人生にゲームをプラスするメディア

映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開

オリジナル版『FF7』がPS Nowでプレイ可能になったことを受け、ディレクター・北瀬佳範氏による「開発当時を振り返るインタビュー」が公開されました。

ソニー PS
映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開
  • 映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開
  • 映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開
  • 映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開
  • 映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開
  • 映像を1秒作り直すだけでも数百万円…オリジナル版『FF7』開発当時を振り返る、北瀬Dのインタビュー公開

オリジナル版『ファイナルファンタジーVII(以下、FF7)』がPS Nowでプレイ可能になったことを受け、本作ディレクター・北瀬佳範氏による「開発当時を振り返るインタビュー」がPS Blogで公開されました。

シリーズ初のPSタイトル、初の3D開発ゲームとして1997年に誕生し、2020年にはリメイク版も発売された『FF7』。業界が2Dから3Dに移行し始めていた時代なのもあり、新たな側面を活かせた反面、やはり最新技術ゆえの試練もあったとのこと。

当時としては膨大だったCD-ROM容量を活かし、大量のムービーシーンを実装してストーリーテリングを強化。しかし、CD-ROMゆえの「ロード時間の長さ」に苦戦したほか、3D開発のため雇い入れたグラフィックスメンバーにおける「異業種ゆえのミス」が発生。

ゲーム開発では、タスク完了後に別の考えを思いつき、少しでも面白くするために「やり直してみる」という作業が日常茶飯事。しかし、グラフィック業界では「映像をわずか1秒分だけ作り直すだけでも数百万円単位のコストがかかる」とあり、そのようなことは無かったのだとか。

3D開発のため生まれた「グラフィックス業界特有の職場環境」は、北瀬氏にとって聞いたことも経験したこともない環境とあり、このような指示出しの失敗を数回経験。「なかなかタフな経験になった」と語っています。

発売後、世界中で愛される作品となった『FF7』ですが、当時は海外ファンと交流する機会もなく、どの程度気に入ってもらえたのかよく分からなかったとのこと。

発売5年後の『ファイナルファンタジーX』発売時、プロモーションツアーで世界を回った際に初めて海外ファンと交流し、『FF7』を持参してサインを求めてくる様子に、初めて自分たちの成功を実感。忘れられない経験になったとしています。

インタビュー全文はPS Blogにてご覧ください。


《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ソニー アクセスランキング

  1. テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

    テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

  2. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

    PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

  3. 『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

    『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

  4. せっかくのGW、新しい扉を開いてみよう!男性にもおすすめしたい「乙女ゲーム」5選

  5. 『FF7 リメイク』バトルの通常モードとクラシックモードはどちらが有利?ポイントを6項目でひとまとめ

  6. 『DOA Xtreme 3』ほのかの“生着替え”を1080p/60fpsの映像でお届け! PS Vita版では画面タッチで“胸ゆれ”する

  7. 『ニーア オートマタ』新TVCMが公開中…「命もないのに殺し合う」

  8. 『原神』が描くNPCたちの恋愛事情9選!ファデュイの文通カップルから、璃月の二股男まで…恋の形は十人十色

  9. 女性ファンから見る『龍が如く』の魅力ー「お母さん視点、桐生ちゃんはもう息子みたいな感じ」【龍好き女子座談会】

  10. 『バイオハザード』の「クリス」って顔が変わりすぎ!?今と昔では“完全に別人”レベルだった【『バイオハザード』25周年特集】

アクセスランキングをもっと見る