タカラトミーが発売する往年の人気玩具シリーズ「ゾイド」の第3期として、この春から新たなスタートを切った「ゾイドワイルド」。7月からはMBS/TBS系列のアニメサタデー630枠にてテレビアニメの放映も予定されている、今話題の最新作です。
さらに、6月23日には、テレビ放送に先駆けて組み立てキット「リアルムービングキット」が発売となります。
今回、この「ゾイドワイルド」シリーズのリアルムービングキットをタカラトミーさんからお借りすることができましたので、早速組み立ててみました。
まずは、パッケージから取り出したままの様子。各種パーツの袋詰が封入されています。内箱には地層のようなテクスチャが施されており、テーマのひとつである「発掘」っぽさを感じさせてくれますね。
まず最初に見るべきがこの「復元の書」。従来のゾイドの取扱説明書とは異なり、全ページカラー刷りです。
今作でのゾイドは「地中より発掘されるもの」であり、元の姿に戻すには、それらを「復元」する必要があるとされています。この設定はリアルムービングキットでも生かされており、キットの組み立て過程を「ゾイドの復元」と捉え劇中と同じ体験をすることで、より設定への没入感を高めてくれています。
続いて動力部となるメカユニットの確認。この他、ワイルドライガーにはWB(ワイルドブラスト)ユニットなるパーツも同梱されていました。組み立てる前に、まずこれらの動作チェックを行います。なお、メカユニットには単4アルカリ電池を使用します。
従来のゾイドのように、ランナーからパーツを切り離す手間がなく、説明書もわかりやすいのでサクサクと組み立てていくことができます。
もちろん、ゾイドのトレードマークであるゴムキャップも健在。今回も勢力別にデザインが異なっているようです。
骨格形態が完成しました。「骨格」と聞いて思い出すのがゾイドジェネシスのバイオゾイドシリーズですが、こちらは比較的丸みを帯びたデザインで、よりリアルな骨の意匠が見て取れます。特にワイルドライガーの頭部などは、実在するネコ科の動物の骨格を強く意識した印象を受けますね。
続いて装甲を組み付けた「完全形態」へ。骨格形態とはうって変わって、いかにもな「ゾイド」らしいデザインに。肩部の放熱フィンなど、シールドライガーから連綿と続く共和国系ゾイドの命脈を確かに感じさせるものとなっています。
ギルラプターも、バイオゾイド系とはまた異なるユニークなデザインに。背中のジェットブースターやウイングショーテルからは、シュトゥルムフューラーやジェノブレイカー系の血脈すら感じさせるものとなっています。
各関節や駆動部は可動部位を極力少なくして、パーツ構成がシンプルになるよう設計されています。これまでの中型ゾイドは歩行の際に膝などが稼働していましたが、それらも排されており比較的シンプルなものに。しかしながら、動きはかなりリアルさが追求されており、これまでのゾイドの電動ギミック以上に生々しい躍動感にあふれています。
本シリーズ最大の特徴と謳われ、シリーズ発表の段階から注目されていた「ワイルドブラスト」ギミック。つまるところ本作における必殺技であり、各ゾイドがそれぞれ持つ特徴的な部位を展開することで各々ユニークなギミックを楽しむことができます。
ワイルドライガーもギルラプターも歩行ギミックの流れに組み込まれており、自動的に武器が展開します。
従来のゾイドから受け継がれるべき部分はそのままに、より新たなステージへと昇華されたゾイドワイルドのリアルムービングキットシリーズ。その第1弾となるワイルドライガーとギルラプターは新シリーズの幕開けにふさわしい見事なキットと言えるでしょう。
初報の段階で不安を感じていた古参ファンのみなさん、断言します。この手触りは間違いなく「ゾイド」です。動物本来の生命感、細部のメカニックの意匠など、これまでのゾイドファンであればあるほど楽しめる要素も満載となっていますので、まずは是非その手にとって見てください。確かに感じ取れるものが、きっとある事と思います。
もちろん、これから新たにゾイドに触れるという方もご安心です。プラモデル特有の煩わしさを極限まで削ぎ落としたその設計は、組み立てモデルの導入キットとしても最適の一品。気になったゾイドがあれば是非、自分の手で「復元」してみてください。オススメです!
「ZW01 ワイルドライガー」、「ZW02 ギルラプター」は発売中。価格はともに3,000円(税抜)です。
(C)TOMY
(C)TOMY/ZW委員会・MBS
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