
8月9日17時よりオープンベータテストを実施している『バトルフィールド 6』について、エレクトロニック・アーツのチート対策チームが「セキュアブート」についての見解を示すとともに、現在のチート検出状況を報告しました。
セキュアブートは単純な万能薬ではないと開発チームが表明
「セキュアブート」は、Windows 11およびWindows 10で利用可能なセキュリティ技術の一つで、PCの起動時に信頼できないソフトウェアの読み込みを防ぐことができます。『バトルフィールド 6』PC版では、プレイ時にセキュアブートの有効化が必須であるとの告知が行われていました。
報告内で、セキュアブートはチートに対する単純な万能薬(silver bullet)ではなく、そのように意図されたものでもないと説明。あくまでチートプログラムの開発を困難にし、開発されてしまった場合にも検出をしやすくするための防壁の一つであるということです。
例の一つとして、セキュアブートは脆弱なドライバーが有効な状態でPCが起動することを防ぐという点を挙げ、それにもかかわらず脆弱なドライバーを使用してゲームをプレイしているユーザーがいれば何がおかしなことを企てているのではないかと判断するというように活用できると話しました。

既に33万件のチートやアンチチート改ざんを検出
また、オープンベータテスト先行アクセス中のチート検出の状況についても説明。アンチチートシステム「EA Javelin Anticheat」は既に33万件のチート行為やアンチチートの改ざんを検出しているといいます。さらに、ユーザーからのチーター疑惑の報告は初日に44,000件、8月9日早朝までに追加で60,000件が寄せられており、チーターの排除や検出機能の改善のために活用しているということです。
対策チームは、公正な戦いを楽しめるように対策に取り組み続けると表明。スコアボードからチーターを通報することがチートとの戦いの最大の助けになるとして報告を締めくくっています。

本作では、真偽不明ながらチートを使用中とされるプレイ映像がSNSやYouTube上で拡散されている状況にあります。もしもオープンベータのプレイ中にチート使用が疑われるユーザーに遭遇した際は、製品版でのチート対策をより強固なものにするためにも忘れずに通報しておきましょう。
オープンベータテストが実施中
『バトルフィールド 6』オープンベータテストは、PC(EA App/Epic Games Store/Steam)/PS5/Xbox Series X|Sにて8月9日17時より全ユーザーを対象に正式スタートしています。