「スイッチ2」発売目前！当選したゲームライターは何買う？楽しみなローンチタイトルと今後の期待作【特集】

6月に入りました。今月はなんといっても任天堂の次世代機「ニンテンドースイッチ2」の発売が6月5日に迫っており、ゲーマーも非ゲーマーも多くの人が注目することになるでしょう。

本記事では、スイッチ2を発売日に入手できるゲームライター8人に、「楽しみなローンチタイトル」と「今後発売予定の期待作」を訊きました。

編集者・みおが遊ぶローンチタイトル『サイバーパンク2077』

私は初代スイッチを「昔はデカい機械が必要だったたくさんのレトロゲームがこんな小さい1台に詰まっている」というロマン一点でゲームを買い漁っていました（もちろん任天堂タイトルもたくさん遊びましたが）。これはスイッチ2にも感じており、『サイバーパンク2077』という超重量級タイトルが快適に動いてしまうという事実に底しれぬロマンを感じざるを得ません。

編集者・みおが選ぶ期待作『たまごっちのプチプチおみせっちおまちど～さま！』

私は子供時代をニンテンドーDSやWiiで過ごしたため、その世代に刺さる作品が動いているとウキウキしてしまいます。そういった意味で、6月26日発売の『たまごっちのプチプチおみせっちおまちど～さま！』は大変期待しております。『おみせっち』シリーズのゆるかわな雰囲気のまめっちが特に好きなんですよね。

「もうこないからねー」「それだけはやめてください」「せきにんはとれませんがもうしわけありません！」といった独特なセンスのセリフもとても楽しいゲームでしたね。新作のテキストにも期待！

ライター・FUNが遊ぶローンチタイトル『マリオカートワールド』

今年1月、ニンテンドースイッチ2の正式発表と同時に初めてその姿を現した『マリオカートワールド』。その時はまさかオープンワールドを自由に走れるようになるとは思ってもみませんでした。筆者の『マリオカート』歴は比較的長く、初プレイはスーパーファミコンで1992年に発売された『スーパーマリオカート』に遡ります。2人で同じ本体を囲み、レースそっちのけで風船を割りあった思い出は、30年以上経った今でも鮮明に記憶に残っています。「バトルゲーム」と呼ばれるこの対戦モードは本編のレース同様極めて戦略性が高く、当時子供だった筆者は風船が割れる音を聞くたびに一喜一憂したものです。

さて、オープンワールドの影に隠れてあまり目立っていませんが、実は本作にもこの風船割りが「ふうせんバトル」と名前を変えてしっかり継承されています。筆者が購入を決断したのは、ニンテンドースイッチ2の新機能「ゲームチャット」を使えばもう一度あの頃の興奮が蘇ると思ったからです。本体と同時なら安く購入できることも強く背中を押しました。発売を心待ちにしている今の最大の悩みは、自分以外にニンテンドースイッチ2を購入できた知り合いがいないことです。

ライター・FUNが選ぶ期待作『どうぶつの森』未発表新作

ニンテンドースイッチで『マリオカート8 デラックス』に次ぐ第2位の売り上げ本数を誇り、空前の大ヒット作になった『あつまれどうぶつの森』。ローンチタイトルの座こそ『マリオカートワールド』に譲りましたが、その続編がニンテンドースイッチ2向けに開発されていないはずがありません。シリーズファンの筆者は、スマートフォン向けアプリ『どうぶつの森ポケットキャンプ』のサービス終了でさえ、まだ見ぬ新作に開発資源を集中するための遠大な戦略に違いないと信じています。

妄想はさておき、『どうぶつの森』は第一作目からコミュニケーションをとても大切にしてきたシリーズです。特に、プレイヤー同士のコミュニケーションが自然と増えるようにゲーム全体が丁寧にデザインされている点は注目に値します。そんな本シリーズなら、きっと「ゲームチャット」とも相性抜群でしょう。ボイスチャットを楽しみながら、あるいは相手のプレイ画面を見ながらプレイする『どうぶつの森』はこれまでにない新体験になるはずです。ニンテンドースイッチ2の性能を手にした本シリーズがいったいどんな作品に進化するのか、今から楽しみでなりません。

ライター・お茶缶が遊ぶローンチタイトル『マリオカートワールド』

『マリオ』ファンなので元々買わない理由はなかったのですが、多言語版のスイッチ2を購入しても、同時に買う場合は「マリオカートワールドセット」と同様のソフト割引率になっていたのはありがたかったです。

