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2バージョンでユニークに広がる『千年戦争アイギス』開発者インタビュー、今後の展開もポロリ

本作を遊んでいる方から、未プレイながらも興味を抱いている人まで、じっくりとご覧ください。

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2バージョンでユニークに広がる『千年戦争アイギス』開発者インタビュー、今後の展開もポロリ
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DMM.comがおくる、本格的タワーディフェンスRPG『千年戦争アイギス』。華やかな美少女たちが彩りながらも、その身を置く戦場は過酷そのもの。拠点を守る「防衛」を主軸としたゲーム性も、魔物に追いつめられた人間たちの立場を実感させてくれます。


様々なルートや、時には空から侵入してくる敵に対し、堰き止めるようにユニットを配置したり遠距離攻撃にて撃退するなど、その場の決断と今後の展開を見極める判断力が求められる高い戦略性が、多くのユーザーを虜とし好評を博しています。

正式サービスが開始されてから既に1年以上が経過しており、高い人気に裏付けられた安定した実績を今も積み上げています。そんな本作が生まれた経緯や、「R18版」と「一般版」というユニークな展開を遂げている背景などを伺うべく、直撃インタビューを敢行しました。本作を遊んでいる方から、未プレイながらも興味を抱いている人まで、じっくりとご覧ください。

◆ユニークな展開を見せる『千年戦争アイギス』



──まず最初に、読者の方へ向けて自己紹介をお願いします。

わんこ:『千年戦争アイギス』のプロデューサーを務めています「わんこ」と申します。

D:同じくディレクターです。基本的に裏方なので表にでることは、あまりありませんので、名前を憶えていただくと逆に申し訳ございませんので、ディレクターとおよびください。よろしくお願いいたします。

──了解しました。それでは、『千年戦争アイギス』がどのような形で企画が立ち上がり、また開発に至ったのか。その経緯をお聞かせください。

D:企画自体は複数作成した企画のうちの一本です。個人的には一番自信があったものが選ばれて嬉しかったです。最終的には当初の企画内容とは結構違ったものになっています。

わんこ:『千年戦争アイギス』については、通常の企画とちょっと背景が違っています。当初は企画進行者が別にいて、一昨年の夏時点で私が引き継いだ形です。なので最初から関わっていた訳ではないのですが、チャレンジの1本という位置付けだったと記憶しています。


──「R18版」と「一般版」という展開が行われている本作ですが、このような形態を選択したのもチャレンジの一環だったのでしょうか? ユニークな展開を実施した理由や、その利点などを教えてください。

わんこ:先ず「R18版」をリリースしたわけですが、遊んでくださるユーザーの方から「R18要素がなくても良いんじゃないか」というご意見を頂きました。嬉しい事である反面、「R18版」だからと敬遠しているユーザーの方もいらっしゃる可能性があるのではないか、と考え、また多くの方に遊んでもらいたいといった思いもあって「一般版」のリリースを行いました。

わんこ:企画時点から「一般版」のリリースは予定に入っておりましたが、「R18版」のリリースから「一般版」に着手するまでに、色々と乗り越えるべき事柄が多かった為、それらを解決し、昨年8月のリリースに繋がっています。上にある通り、「一般版」を楽しんでくださる方がいらっしゃいますし、「R18版」ではきっと遊んでもらえなかった方に遊んでもらえている事が「R18版」「一般版」展開における利点だと思います。

──間口が広がるのは、確かに大きな利点ですね。入り口という意味では、ユニットを彩る魅力的なイラストもひとつのきっかけになると思いますが、ビジュアル面における方向性やこだわっている部分などはありますか?

わんこ:全般的にキャラクターについては「バランス」を見ながら調整、確定しています。イラストだけでなく、性能という点も熟考しています。どういった遊び方をしてくれるのか、どういった遊び方になるのか、そういった部分を想像しながら落とし所を探る形をとっています。

わんこ:イラストレーターさんについては世界観に合った絵柄、また魅力的なキャラクターで新たな『アイギス』を見出して頂けそうな方に、声を掛けてさせて頂いておりますし、著名な方にお願いをして書いていただく場合もあります。あと幸いな事に男キャラもおりますので、「R18版」NGでも男なら書いても良いよといった方にもお声掛けできるあたりは、『千年戦争アイギス』ならではかな、と思います。

◆本作が求めてきた、面白さの方向性とは




──好感度や信頼度の与える影響が大きいため、低いレアリティのユニットでもレアリティ以上の活躍をすることが可能というのは、基本無料のゲームでは珍しいバランス取りのように感じました。どうしてこのようなバランスにしたのでしょうか。

わんこ:基本無料であるから、ですね。課金しなくてはゲームが遊べないというのは避けたいという思いからです。またレアリティが低くても色々と思考いただく事で戦力として使ってもらえる事が、より多くの方に遊んでもらえる、幅広い方に楽しんで頂けるのではないかと考えたからです。

わんこ:好感度や信頼度については、課金をして良いキャラを手にいれたら終わり、ではなく、手に入れて更に違う育成軸がある、という形にする事で、よりキャラクターに愛着を持っていただきたいと考えたからです。また、課金をしなくても、低いレアリティでも好感度を上げる事でキャラクターが強化されますので、遊びの幅が広がるという点もあります。

──低レアリティのユニットがコストの関係で有用となるゲーム性も、その辺りが関係しているのでしょうか。

わんこ:上と同じになりますが基本無料である事、そして戦略、戦術の幅を広げる為です。高レアリティだけを揃えればゲームをクリアする事が出来る、といったものではなく、如何により多くのユニットを使い、攻略する事を試行錯誤いただくか、にゲーム性をおいている為、そのような設計になっています。

