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PS VR&PS Moveで映画の主人公になれる! 新作ガンACT『ライアン・マークス リベンジミッション』プレイレポート

5月30日に国内で発売を予定している、SIE London Studio開発のPlayStation 4 (以下、PS4)向けVRシューティングアクション『ライアン・マークス リベンジミッション(Blood & Truth)』(PlayStation VR必須)のプレイレポートをお届けします。

ソニー PS4
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5月30日に国内で発売を予定している、SIE London Studio開発のPlayStation 4 (以下、PS4)向けVRシューティングアクション『ライアン・マークス リベンジミッション(Blood & Truth)』(PlayStation VR必須)のプレイレポートをお届けします。

『ライアン・マークス リベンジミッション』は、2016年にPlayStation VR (以下、PS VR)と同時発売された『PlayStation VR WORLDS』収録の「The London Heist(ロンドン ハイスト)」 をさらに発展させたと言えるタイトル。プレイヤーは大物ギャングの息子で軍人の“ライアン・マークス”となり、父の死をきっかけに家族を襲撃したギャング組織へ復讐するため、様々なミッションに挑みます。

本作はPlayStation Move (以下、PS Move)に対応しており、2本使用すれば両手でのガンアクションやピッキングなどで高い臨場感を堪能できます。なお、今回は通常版PS4とPS VR、PS Move 2本でプレイしました。

VRで本格的に楽しめるアクションシューター!



プレイを始めると謎の男が登場。机の上には、プレイヤーである“ライアン・マークス”について記されたボードが置かれています。話を聞いてみると、どうやら主人公“ライアン・マークス”はなにやら意味深な理由で席に着かされているようです。その後に始まる最初のミッションの舞台は、砂漠が広がる中東らしき戦場。武装勢力に捕まった味方を助けるため、単身でアジトに潜入します。


VRゲームは作品によって様々な移動形態を採用していますが、本作は「左右移動」とマップ上に置かれた指定ポイントへリニアに移動する移動方法となっています。筆者としては、マップを自由に探索してみたい欲求はありましたが、そういった自由移動は強いVR酔いを誘うこともあるため、指定ポイントのみの移動は致し方ないところとも思いました。

左手を添えて銃を安定させられる

左手をクロスさせてハリエス・テクニック風に構えることも

この序盤ミッションはチュートリアル的な構成で、通常の銃撃戦だけでなく、ガジェットを使った鍵の解錠や爆破、カーチェイスまで盛り込まれていました。また、銃はホルスターに直接収納する方式をとっており、収納/手持ち可能位置にPS Moveを持ってくると振動して知らせてくれます。

ホルスターには拳銃、肩にはショットガンやサブマシンガンの長物を収納し、それぞれに手を伸ばして掴めば武器を切り替えられます。左手で右のホルスターに入っている拳銃を取り出すこともできました。

また銃の二丁持ちもでき、拳銃+拳銃やショットガン+サブマシンガンなどの装備も可能(もちろん、銃一丁で両手持ちも)。リロードは、体のベストの前に付いている弾倉を手に取って銃に近付ければ自動で挿入、装填されます。

銃を二丁持った状態でもリロードは可能。弾切れ時にSEが鳴り「リロード」の文字も出る。しかしながら、二丁持ちの状態では弾倉を掴むスペースやモーションが若干分かりにくく、掴み損ねて誤射してしまうことも……。

銃のスピンが出来るとなんとなく西部劇チックになるためテンションが上がる!

銃を人差し指で支えてスピン(回転)させることが出来るのもユニークなポイントです。リボルバー式拳銃も登場しますし、スピン自体には特に制限がないので、カウボーイ気分でミッションに挑むことも出来ます。

ひと通りのアクションを体験できるミッション1をクリアすると、カットシーンでマークス一家とその敵であるアンソニー・シャープ一味が登場。また、武器改造チュートリアルも始まります。武器の改造バリエーションは、主にリフレックスサイトとサイレンサー、レーザーサイト、そしてカラー変更。自分の手で直接パーツを取り付けていくカスタマイズは、PS VR+PS Moveの没入感を活かした要素と言えるでしょう。自分の好みに合うようにサイト(照準)や武器の色を変えることだけでなく、サイトの有無やホルスターの位置変更など、戦略性が生まれるカスタマイズも可能です。

スプレーガンを使って塗装。塗料は複数ある。

改造パーツが少ないのは少し残念。しかし、リフレックスサイトなどの有無による照準の差異を体感できるのは、まさにVRならでは。

次のミッションでは、スロットマシンとギャングがひしめくカジノへ潜入。ここから本作の真価が発揮されます。このミッションからはある程度自由に動けるようになるため、2本のPS Moveを使った戦闘やガジェット操作が更に面白くなり、本作の世界へ更に深く没入していけるのです。

机の引き出しやコップなど、干渉できるものはそれなりに多い。

ガジェットを使った電子機器などへの工作も本作のユニークなポイント

C4に起爆装置をセット。このミッションでは複数セットしなければならないため、軽い繰り返しの作業ではあるがPS Moveに慣れるにはもってこい。

VRで語られる復讐の物語……プレイヤーはその裏に隠された謎を追う



これまで触れてきた魅力的なアクションのみならず、“復讐”を描く硬派なシナリオも本作を「VRシューター」たらしめています。前述の通り、主人公のライアン・マークスは全てを奪ったトニー・シャープに復讐するため、組織へと戦いを挑みます。


ストーリー前半は少しばかりクラシックなゲーム展開で、夜間潜入と破壊工作、潜入発覚からの大規模な銃撃戦など、かつての王道FPSで見られたようなミッションが揃っています。物語が進むごとにミッションの派手さは増していき、拉致されてしまった母親を救うミッションでは、崩落するビルの中から決死のジャンプに挑む場面も。そのスリリングな浮遊感は、VRならではの体験でした。

プレイヤーが攻め入る廃ビルではクライミング要素があり、PS Moveを使ったときの臨場感はかなりのもの。また、ぶら下がった状態で銃撃戦も出来る。

ミッション3のクライマックス。自分の身体で走れないことが残念だが、ビル爆破から逃げる場面はそんなことはお構いなしにエキサイティングだ。

物語はここから急展開。ライアンはとある人物と協定を結び、トニーの組織の謎を追うことになります。 ここからは「ファーステッド空港」なる場所へと潜入。ルート分岐は複雑になり、鉄骨が入り組んだ狭い格納庫での戦いが始まります……が、今回お伝え出来るゲーム本編の内容はここまで。ここから先は、ぜひご自分の目で確かめてみてください。


VRとストーリーテリングの可能性を示してくれるマストな1本


本格的なストーリーやガンアクションにのめり込める『ライアン・マークス リベンジミッション』。復讐劇を描く長編のシナリオ、そしてエキサイティングな銃撃戦は、PS Moveの特性を余すところなく使って楽しめます。

本作はPS Moveを持っていなくてもプレイ出来ますが、両手を自由に動かして遊ぶことで大きな没入感を得られるため、可能であれば2本揃えておくことをオススメします。

『ライアン・マークス リベンジミッション』は、国内で5月30日に発売予定。早期購入者にはデジタルアートブック&サウンドトラック、アバターセットが特典として提供されます。価格はパッケージ版/ダウンロード版ともに4,900円(税別)です。

(c)Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by SIE London Studio.
《G.Suzuki》
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