「マルドゥック」シリーズは2003年にシリーズ第1作『マルドゥック・スクランブル』が刊行された。特別な科学技術によって一命を取り留めた少女娼婦・バロットの活躍を描くサイバーパンクSFとして人気を博し、第24回日本SF大賞を受賞した。その後もシリーズを重ね、累計発行部数は70万部を超えている。
2010年から12年にかけて劇場アニメ3部作も公開された。アニメーション制作は「K」シリーズなどを手がけたGoHandsが担当。バロット役に林原めぐみ、万能兵器のネズミ・ウフコック役に八嶋智人を起用するなど、豪華なキャスト陣も話題となった。
最新作『マルドゥック・アノニマス 1』のカバーイラストは、これまでのシリーズと同様に寺田克也が描き下ろした。本作は『マルドゥック・スクランブル』から2年後が舞台。自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックと事件解決の日々を過ごしていた。
ある日、ウフコックに企業の内部告発者ケネス・C・Oの保護依頼が持ち込まれる。調査に向った彼は都市の新勢力・クインテットと出会う。それは悪徳と死者をめぐる最後の遍歴の始まりであった……。
冲方丁は1977年生まれ。1996年に『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年には史上最年少で日本SF大賞を受賞した。アニメの脚本も数多く手がけており、代表作に「蒼穹のファフナー」シリーズや「攻殻機動隊ARISE」シリーズなどがある。
冲方丁『マルドゥック・アノニマス 1』
刊行日: 2016年3月24日
価格: 740円(税抜)
「マルドゥック」シリーズ10年ぶりの新作 冲方丁「マルドゥック・アノニマス」3月24日刊行
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