2025年8月5日、人気登山ゲーム『PEAK』の製作チームAGGRO CRABのX(旧Twitter)アカウントはゲーム共有プラットフォーム「Roblox」上に溢れる『PEAK』のクローンゲームを引き合いに出して「アイテム課金だらけのパクリ作品を遊ぶくらいなら、ウチのゲームの海賊版を遊んでほしい」と発言しました。
海外の子どもに人気のゲーム共有プラットフォーム「Roblox」に溢れるクローンゲーム問題

「Roblox」はプレイヤーが自由にゲームを作り上げることができるゲーム共有プラットフォームで、海外メディアThe Vergeによると2020年に「アメリカの16歳以下の半数がプレイしている」と報告されるなど、海外の子どもにはかなりの人気があります。また、スマートフォン版やコンソール版も展開されています。
その一方で、「Roblox」には「人気のあるゲームのクローンゲームがすぐに登場してしまう」という問題が指摘されています。それらの多くにはマイクロトランザクション(アイテム課金)が設定され、類似ゲームを遊んでいる子どもからアイテム課金でお金を巻き上げる……という悪質なゲーム制作者もいるようです。
そうした実情に『PEAK』の制作者が怒りを感じたからこそ、「アイテム課金だらけのパクリ作品を遊ぶくらいなら、ウチのゲームの海賊版を遊んでほしい」発言に繋がったものと思われます。
この発言に対して、海外ゲーマーは以下のような声を寄せています。
クローンゲームにアイテム課金を続けるより、『PEAK』を直接買った方が安いと思う。
Robloxの悪質なアイテム課金付きクローンゲームは、子どもたちを騙しているようで怒りを覚える。
Robloxには著作権侵害申請機能があるので、それを使って原作の制作者はクローンゲームを排除すべきだ。
公式なコンソール版やスマートフォン版『PEAK』が出ない限り、コンソールやスマートフォンのRoblox上で動いてしまうそれらのクローンゲームは収益を得続けるだろう。
いずれにせよ、一筋縄では解決できそうにないこの問題。今後どのような対処が行われるのかが注目されます。