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芝村氏の最新作『LOOP8』に、ひとりずつ空席になる“あの無力感”を思い出す─『ガンパレ』ファンも納得のプレイ体験と、2つの難点【プレイレポ】

本日6月1日に発売された『LOOP8(ループエイト)』。本作は、『高機動幻想ガンパレード・マーチ』などで知られる芝村裕吏氏が携わった作品です。『ガンパレ』ファンの筆者は、この『LOOP8』にどんな手ごたえを感じたのか。そのプレイ体験を綴りました。

ゲーム Nintendo Switch
芝村氏の最新作『LOOP8』に、ひとりずつ空席になる“あの無力感”を思い出す─『ガンパレ』ファンも納得のプレイ体験と、2つの難点【プレイレポ】
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ニンテンドースイッチ/PS4/Xbox Oneソフト『LOOP8(ループエイト)』が、本日6月1日に発売されました。本作のジャンルはRPG……ですが、ジャンル表記から想像する一般的なRPGとは大きくかけ離れています。

RPGながら個性的なゲーム性を持ち、発売前から注目を集めていた『LOOP8』ですが、ゲームデザイナーの芝村裕吏氏が本作に携わっている点も大きな話題となりました。

芝村氏は、近年でも小説の執筆や『刀剣乱舞』のシナリオに関わったりと精力的に活動していますが、プレイステーションソフト『高機動幻想ガンパレード・マーチ』(以下、ガンパレ)でその名を知った方も多いことでしょう。

AI制御により、状況や関係性で反応と行動を変えるNPCたち。決して同じ繰り返しにならないやりとりと、こちらの予想を超える展開で、『ガンパレ』は多くのプレイヤーに衝撃を与えました。

そうしたゲームに関わった芝村氏が手がけた『LOOP8』は、果たしてどのようなゲームに仕上がったのか。ゲームライターという立場だけでなく、ひとりの『ガンパレ』ファンとしても非常に気になっていましたが、発売に先駆けて本作をプレイする機会に恵まれたので、その貴重な体験に基づくプレイレポートを発売するタイミングに合わせてお届けします。

ただし、発売されたとはいえこれから遊ぶ方が多いため、事前に公式サイドが出している情報以外は、ネタバレを防止すべくシナリオについて深く言及しません。プレイ感や手応えなど、いちユーザーのプレイ体験を中心に綴らせていただきます。

なお、今回はPS4版の『LOOP8』を、後方互換機能を用いてPS5でプレイしました。プラットフォームによってプレイ感に差がある可能性もありますので、その点ご注意ください。

■根強いファンが多い『ガンパレ』ってどんなゲーム?

『LOOP8』のプレイ感に迫る前に、『ガンパレ』を知らない方に向けて軽く触れたいと思います。『ガンパレ』をよく知る方はこちらを読み飛ばし、先に進んでいただいて大丈夫です。

『ガンパレ』は、PSソフトとして2000年9月28日に発売されたシミュレーションゲームです。前年にドリームキャストが、そして同年3月にPS2が発売されており、初代PSの末期に登場する形となりました。

世間の目は、常に新たなゲーム機に集まりやすいもの。『ガンパレ』も発売直後はそれほど話題にならず、コアなゲームファンが語り合う程度でした。しかし、その熱量は徐々に高まり、口コミの形で少しずつ広がりを見せ、気が付けば入手困難なほどの人気を獲得。中古価格も高値で安定するほど、多くの方に支持されました。

ゲームの内容は、謎めいた生命体「幻獣」が世界各地に広がり、人類が壊滅的被害を受けながらも抵抗を続けており、その先兵として動員された学徒兵となって日々を過ごすというもの。自身を鍛え上げ、不定期に訪れる戦いに赴き、生死が交錯する戦場を幾度も駆け抜けます。

本記事の主題ではないので、『ガンパレ』の設定面について詳しくは語りません(語り出すと、記事全文を使っても足りないほどなので)。ですが、AIが管理するNPCの言動が人間味に溢れており、それが人間関係や周囲の状況でその都度変化するため、日常的な交流ひとつもかなり刺激的。

1対1ならシンプルな好意のみで済みますが、そうした人物が複数いると、嫉妬に駆られた争奪戦が始まることも。八方美人が過ぎると人間関係のトラブルが発生しやすく、「とにかく好感度を上げればいい」という一般的なゲームとは一線を画す、胸高まるドキドキと緊張感がありました。

■『ガンパレ』で空になった座席が、今も忘れない

一方で、幻獣との戦争状態にあるため、時に最前線にも立たされます。兵器に乗るのも、随伴するのも、指揮をするのも学生。一通りの教育も済んでいない中、日々学んだ知識と訓練の結果を、即実践で発揮しなければなりません。

その厳しい戦いの中で、筆者の初プレイは忘れがたいものになりました。仲良くなった生徒も、まだ深く知り合う前の学生も、区別なく平等に命を落とします。車両ごと叩き潰された指揮官、その欠員を埋めた元整備員の女生徒、人型兵器で特攻同然に散っていった彼女、生身で立ち向かった随伴歩兵……彼らの死を見届けるたび、自身の無力さを思い知らされます。

もう二度と、空しい放課後を訪れさせない。その一心だけで人よりも学び、人よりも訓練を重ね、“ほんの少し”の強さを重ね続けた少年兵は、気が付けば勲章をもらうほど幻獣を殺し、かつての親友や学友の一部から「化け物」と呼ばれました。

強くなった彼を恐れる者、戸惑う者、認める者、受け入れる者。そうした様々な反応を浴びる中、大規模な撤退戦が決定し、主人公は作中最後の戦いに立ち向かいます。化け物と呼ばれた技量で、学友を守るために。

こうした当時の出来事が、20年以上経った今も鮮やかに思い出せます。『ガンパレ』は、それほどインパクトのあるゲームでした。だからこそ、あの時の衝撃を覚えている方々が、筆者も含めて『LOOP8』に多大な関心を寄せているのです。


日常の交流に、世界観とバトルの鍵が潜む
《臥待 弦》
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