
プレミアムバンダイで、新作ガンプラ「RE/100 1/100 デナン・ゲー」の予約受付が9月4日12時より開始されました。なお、本記事執筆時点で同製品は在庫切れとなっています。
「デナン・ゲー」が約3年ぶりのRE/100新作として初ガンプラ化
「デナン・ゲー」は、映画「機動戦士ガンダムF91」に登場した汎用小型モビルスーツ(MS)です。コスモ貴族主義を掲げる武装集団「クロスボーン・バンガード」が独自に開発したMSで、ビームライフルなどの標準的な装備を持った主力量産機として活躍しました。
劇中では「ジェガン」を翻弄し頭部を蹴り飛ばす印象的なシーンが披露されている同MSは、初のガンプラ化を果たしたことでX(旧Twitter)のトレンドにあがるほど注目されています。また、MGと同サイズのスケールと組み立てやすさを両立するブランド「RE/100」に約3年ぶりの新作が登場したことも驚かれている模様です。
「F91」といえば…
「機動戦士ガンダムF91」といえば、スーパーファミコンで初のガンダムシリーズのゲームとして発売された『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』を思い起こすゲーマーもいるかもしれません。
映画の前日譚にあたる物語でデナン・ゲーは登場しませんが、当時では珍しいリアルタイムで進行する戦闘を備えた非常に高難易度ゲームとして知られています。特に有名なのは「攻撃が当たらない」「味方が弱すぎていつの間にかやられている(味方が全滅するとゲームオーバーのため)」といった部分でしょう。そんな同作ですが、いまではRTA走者などによる検証が進んでおりその高難易度な理由の一端も明らかとなっています。
攻撃は…まだわかる。味方の弱さは……なにそれ…!?
ニコニコ動画を中心にそんな検証やRTAを実施している「らーぐ」氏の投稿によれば、同作で攻撃を当てるためには射程が非常に大切なようです。武器によっては適切な射角・距離ともに非常に制限されているケースも。いずれにしても確率であるため、当時の多くのユーザーはそれが「最適な状態」なのかわからないままに攻撃しなくてはならず「攻撃が当たらない」という結果に繋がっていったのかもしれません。
そしてさらなる問題は味方の弱さ。単純にパラメータ的に不利になっているのもあるのですが、検証の結果「なぜか不可解かつ多大なダメージを追加で受けている」ということが明かされています。これが本来意図されたものなのかはともかく、同作の味方の弱さには、確かな理由があったようです。
2025年の令和の世でも熱意あるゲーマーたちにより研究が進むレトロゲームたち。実は昔感じていたあんなゲームやこんなゲームの不自然な点も思い過ごしではなくて理由がしっかりあるのかもしれません。