ライター・お茶缶が選ぶ期待作『メトロイドプライム4 ビヨンド』

ニンテンドースイッチの最初期に発表されたタイトルですが、開発元が変わったりと紆余曲折あり、結局スイッチ2との縦マルチまで伸びてしまいました。『メトロイドプライム』シリーズでしか味わえない旨味があるので楽しみです。発売日まだ決まってないの謎。

ライター・G.Suzukiが遊ぶローンチタイトル『アーケードアーカイブス2 リッジレーサー』

「ローンチタイトルと言えば『リッジレーサー』」ということに加えて、初めての完全なるアーケード版『リッジレーサー』移植がとても楽しみだったりします！というのもアーケード版の完全移植はこれまで存在していなかったので、遊びやすくなることも勿論ですが、アーケード版を突き詰めたらどうなるかという興味もあるからです（常日頃通える場所にアーケード版が稼働しているわけでないため）。

『リッジレーサー』はハンコンに繋げても楽しい作品なので、Switch2における対応ハンコンがどうなるのかが気になりますが、この機会にネジコンも復活してほしい気持ちもあるのでご検討をお願いしたい気持ちで溢れてます！

ライター・G.Suzukiが選ぶ期待作『Project 007』

IO Interactiveが開発していると伝えられて早数年のボンドゲー『Project 007』。絶望的に思われていた『ゴールデンアイ 007』の移植があった一方で、2012年の『007 Legends』以降新作が登場しなくなってからも随分経つため、4月のニンテンドーダイレクトでは「ついに言及された…！」と嬉しい気持ちでいっぱいでした。

ボンドゲーは主観視点でも三人称視点でも楽しめる作品が多く、どういった形式になるのかが気になるところです。また、映画の次期ジェームズ・ボンドが誰になるのかも含めて楽しみに待ちたい1作品ですね。

ライター・kamenokoが遊ぶローンチタイトル『マリオカートワールド』『シャインポスト Be Your アイドル！』

ローンチでは『マリオカートワールド』を購入予定です。やはり任天堂がローンチに持ってきた作品として見逃すわけにはいかないでしょう。本体とセットでお得に購入できる点も魅力です。オープンワールドになった「マリオカート」が如何ほどのものなのか体験してみたいと思います。

もう1本、『シャインポスト Be Your アイドル！』にも注目しています。筆者はアイドルゲームに詳しいどころかほとんど何も知らないようなゲーム遍歴。その大きな理由は気になった作品のほとんどが基本プレイ無料のアプリゲームだったからです。

日課が重たかったり課金が必要になったりするのだろうか...と二の足を踏んでいたのですが、今作は買い切りで明確なクリアが存在します。新しいジャンルに挑戦してみるにはうってつけの作品といえるのではないでしょうか。

ライター・kamenokoが選ぶ期待作『ドンキーコングバナンザ』『伊達鍵は眠らない - From AI：ソムニウムファイル』

『ドンキーコングバナンザ』が楽しみです。スイッチ2における『スーパーマリオオデッセイ』枠のように見える点や、発売まで1か月ほどになっているのに「全てを壊せる」ということ以外はあまり情報が出ていない点に惹かれています。

「全てを壊せる」というある種ビデオゲームのゴールの1つといえる要素からどのような遊びの可能性を見せてくれるのか、今からワクワクが止まりません。

また、シリーズファンとして『伊達鍵は眠らない - From AI：ソムニウムファイル』にも注目しています。こちらはスイッチとのいわゆる縦マルチかつSteamでも発売されるのですが、せっかくなのでスイッチ2で購入してみようと考えています。

実は前作、前々作をプレイした際には持ち運べるスイッチ版を検討したものの、グラフィックやロード時間が理由でSteam版を選択したという過去がありました。Switch 2ではSteam版と遜色ないプレイ体験が可能になるのではないかと期待しています。

ライター・Okanoが遊ぶローンチタイトル『マリオカートワールド』

――『マリオカート』で旅情を感じられたら、最高だ

『Forza Horizon』や『Test Drive』シリーズなど、“自由に世界を走り回れる”レースゲームが好きな筆者にとっては、「マリカでこれができたらな」と何度願ったかわかりません。とにかくフリーランで世界のさまざまなロケーションを旅するのが楽しみです。あと、レインボーロードがどう表現されるかめっちゃ気になる。

世界やコースにちりばめられた小ネタやギミックがどのように進化しているのかも注目したいポイントです。そしてそれらを活用したガチ勢がどんなタイムアタックを生むのかも楽しみですね。

