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山内一典が最先端走る『GT SPORT』の映像技術―メディアプレゼンレポート

PlayStation Experience 2016で、メディア向けに『GT SPORT』のプレゼンテーションを山内一典氏自らが実施、同タイトルのテクニカルビジョンについて語りました。

ソニー PS4
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PlayStation Experience 2016で、メディア向けに『グランツーリスモSPORT (GT SPORT)』のプレゼンテーションを、ポリフォニー・デジタル山内一典氏自らが実施、同タイトルのテクニカルビジョンについて語りました。

プレゼンテーションは最初に画質の話題からスタート。『GT SPORT』は、4K60p/HDR/ワイドカラー/VR全てに対応し、4K60pに関しては、1080pのチェッカーボードレンダリングでPS4 Proのみ対応。また、HDRやワイドカラーは通常のPS4とPS4 Proのどちらにも対応するとのこと。

ポリフォニー・デジタルでは3年前からHDRに取り組んでおり、世の中にはまだHDRイメージがなく、対応したキャプチャデバイスも存在しなかったため、ソニーのカメラ部隊と共同で開発し、キャプチャデバイスの開発から実施。その結果、メタルカメラの100倍のレンジを持つデバイスが完成したのだとか。

ターゲットにしている明るさは10,000litで、通常のTVが100litなので、約100倍の明るさ。既に発売されているSDR(スタンダードダイナミックレンジ)のTVから、現在のHDR対応TV、未来に発売されるHDR対応TVにも『GT SPORT』が一貫して対応していると明かしました。


ワイドカラー(高色域)に関しても、HDR同様まだ世の中に存在しなかった3年前から取り組んでおり、光の波長を計測するスペクトルベースのカメラを使用(通常はRGBベース)し、『GT SPORT』を開発したとのこと。実在の自動車の約11%は、sRGBの範囲に収まっておらず、正確に表現ができなかったそうで、例を挙げると、フェラーリの赤も今までは間違った赤を表示していたものが、『GT SPORT』になって初めて、正しいフェラーリレッドを表現できるようになったということです。データキャプチャー、マテリアルの制作、レンダリング、アウトプットの段階まで、一貫してワイドカラーでワークフローを作っていると強調しました。


『GT SPORT』は、今後のHDR映画や次世代のBlu-Rayが対応する色空間であるdcip3よりも広いBT.2020を採用。ここでフォトモードにて物質を変更していくムービーを披露した山内氏は、「4K60p/HDR/ワイドカラーのようなクオリティの映像は、18Gbpsにも及ぶ映像ストリームで、これらを取り扱えるのは、録画再生機器、放送はもちろんのこと、HDRの映画館でも取り扱えず、ビデオゲーム機しかないと思う。初めてビデオゲームが出力する映像のクオリティが、その他の映像メディアを超える"ある意味"での歴史的な瞬間だと思う」と熱く語りました。


PlayStation Experienceのショーフロアに展示してある『GT SPORT』デモでは天候や時間を変更することができ、完全なHDRで描写されているとのこと。「僕らが何気なく普段見ている光の違いを正確・繊細に表現するというのは『Gran Turismo 1』から一貫しているテーマでもあるため、僕らは20年間ずっと同じことをやっていることになります」と笑いを交えながらも、ブレていないテーマがあることを強調しました。
《Game*Spark》
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