志倉氏がツイキャスを利用して行った新作発表会。現地にいるスタッフは「僕ひとりと猫」だけと明かし、スタッフとはLINEのグループを介してやり取りをしているといった状況が説明されました。発表会ひとつをとっても、ユニークなスタイルで臨みます。
今回の発表会では、『カオス・チャイルド』のアニメ化や移植、正統続編となる『シュタインズ・ゲート 0』に完全新作ADV『アノニマス・コード』など、数多くの注目作が一挙発表となりました。これらのタイトルに大きく関わる存在のひとつに、「CHIYOMARU STUDIO」(以下、チヨスタ)があります。
このチヨスタは、名前からも分かる通り志倉氏が率いています。メンバーの中にはMAGES.の方も含まれていますが、「ゲーム会社でもゲームブランドでもない」と志倉氏が述べ、チヨスタの詳細を語りました。
まず、チヨスタのロゴに関する言及が始まり、プラネタリウムの機械をモチーフにデザインを画面に映し出します。プラネタリウムとは人類の夢を投影する機械だと説明し、「エンタメも夢の投影である」という意味を込めてデザインに取り入れたそうです。
タッグを組むことはあっても、あくまでMAGES.とは別の存在となるチヨスタですが、気になるのは「何をするのか」。この件に関して志倉氏は、「“0/無”の状態から“1/有”を生み出す」という、様々なメディアミックスに向けた物語の原作を創造するゼロワンクリエイティブな原作プロダクションであると説明します。
原作を作る上で重要となるのは、「シナリオ」や「プロット」。0から1に当たるこの部分がつまらなかったら「2から10の作業は地獄」と志倉氏は述べ、「いかに外れなく面白いものを作るか」を実現するシステムとなる「PLOTALIZE」も併せて紹介しました。
プロットとビジュアライズを組み合わせた造語「PLOTALIZE」とは、脚本の完成度を上げるためのオペレーティングシステムです。「絶対に外さないシナリオなんてない」と志倉氏が語るほど、面白い話作りというのは至難を極めます。ですが、それをできるだけシステム的に突き詰め、独自の採点システムとアルゴリズムで解析し、物語全体のリズム感や起伏、伏線の投下や回収するポイントの最適化を模索するシステムが「PLOTALIZE」です。
「面白さ」というのは個人の好みの問題も大きく関わるだけに、100人全員に通用する正解というのは難しいもの。しかし志倉氏曰く「作り続けていると分からなくなる場合もある」ため、第三者の意見を有機的に取り入れるシステムとして「PLOTALIZE」を立ち上げたとのこと。
「PLOTALIZE」はまだまだ完成しておらず、完成するのはもっと先だろうと明かしています。また「完成することはなく常に進化していくかもしれない」ともしており、このシステム自体が有機的に成長していくであろう可能性を示しました。
これまで数多くのADVゲームを制作した志倉氏ですが、自身が手がけた作品に対して寄せられた「ゲーム性もない紙芝居だろう」という一部の声に対して「本当にその通り、ゲームとは思ってない」と答え、「先のストーリーを知りたいADVゲームにおいて、(バランス次第では)ゲーム性が足枷になる」との考えとスタンスを露わとします。
ゲーム性にこだわりを持たない志倉氏だからこそ、物語の完成度を更に高める「PLOTALIZE」に乗り出したのかもしれません。「このシステム自体が、(原作以外の)チヨスタの財産のひとつになる」と、自信を持って紹介された「PLOTALIZE」を擁し、チヨスタがどのような躍進を今後見せてくれるのか。今回の発表会で明かされたタイトルの数々でも、その活躍を伺うことができるでしょう。まずはこの新作群にて、CHIYOMARU STUDIOの放つ魅力的な物語を堪能してみてはいかがですか。
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