願わくば、もっとマシンのカスタマイズができたり、ガレージに集めたりできたらカーライフとして楽しそうだなと思いますが、それってもう『GTA』だ。

『たまごっちのプチプチおみせっちおまちど～さま！』

――たまごっちの世界で自転車を修理することは、人生でそうあることじゃない

「たまひこタウン」の“おみせやさん”をお手伝いして大きくしていくゲーム。“おみせやさん”には、ガレットやさん、アフタヌーンティーやさんなど「たまごっち」の世界にありそうなものだけでなく、じてんしゃやさん、ナイトプールやさんなど、二度見するようなものも。「たまごっちの世界観で自転車修理する」なんて、人生で思いつくことのないゲーム内容に不思議な魅力を感じます。

スイッチ2エディションでは、マウス機能を活用したおすしやさん、しゅりけんやさん、おすししゅりけんやさん（なんやねんそれは）の3店舗が追加されます。どんな遊びが提供されるのか、令和の「もうこないからねー」とともに期待。

『シャインポスト Be Your アイドル！』

――供給絶たれた「シャインポスト」オタクへの鎮魂歌か、凱旋歌か。

「シャインポスト」プロジェクト発足の2021年に運営型スマホゲームとして発表された本作は、しばらく音沙汰がなく、今年1月にスマホからコンソールへプラットフォームを転換することを発表。そしてまさかのスイッチ2のロンチタイトルに大抜擢。作品の生まれた経緯に魅力を感じざるを得ません。

アイドル事務所の新人経営者としてアイドルの夢を叶えるお手伝いをするそうですが、どんな作品に仕上がっているのか、期待半分、怖いもの見たさ半分です。「シャインポスト」のオタクが、この作品のためだけにスイッチ2を買うべきか、視察してきます。

ライター・蚩尤が遊ぶローンチタイトル『マリオカートワールド』『シャインポスト Be Your アイドル！』

『マリオカートワールド』と『シャインポスト Be Your アイドル！デジタルデラックスエディション』を購入予定です。『マリオカート』はシリーズの大半を遊んできていることと、任天堂が示すスイッチ2のベンチマークを知りたいから。ワールドマップで複数のコースがひと続きとなったことで、シリーズ恒例の「レインボーロード」がどうなっているのかも楽しみです。雨上がりに虹が出て、その上を走れたりしたらステキですよね。

『シャインポスト』はコナミ単独のIPでこそないものの「コナミによる美少女ゲーム」であることと、全アイドルに全曲のどのパートでも任せられるという、AI歌声ライブラリに期待しています。主人公の一人称を「朕」とか「妾」のようなぶっとんだものに設定できるらしいのも遊び心があってヨシ！公式サイトを見て、どの子を一期生にしようか考えています。

ライター・蚩尤が選ぶ期待作『WILD HEARTS S』『ゼルダ無双封印戦記』

本体ローンチ後のタイトルは『WILD HEARTS S』と『ゼルダ無双封印戦記』が気になっています。『WILD HEARTS S』は、『WILD HEARTS』を未プレイであることと、武器種のひとつに傘があることに惹かれています。なんか『サムライスピリッツ』の緋雨閑丸を思い出しますね。少年キャラを作れそうであれば、そういう方向のキャラメイクもおもしろいかも（と言いつつお姉さんキャラを作りそうな気もする）。

『ゼルダ無双封印戦記』は、『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』のようにゾナウギアで兵器を工作できたらすごく楽しそうですが、どうなりますかね。『ティアキン』にチラッと出てきた“古の勇者”の掘り下げもあったらいいな！

ライター・白黒が遊ぶローンチタイトル『マリオカートワールド』

スイッチ2を買った理由はこれといっても過言ではない！今でもマリオカート8は触れますが、それを超える楽しさに溢れていそうで今からワクワクです。友人たちがスイッチ2を手にしたら、みんなでも遊びたいところ。ちなみに欲しかった理由の一つは推しの参加型に参加することなんですが、現状推しは全敗中らしいです。強く生きて欲しい。

『ぷよぷよテトリス2S』

基本PCゲーマーなので、SteamにもあるタイトルならPCでいっかなあ…となってしまうのですが、『ぷよテト』は別。新モード「いっしょにぷよテト」が追加されるということで、スイッチ2だけでしか味わえない楽しみ方が出来るのでは？とワクワクしています。どうやらおすそわけ通信にも対応しているようなので、オンラインでもオフラインでも友達とわいわい遊べるのも楽しみです。

『フォートナイト』

自分の人生でかなり遊んだゲームの一つが『フォートナイト』。直近はPCでのプレイがメインでしたが、一時期はiPhoneでやりこんでいた時期もありました。そんな本作は、スイッチ2でもプレイ可能とのこと。初代スイッチでも遊べますが、折角のスイッチ2ということでマウス操作にも対応していそうなので、触れてみたいところ…！