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“シア”のデザインコンセプトやシーズン10最新情報をご紹介!『Apex Legends』開発者インタビュー

『Apex Legends』の開発、Respawn Entertainmentの開発者にシーズン10について直接インタビューを実施。見逃せない回答も。

ソニー PS4
“シア”のデザインコンセプトやシーズン10最新情報をご紹介!『Apex Legends』開発者インタビュー
  • “シア”のデザインコンセプトやシーズン10最新情報をご紹介!『Apex Legends』開発者インタビュー

Respawn Entertainmentが開発、エレクトロニック・アーツが運営を行うバトルロイヤルFPS『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』。この度Game*Sparkは、Respawnの開発陣に直接インタビューをする機会をいただいたため、気になるシーズン10の最新情報を伺いました。


インタビューを行った開発者は以下の通りです。



  • スティーブン フェレイラ - チームディレクタ


  • トラビ・ノーディン - 「シア」 キャラクターリード


  • フィド・ロゼリー- 「シア」アート/デザイン


  • アマンダ・ドワロン- ストーリー


  • ロバート・ウエスト – アリーナ ランクマッチ


  • エリック・カナベーセ & ジョン・エリントン- ランページ/ ゲームバランス


  • ギャレット・メトカーフ – マップアップデート





『Apex Legends』の新たなパフォーマー “シア”


ーーシアは西部劇のガンマンとサイボーグを組み合わせたような外見ですが、どういったコンセプトからこのデザインになったのでしょうか?


Respawn Entertainmentシアは色々な要素からインスピレーションを受けながら作り上げたキャラクターです。パフォーマーのキャラクターを作りたいと最初から考えており、他のレジェンドとは異なる形にしたいと思っていました。目やハットもそうですが、ミステリアスな印象を出しつつ、パフォーマーとしての側面を両立させたのが、現在のシアです。


――シアはリコン型とのことですが、オクタン(+レヴナント)やヴァルキリーといった、スキルを利用して突っ込んでくるようなタイプのレジェンドに対するカウンターになりうるのでしょうか?


Respawnレヴナントのサイレンスのようなアビリティを持っていますが、シアは短いですが1.2秒アクションそのものを止めることができるというのが大きな特徴です。シアのUltに関しては範囲内の索敵ができるため、走ったり銃撃した敵を、ブラッドハウンドのような形で探知することができ、アビリティを駆使して突っ込んでくる敵に対してのカウンターになりえると思っています。


――シアにより競技シーンのメタが大きく変わると予想していますか?


Respawnその可能性があると思っています。例えばブラッドハウンドが今人気ですが、それに代わるキャラクターになるのかというのも含め、これから見ていきたいと思っています。


――シアはアグレッシブ、パッシブ、どちらのプレイスタイルに向いていますか?


Respawnおそらくパッシブなプレイスタイルに向いていると思います。シアは情報を得るまで待っているというキャラクターなので、敵の位置を心音で検知して探知し、いつ攻撃をするかを判断するというスタイルになると予想しています。実際にプレイヤーたちがどのようにプレイするかも見ていきたいと思います。


――今回、シアのモチーフの1つでもあるマイクロドローンをマップ内の特定の場所で拾うとチャームがもらえましたが、ワットソンのネッシーのように、いずれシアのエモートなどで生かされるのでしょうか?


Respawnそういった形は面白いかもしれませんね。ただ、マイクロドローンは現状ではスキルとして使うことを想定しているので、ネッシーのようにマップ上に設置することはできません。


新モード「アリーナ」はより実力を反映したランク付けへ


――新武器、ランページLMGはどういった武器になるのでしょうか?他のLMGと比較してどういった特徴があるのでしょうか?


Respawnランページは発射速度が遅く、ダメージが大きいことが特徴です。そのため中距離の戦闘に向いていますが、テルミットグレネードを装着することで発射速度を上げることができるため、近距離での戦闘にも使ってもらえると思います。


――アリーナのランクマッチでは降格保護がなくなり、いわゆる「ボーダー」で苦しむプレイヤーも出てくるかと思いますが、バトルロイヤルでも避けてきた要素を追加した理由は何でしょう?


Respawnアリーナでは他のチームと対戦するということで、運要素がバトルロイヤルに比べて遥かに低く、直接対決で実力が如実に反映されます。より対戦を重ねることで、正しいランクでマッチングできるようにという意味も含め、降格保護をなくしました。


開発陣が見る“ボセック”の評価、ワールズエッジの今後は?


――ボセックが登場し、ナーフが入ってもなお賛否両論の性能をしていますが、開発者から見たゲームバランスとしてはどうですか?現状でもまだ「ぶっ壊れ」になっていると思いますか?


Respawnボセックは色々と考えた上で導入をしました。リロードの必要がなく、発射音も小さい武器として、プレイヤーが意図をもって拾って使えるようになる武器だと想定していました。様々なことが起こりすぎて、激しくなりすぎないようにダメージを下げたり、マップ中に落ちている弾薬なども減らした結果、ある程度落ち着いて、全く使われないような武器にはならず、ある程度の使用率がある状態になりました。開発者としてはハッピーだと感じています。


――ワールズエッジに再びアップデートが入りますが、アイコニックな建物などがなくなってしまったりするのでしょうか?


Respawn現時点で、今後どうなるかをお伝えできないですし、まだ決定もしていませんが、常にマップに新しいコンテンツを追加し、エクスペリエンスを提供できるように開発を続けています


――最後に日本のプレイヤーとファンの方へメッセージをお願いします。


Respawn日本でこのゲームが非常に人気があるのは、私達も非常に嬉しいです。何が日本で人気の理由かを知りたいとは思っていますが、北米以外でも人気が出ていることは、非常にありがたいと感謝しています。続けてプレイしていただきたいと思っていますし、開発に色々なことを共有していただきたいなと思っています。




『Apex Legends』の新たな幕開けとなるシーズン10「エマージェンス」は、8月4日に開幕予定です。

《kuma》
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