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【コスプレ】中国のコスプレ撮影は、日本よりも競争が激しい? “中国版コミケ”で体験してきた

「中国のコスプレ撮影は競争が激しい」は本当かを確かめるため、中国の「上海国家会展中心」で6月7日・8日の2日間開催された“中国版コミックマーケット”「魔都同人祭Comicup24」(通称CP)に行ってきました。

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「中国のコスプレイヤーはレベルが高いと評判だ」
「よーし、中国のオタクイベントに参加して写真をたくさん撮ってこよう!」

そう意気込んで、6月7日・8日の2日間、中国・上海で行われた「Comicup魔都同人祭Comicup24」(通称CP)に参加してきました。
2007年にスタートしたCPは、夏と冬の年2回開催されている中国最大規模の同人誌即売会で、日本でいうところの「コミックマーケット」的な存在です。

「世界コスプレサミット」や「コミックマーケット」など、コスプレイヤーが参加する国内の代表的なイベントで撮影をして来た筆者ですが、中国のコスプレイベントに参加するのは今回が初めて。
期待と興奮に胸を高鳴らせイベントに参加しましたが、「現実はそんなに甘くない」ことを痛感させられました。


コミケと同じようにしっかりとしたカタログがある


というのも、日本ではコスプレイヤーが参加するイベントの多くは、コスプレイヤーを撮影するために並んで撮影するカメラマンの光景が一般的。基本的には順番を待てば1対1で撮影することができる環境です。
しかし、日本以上にコスプレ市場が広いために競争が激しい中国では、被写体であるコスプレイヤーだけでなく、カメラマンにまで厳しい競争をしいる環境だったのです。

この記事では、コスプレ撮影の競争の激しさを、同イベントと日本のコミックマーケットを比較しながらお伝えします。

(1)コスプレしたまま街中を歩いてOK!?




日本は「許可申請していない場所でコスプレはしない」というルールが浸透しています。そのため、コスプレ参加可能なイベントでは、会場内に広い更衣室を用意しており、会場で着替えることが当たり前です

しかし、「CP24」では家などでコスプレしてから会場に向かい、終了後はコスプレしたまま帰る人が大勢います。日本とは違うルールが浸透しているようでした。

(2)会場の大きさは、東京ビッグサイトの5倍!



同イベントの開催会場はその都度変更されているのですが、今回の「上海国家会展中心」は2015年6月に完成した巨大コンベンションセンター。総建築面積147万平方メートル、展覧会場の総面積50万平方メートル(40万平方メートルの室内展示ホールと10万平方メートルの屋外展示場)です。

東京ビッグサイトの屋内展示場ホール総面積が9万5,420平方メートル、屋上展示場が6千平方メートルなので、およそ5倍の広さです。


上海国家会展中心があまりにも広すぎるため、実際は半分以下の使用に留まっています。
5号館2階が同人サークル、6号館2階がイベントステージ&ロリータブランドブース、7号館2階が企業ブースに分けられ、6号館2階の一部と屋外展示場がコスプレなどの撮影可能なエリアとして解放されました。

(3)休憩できるスペースが各エリアにある


会場が十分広いため、ブースとブースの間にも十分な余裕がありました。日本のコミケのように、足の踏み場もないほどギュウギュウ詰めになることは基本的にはありません。
また、屋外も日差しを避ける屋根があり、人混みに埋もれることもなかったです。上海も暑かったですが、夏のコミケと比べると過ごしやすかったです。

さらに、各エリアは周囲のスペースが空けられていて、床に座り込んで飲み食いしている人を多数見かけました。スタッフが会場内を絶えず見回っていましたが、現地の人によると「休んでいても何も言われない」ために休憩する人が多いようです。
日本のコミケを参考にしたとしても、いかに快適に過ごせるかを追求した形だと思います。

・同人サークル出展エリア
両日とも1ホールに約2000ブースが設置。複数のブースに跨って出展しているサークルはあっても、コミケのように人気サークルは壁側に大きなブースを用意することは見られませんでした。あくまでも縦横一列ずつ整然としています。

サークル:TSUBAKI

サークル:平行四界

コスプレはもちろん、VOCALOID、『東方Project』、『ジョジョの奇妙な冒険』など日本発の人気コンテンツはもちろん、『陰陽師』や『IdentityV 第五人格』、『一人之下』など中国発の人気コンテンツがあり、中国の指遣い人形劇「布袋戯」など中国独自色が強いサークルも見られました。

サークル:迷途窝

サークル:FA♂

それぞれのグッズの単価平均は、取材したブースを見る限りだと、イラスト集が30~40中国人民元、音楽CD が50~60中国人民元、ゲームが150~200中国人民元、コスプレ写真集は120~150中国人民元でした。

サークル:修罗国度土产代购

また、「布袋戯」ブースの完全受注製作の人形だと、1体が1~2万中国人民元もする高価なものもありました。

支払い方法も多くのブースが電子マネー決算に対応していました。中国では現在、「WeChatPay」や「UnionPay」など電子マネー払いが普及している背景があるからです。
ちなみに同人サークル出展エリアは、特別な取材許可証を得なければ撮影はできません。

※6月17日執筆時点で1中国人民元は15.68日本円

・ロリータブランドエリア

咕噜宝TAKAさん(weibo:@咕噜宝TAKA)

驚いたのが中国におけるロリータ・ファッションの人気の高さです。2016年ごろから大流行しており、「CP」でも中国内のロリータブランドが数多く出展するのです。「CP24」の出展ブースは128を数えました。
中国内のトップロリータブランドが集結し、最新のアイテムを展示したり、モデルを起用したりしてアピールします。ロリータ・ファッション好きなコスプレイヤーも多く、ブースを訪れる姿をたびたび見かけました。。



・企業ブースエリア

『妖之食肆』ブース

イベントステージエリアに出展している企業もありましたが、こちらでは中国発のスマートフォンゲームのブースが多かったです。日本配信間近な『明日方舟(アークナイツ)』、を始め、日本でも配信中の『アズールレーン』、『ドールズフロントライン』、『IdentityV 第五人格』、そして中国だけで配信中の『约会大作战』など。どこもブース設営に力を入れており、人気コスプレイヤーによる撮影会を行っていました。

『アズールレーン』ブース

『明日方舟(アークナイツ)』ブース

『ドールズフロントライン』ブース

『IdentityV 第五人格』ブース

『デート・ア・ライブ約戦:精霊再臨』ブース



→次のページ:撮影ではライトスタンドは使用許可証がなければ使えない
《乃木章》
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