードでは、序盤の定石として「早めに鍵を拾って封牢を開ける」「武器強化のため坑道に行く」といったものがあります。しかし、こちら深き夜には要注意です。
というのも、封牢と坑道で出てくる敵にも赤ボスが出てくるのです。普段の戦いのようにあっさり倒せるつもりで戦ったら、なかなか倒せず状況が悪化。やむなく撤退……ということになってもおかしくありません。ここでも舐めて突っ込むのではなく、落ち着いて勝てるかどうかを想定し、戦闘に臨むべきだと思います。
◆付帯効果と「深層の遺物」は組み合わせが命!

追加された武器の付帯効果と「深層の遺物」。こちらにはそれぞれデメリット効果が付く場合があります。警戒したいのは、攻撃が当たった時のカット率が上昇するもの。「深き夜」の攻撃はめちゃくちゃ強力です。下手にカット率が下がる効果を持つと、ワンパンされる可能性が跳ね上がってしまいます。
一方でそこまでデメリットが重くないと感じる武器もあります。例えば「攻撃時、稀に攻撃がかすめる」などは、個人的にはそこまで重い効果と思いませんでした。どうせボス相手には何度も攻撃しますしね。
しかし何より重要なのは、これら武器の付帯効果と「深層の遺物」を上手く組み合わせるように使うことでしょう。例えば「回避連続時、カット率低下」という武器の付帯効果はなかなか強力なデメリット効果ですが、盾受けをメインとした守護者構成ならば、さほど気にせずピックできます。
手持ちの遺物も鑑みて、一番良いと思う構成を探してみてください!

「深き夜」はただ難しいだけでなく、追加された付帯効果と「深層の遺物」によって、さらに幅広いキャラクリ要素を打ち出したと思います。そのため、単なる難しいモードというわけではなく、これまでと異なるさらに面白い要素が出てきたと言って良いでしょう。
明日からは連休も始まります。夜渡りの皆さんはぜひ『ナイトレイン』に挑戦してみてください。