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『JUDGE EYES:死神の遺言』海外でも高評価、その面白さの理由を紐解く

セガの龍が如くスタジオが手掛ける『JUDGE EYES:死神の遺言』(以下、『JUDGE EYES』)。その新価格版が7月18日に発売されます。今回は改めて『JUDGE EYES』の高評価の理由、その面白さを紐解いていきます。

ソニー PS4
『JUDGE EYES:死神の遺言』海外でも高評価、その面白さの理由を紐解く
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◆魅力的な物語と八神隆之という主人公



八神隆之はある殺人事件の弁護で無罪を勝ち取り、一躍ヒーローとなった弁護士でした。しかし釈放直後に依頼人は恋人を殺し、家を放火した罪で逮捕。引き続き弁護の依頼を受けることになった八神は依頼人を信用できなくなり、判決は有罪、依頼人の死刑が決まります。その後八神は弁護士を辞め探偵になり、それから3年が経過。神室町である殺人事件が起き始め、物語は始まります。

発売前は『龍が如く』で「木村拓哉」というインパクトが強すぎて、ストーリーについての期待値はそこまで目立つものではありませんでした。しかし蓋を開けると、日本でも海外でもストーリーが一番評価されています。演じている木村拓哉さんもインタビュー動画で「実際面白いし、ストーリーが」と語っています。


弁護士や裁判制度が違うであろう海外でも「面白い!」と受け入れられているのは驚きました。しかしそれ関係なしに面白いと言えるほど、本作のストーリーは綿密に作られています。現在でも動画配信が第8章までしか解禁されておらず、徹底したネタバレ配慮。厳しいようにも見えますが、プレイしてみるとそれがいかに大事かが分かります。だからこそ「とりあえず面白いからやってみて」としか言えなくなってしまうのですが……。


ストーリーの魅力は、ネタバレ配慮するとほとんど言えないのですが、個人的にすごいと思ったのは、犯人が分かった後も面白さが止まらないところでした。探偵物は犯人を突き止めるシーンが山場であることが多いですが、『JUDGE EYES』ではむしろそこが始まりです。ここが山場だと思ったら、大きな山場が次々とくる。その繰り返しで、続きが気になってプレイする手が止まらなくなります。

しかし、面白いストーリーは魅力的なキャラクターたちがいてこそ。『JUDGE EYES』に登場するキャラクターたちは本当に良いキャラばかりで、敵も憎めないキャラが多く、依頼などに出てくる脇キャラたちも大変個性的です。

その中でも主人公の八神隆之は、今まででいそうでいなかったゲームの主人公だったと思います。ビジュアルが木村拓哉さんだからこそかっこよく、なんでもクールに決めてしまう。そんな雰囲気もあり、実際かっこいいシーンもたくさんあります。でも、プレイしていく中で印象が一番変わったのは八神でした。


チャプター1では、元上司である源田の「弁護士に復帰しないのか」という問いかけに対し「見てください、俺のこの”目”。こいつはひとが善人か悪人か、まるで見分けられないんですよ」と八神が返答します。彼は表面上は飄々としているように見えて、色々な思いを隠しながら、過去の傷と向き合えずにずっと引きずり続けていました。しかしとあるシーンで「この街はどん底を知ったうえで、そこから這い上がろうとする人間が足掻く場所だ」と神室町のことを表す台詞があります。まさに『JUDGE EYES』は、どん底を知った八神が足掻く物語です。間違っても失敗しても躓いても諦めず、なんとか前に進み続けようとする所がとても人間臭く、やっぱりかっこいいと思いました。


長々とここまで語ってきましたが、新価格版はいよいよ7月18日に発売。八神隆之の目を通して、真実を見極める『JUDGE EYES:死神の遺言』。気になる方は、ぜひこの機会に楽しんでみてください。

■参考レビューリンク
metacritic
PSLS
RPG Site
IGN
TechRaptor
THE DIGITAL FIX GAMING
TheSixthAxis
jeuxvideo.com※フランス語
The Hollywood Reporter
DualShockers
VIDEOGAMER
HOBBYCONSOLAS ※スペイン語
PlayStation Universe
Twinfinite
MeriStation※スペイン語
Gaming Bouevard
Kakuchopurei.com
SEGAbits
Akihabara Blues ※スペイン語
ggnetwork.tv
《タカロク》
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