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『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』に欠損表現はある?―CC2松山社長が『ナルティメット』シリーズと『ドラゴンボール Z KAKAROT』を例に、規制の判断を解説

現段階で『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の情報については「回答できない」と説明。その上で“四肢欠損の表現に関する規制判断”について、サイバーコネクトツーが手掛けてきた“少年ジャンプ作品を扱うタイトル”を例に解説しました。

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『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』に欠損表現はある?―CC2松山社長が『ナルティメット』シリーズと『ドラゴンボール Z KAKAROT』を例に、規制の判断を解説
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TVアニメ「鬼滅の刃」を原作とするPC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向け対戦ACT『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の欠損表現について、開発会社サイバーコネクトツーの代表取締役社長・松山洋氏より興味深い話が語られました。


この話題が飛び出したのは、2月19日に行われたサイバーコネクトツーのオンライン会社説明会です。参加者からチャットで届いた「鬼滅の刃は流血・欠損表現が非常に多いが、ゲームではどうなるのか?」という質問に対し、タイトル情報に関しては答えられないと前置きしたうえで、同社が手掛けてきた作品を例に欠損表現の規制判断を解説しました。


レーティング機構「CERO」の対象年齢に基づいて開発するのを大前提とし、そこからプラットフォームメーカーの方針(PlayStationならSIE、スイッチなら任天堂など)によって対応も変わるとのこと。

例えば、PlayStation系をメインに発売されてきた『ナルティメット』シリーズでは、波風ミナトの腕が原作では“ない(欠損している)”ものの、ゲームでは“ある”という表現に変更されました。これは、人間に見えるキャラクターの四肢欠損がCEROではなくSIEより禁止されているため。波風ミナトが穢土転生で蘇った死体だとしても、それが人間に見えるならばアウトだと話します。


一方で直近のタイトル『ドラゴンボールZ KAKAROT』では、ナッパによって天津飯の腕が切断されるシーンを収録しています。これはSIEから許可を受けており、その理由を「ドラゴンボールとナルトの作品が持つ印象の違い」や「時代の変化」と推測されていました。

その時々によって表現規制の判断も変わるので、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』がどうなっているかは、これからの兆候を楽しみに待ってくださいとし、この話を終えました。


年齢問わず絶大な人気を誇る「鬼滅の刃」ですが、話題を集めてからは「こんなにグロテスクだとは思わなかった」や「子供に見せていいものか…」という声があったのも事実です。

先日はアニメ第2期「遊郭編」の放送決定が発表されたものの、一部では「遊郭」という言葉を問題視する声もありました。年齢問わず……それこそ子供たちにも人気があるだけに、「その時々によって表現規制の判断も変わる」を厳しく受けるかもしれません。



アニプレックスが発売する『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』は2021年に発売予定。価格は未定です。なお、現時点ではCEROも審査予定となっています。
《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

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