わんこ:ユーザーの方の中では、無課金・微課金で比較的手に入れられるユニット構成で如何にクリアするか、といった楽しみ方をしてくださっている方もいらっしゃいますので、様々な観点において受け入れてもらえているかなと思っています。


──ゲーム内において、他のプレイヤーとの接点がないというのも、基本無料のゲームには珍しいように思います。これはなぜでしょうか。

わんこ:昨今流行しているタイトルのように「他人のキャラクターを自パーティに入れて遊ぶ」機能が当初は存在していました。この機能におけるメリット・デメリットを鑑みた結果、機能としての実装を見送りました。フレンドのような存在を機能として投入していたら今と違った結果になっていたかもしれません。違った形で他プレイヤーと接点をと考えた一つとして、「大討伐」というコンテンツを用意させていただき、改善点は多々ある上でも楽しんで頂けたと思っております。今後もそういったコンテンツを盛り込めたらと思っています。

──本作の開発を進めるにあたって、心がけてた点などあればお聞かせください。

わんこ:ゲームのサイクル、ユーザーの方の遊びのイメージ、こういったものにきちんとゲームが沿っているか。また楽しい、面白いと素直に思えるかといった点については妥協せずに開発しました。結果、開発陣は相当苦労したと思いますが、報われているんじゃないかなと(笑)。

D:レベルデザインの幅を持たせることができるシステム作りですね。『アイギス』は開発当初から飽きられやすいことが大きな問題だと考えていました。そして、今も飽きられてしまうことを怖れています。新規要素の追加は飽きを遠ざけますが、変化は毒にもなりかねません。既存の要素の新しい組み合わせならば、変化に頼りすぎないで新規性を出すことができるのではないかと考えています。1つの要素を複数活用できること、さらに複数の要素を組み合わせできることを重視していました。

◆気になる、今後の展開は?




──いい意味で、本作が意識している特定のゲームなどはありますか。

わんこ:『艦これ』ですね。DMMというプラットフォームである以上、避けて通れないタイトルですし、ゲーム性やジャンルは違えども、多くの方に楽しんでもらえ、またIPとして様々な展開を見せているタイトルですので、目標であり、ライバルであり、超えるべき壁だと思っています。

──先日、ノベライズも果たしましたが、今後更なるメディア展開などは視野にいれていますか? あくまで希望や気持ちの話で構いませんので、お聞かせください。

わんこ:多くの方に触れて遊んでいただきたい、と思っておりますので、その為の方法は色々と考えています。正直なところ現時点でお話出来る事は多く無い為、秘密になってしまいますが、様々な形で『千年戦争アイギス』をお見せ出来るのではないかと考えています。

わんこ:新しい試みの一つとしてニコニ生放送で公式番組をやらせて頂ける事になりました。ユーザーの方の生の声、に楽しみ半分、怖さ半分ではありますが、新たなチャレンジと考えております。私個人の希望としてはSDフィギュア的なものが作れないかなと思っていたりしますが、相手あっての事、ですから何ともです。

──まだ遊んだ事がない方に向けて、本作の魅力や、特に知って欲しいアピールポイントなどを教えてください。

わんこ:『千年戦争アイギス』はタワーディフェンスを軸とした育成ゲームです。戦略、戦術を駆使するゲームが好きな方、色々と思考して頂きながら、達成感を感じたい方、可愛い格好良いキャラクターが好きな方、育成する事が好きな方、多くのユーザーの方に楽しんでもらえるゲームになっていると思います。

わんこ:ゲームとしての難易度も大小様々にご用意をしておりますし、課金をせずとも楽しんで頂けるゲーム性を準備したつもりです。是非とも遊んで頂ければと思っております。

D:ゲーム内容はプロデューサーからお伝えした通りです。あとPCとAndroid版で同じプレイデータで遊ぶことができるのも他にあまりない特徴だと考えています。家ではPCでプレイして、Android版で外出中のちょっとした空き時間にもプレイすることができるのは便利なのではないかと思います。


──その魅力が未プレイの方々に届くよう、私たちも尽力させていただきます。最後になりますが、本作を楽しんでいる方々にメッセージをお伝えください。

わんこ:『千年戦争アイギス』をプレイいただき、ありがとうございます。無事サービス開始1周年を迎え、2年目に突入する事が出来ました。新しい試みや機能、そういったものを今後も追加していきたいと考えておりますし、ユニットも今までにない形で実装したいと思っています。

わんこ:ストーリーミッションも徐々に追加し、『千年戦争アイギス』のシナリオもクライマックスに向かっていくかと思います。シナリオの完結、語られていないシナリオ等も今後多く盛り込んで参りますので、引き続き応援お願いいたします。今はお話出来ない機能の仕込みもしていますので楽しみにお待ちください!

D:1年運営してユーザー層が厚くなったことへの対策も考えております。具体的には初心者向けの要素、逆に熟練者向けの要素を追加していく予定です。特に熟練者向けの要素はなかなか仕様作成に手間取っていますが、単に難しいだけのミッションになるという結末は避けたいですね。

──この先の展開も、様々な刺激を予感させてくれますね。プレイ意欲をかき立ててくれるお話の数々、ありがとうございました。



◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『千年戦争アイギス』は好評サービス中。価格は、基本無料のアイテム課金制です。

公式サイト

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(C)since 1998 DMM All Rights Reserved.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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