2025年6月25日、任天堂サポート公式X(旧Twitter)はニンテンドースイッチおよびニンテンドースイッチ2について、ダウンロードソフトの「バーチャルゲームカード」を異なる本体間で移動しただけでは、対象のゲームのセーブデータまでは移行されないことを改めて告知しました。
「バーチャルゲームカード」は「ゲーム本体」だけ。セーブデータのやり取りには別途「セーブデータの引っ越し」が必要
「バーチャルゲームカード」は、2025年4月30日より導入されたニンテンドースイッチ/ニンテンドースイッチ2向けのダウンロードソフトの管理方法です。
インターネット接続環境のある場所でスイッチ/スイッチ2本体を近付けると、「バーチャルゲームカード」の本体間の行き来ができたり、または家族に「バーチャルゲームカード」を貸し出したり……と、通常のパッケージ版ゲームソフトのようなイメージでゲームを行き来させる仕組みになっています。

しかしながら、「バーチャルゲームカード」で行き来するのは「ゲーム本体」のみであり、それに紐づくセーブデータまでは移動されません。これは考えてみれば当然の話で、例えば友人や家族から借りた「バーチャルゲームカード」でゲームを始めて、いきなり貸し出した本人の「続きから」を遊ばされると「え!?」となりますよね。
とは言え、最近はだいぶ出回りつつあるスイッチ2に、スイッチから「バーチャルゲームカード」を全部移そうとした場合は、「あれ!?セーブデータが無くなってる……!?」と戸惑うであろうのも事実。その場合は、任天堂サポートページの「ユーザーの引っ越しとセーブデータの引っ越し」を参考に、セーブデータごとスイッチ2に移行しましょう。
またNintendo Switch Onlineに加入しているのなら、「セーブデータお預かり」を使用して任天堂のサーバー経由でセーブデータを移行することもできます(各ソフトのセーブデータ初回ダウンロードは手動で行う必要があります)。
世に出てまだ歴史が浅い「バーチャルゲームカード」、戸惑う部分もあるかと思いますが、上手く有効活用していきましょう。