6月23日に、このプロジェクトにまたビッグなパートナーが加わることになった。電通エンタテインメントUSAは、米国の大手子どもチャンネルであるディズニーXDと『妖怪ウォッチ』のテレビ放送で合意したと発表した。まず26話分が放送される。
これまで電通エンタテインメントUSAは、ハズブロの玩具発売開始は2016年から、テレビ放送については2015年末までに発表するとしていた。発表は前倒しになっており、ビジネスの枠組みづくりが順調に進んでいることが分かる。
これで『妖怪ウォッチ』のメディアミックスでは、ゲームの展開だけが発表されていないことになった。これを日本の開発・発売元のレベルファイブ自身が手がけるのか、海外のパートナーと組むのか、今後の焦点になりそうだ。
また今回、ラテンアメリカでの『妖怪ウォッチ』のメディア、ライセンス、商品化権を米国のMar Vista Entertainmentが獲得したことも明らかにしている。北米だけでなく、中南米でも『妖怪ウォッチ』進出を狙う。
米国のキャラクタービジネスでは、日本と同様テレビ放送が作品、キャラクターの認知度発揮に大きな役割を果たす。日本と異なるのは地上波局でテレビアニメシリーズの放送はほとんどなく、契約世帯が多いディズニーグループのディズニーチャンネルとディズニーXD、それにニコロデオン、カートゥーンネットワークといった大手ケーブルテレビ局のいずれかで放送されるのが鍵になる。
しかし、それだけ放送枠の獲得競争は激しく、日本アニメでも放送まで辿り着くのは決して多くない。これまでに米国のディズニーXDでは『NARUTO』や『ドラえもん』などの放送が目立った作品だ。
ハズブロに続く、ディズニーチャンネルの参戦は、それだけ『妖怪ウォッチ』の可能性が海外の企業から高く評価されているといえるだろう。妖怪ウォッチ旋風は米国でも吹くのか、いよいよ目が離せなくなっている。
[アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
「妖怪ウォッチ」、米国テレビ放送はディズニーXDに決定
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