「昭和58年初夏。人口2千に満たない寒村、雛見沢で起こる惨劇―――。完全新作、まだ誰も知らない雛見沢へ」をキャッチコピーに、アニメ『ひぐらしのなく頃に 卒』が現在放送中。Twitter上では、女性コスプレイヤー の結城くんが、同作に登場する北条沙都子を始め、竜宮レナ、園崎魅音などが、世界観と一緒に現実に具現化したかのようなコスプレを披露しています。
竜騎士07氏による『ひぐらしのなく頃に』シリーズは、2002年～2006年までに「コミックマーケット」で頒布された同人ソフト（サウンドノベル）の人気に火がつき、商業作品化、様々なメディアミックス展開がされてきました。雛見沢を舞台に同じ登場人物たちによる様々な切り口でのエピソードがあり、登場人物たちに感情移入して当事者目線で楽しむだけでなく、客観的に事件の全貌を推理するミステリー要素もあります。
日常の平穏が恐怖で崩れゆく物語、ノスタルジー感じさせるともすれば神秘的な雛見沢という舞台、個性豊かな登場人物・・・それらをひっくるめた世界観を見事にコスプレで披露しているのが徳島県に住むコスプレイヤー の結城くんです。
同作のイメージに合ったロケーションで、登場人物たちの内面や背景までを、表情やポージング、設定で表現したコスプレ写真をインタビューと合わせてご紹介します。
※インタビュー内容は若干のネタバレを含んでおりますのでご注意ください。
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――『ひぐらしのなく頃に』を好きになったきっかけを教えてください。
結城くん：学生時代に友達から『ひぐらしのなく頃に』の代表曲「you」を勧められたことがきっかけですね！素敵な曲だったので、どんな作品なのか気になって、アニメを見始めたんです。内容がかなり衝撃的だったので、見ていくうちにどんどんハマりました。
――『鬼隠し編』から始まって、数多くエピソードがありますが、どれが一番好きですか？
結城くん：最初に好きになったキャラが竜宮レナちゃんなので、『ひぐらしのなく頃に解』の“罪滅し編”が好きです。普段はふんわりしていて可愛いレナなので、幸せのために一生懸命に抗う姿は見ていてとても辛かったです。学校の屋根の上で圭一と戦うシーンは特にお気に入りなので、いつか再現コスプレをしてみたいです！
――初めて『ひぐらしのなく頃に』のコスプレをしたのはいつですか？
結城くん：2年前から始めました。多分7回以上はしていると思います。
――木造校舎や森林、川などロケーションが素敵な場所でのお写真ばかりです。お住まいは徳島県とのことですが、撮影もその近辺だったのでしょうか？
結城くん：そうですね！徳島や香川で撮影することが多いです。四国は自然が沢山あるので、『ひぐらしのなく頃に』のロケーションとしては本当に最高ですよ！学校も昔ながらの木造校舎で撮影したかったので、県内にある廃校に許可を得て撮影させて頂きました。『ひぐらしのなく頃に』の世界観が大好きなので、その世界観が表現できる場所をいつも探しています。
――これまでコスプレした『ひぐらしのなく頃に』のキャラの中で、とくに印象に残っているのは誰ですか？
結城くん：新作である『ひぐらしのなく頃に業・卒』の北条沙都子ですかね。前作とはまた違った顔を見せてくれる沙都子に魅せられ、思い切ってコスプレをしました！先ほどお話しした木造校舎で撮影したのですが、綿流しの奉納演舞で使われる鍬を、不器用ながらも手作りしたんです！小道具制作や撮影場所探しんどで色々頑張ったキャラなので、とても印象深いですね。
――『ひぐらしのなく頃に』のコスプレで、メイクやポージングなどで工夫していることを教えてください。
結城くん：メイクはそれぞれキャラに合った目の形や表情になるよう意識しています。ポージングも行き過ぎたことはせず、キャラが実際にそこにいるかのような自然な表現を心がけています。あと目を全力で開いてホラーな顔を撮るのが好きなので、『ひぐらしのなく頃に』のコスプレをする時はいつも撮ってもらっています（笑）。
――今後は予定している『ひぐらしのなく頃に』のコスプレはありますか？
結城くん：新作アニメ『ひぐらしのなく頃に 卒』が終わった後に、新たな気持ちで沙都子のコスプレをしたいなと思います。新しいキャラに挑戦するなら、詩音ちゃんのコスプレで切ない雰囲気や、かっこいい撮影をしてみたいですね。
画像提供：結城くん（Twitter：@yuuki_Y17）
