人生にゲームをプラスするメディア

【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン

『サイコブレイク』は欧米でのリリースが10月下旬に決定しており、会場では関係者のみのプレイアブルデモが展示。内容は、以前お届けした国内向けハンズオンと同じでしたが、筆者は初プレイということもあり、簡単なインプレッションをお伝えしたいと思います。

ソニー PS4
【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン
  • 【E3 2014】数少ない国産トリプルAの存在感―『サイコブレイク』E3デモハンズオン

EA、Ubisoft、Activision、2K Games、Warner Bros.と大手パブリッシャーの巨大ブースに囲まれるBethesdaのE3ブース。今年同社がメインで展示しているのが、今や数少ない“国産トリプルA級タイトル”のサバイバルホラー『サイコブレイク(英題: The Evil Within』です。まるで最後の砦のような存在感を放っていました。

『The Evil Within』はE3開催前のタイミングで、欧米でのリリースが10月下旬に決定しており、会場では関係者のみのプレイアブルデモが展示。内容は、以前お届けした国内向けハンズオンと同じでしたが、筆者は初プレイということもあり、簡単なインプレッションをお伝えしたいと思います。海外向けの絶叫リアクショントレイラーを見ても、半端ない怖さであることが伺える本作。怖気づきそうになります。


プレイの順番を待つ間、本作のシンボルである脳味噌の前で心を落ち着ける。

デモは2つのチャプターがプレイ可能で、クリエイター三上真司氏のおすすめだという、チャプター4から選択。セバスチャンが博士と共に、とある村で失踪した患者を探すところから始まります。ステージ構造は一本道ではなく、辺りには古びた民家が点在していて、探索要素があります。ちょっとした裏道や小部屋で意外なアイテムが見つかることも。

戦闘システムはシビアかつ独特な印象。デモで多く見られる本作のクリーチャーは非常にタフで、普通に銃で撃ったり近接武器で殴っても、すぐに倒れてくれません。頭部や脚を狙う必要があります。弱点を狙って地面に倒しても、しばらくすると起き上がって再び襲いかかってくるので、マッチを投げて火葬するのがセオリーです。一般的なTPSやアクションゲームと同じノリでプレイすると、すぐに行き詰まってしまうはずです。

また、『サイコブレイク』のゲームプレイに捻りをきかせているのが、トラップの存在。ワイヤーやセンサーで爆発するタイプが確認できました。トラップは、そっと近付いてミニゲームを行うことで解除できたり、解除せずにうまく敵をおびき寄せて爆発させれば、弾薬の節約になるでしょう。


忘れてはならないもうひとつの重要な戦術は、逃げること。

難易度設定にもよりますが、ステージ中で手に入る弾薬やマッチ、回復アイテムの数は限られているため、如何に節約して戦うかが鍵。否応なしに初期の『バイオハザード』シリーズを連想させると同時に、トラップや特殊ボウガンなどをからめた戦闘におけるプレイヤーが取れる行動の多さ、それによって生まれるラーニングカーブ、様々な状況下で機転をきかせて乗り切れた時の快感が、本作の大きな魅力だと感じました。

次にプレイしたチャプター8は、洋館を舞台に、戦闘よりも謎解き要素にフォーカスした構造。建物内の三箇所の装置を作動させて、巨大な扉をあけるという仕組みで、あちこちに手がかりが散りばめられていて、気味の悪いロボトミー手術的なパズルがあったりと、飽きさせません。頭を悩ませて油断した隙にクリーチャーに襲われることがあるので注意が必要。


『サイコブレイク』は本当に怖いのかどうか、海外記者たちの間でもトピックになっているようですが、筆者の感覚では、少なくとも今回したプレイした部分だけを見る限り、映画的な演出面で恐怖を覚えることはありませんでした。それよりも、「弾がなくてヤバイ」「敵とトラップに囲まれてパニック」「ベッドの下に隠れようとして見つかる」というような、自分のプレイが介入する、ゲーム的な恐怖・焦りを感じることが多いのは、ある意味でホラーゲームの正しいあり方と言えるでしょう。いや、単に筆者が下手なだけなのかもしれませんが……。

Tango Gameworksが開発する『サイコブレイク』は、PS4/PS3/Xbox 360/PC/その他の次世代機を対象に、2014年発売予定です。
《Game*Spark》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. 【LEVEL5 VISION 2009】小さな戦士が繰り広げる、壮大な物語『ダンボール戦機』アニメ&プラモデル化決定

    【LEVEL5 VISION 2009】小さな戦士が繰り広げる、壮大な物語『ダンボール戦機』アニメ&プラモデル化決定

  2. なんで『パワプロ』上級者は「ロックオン」無しでも変化球が打てるの?ハイレベルすぎるプロ選手の対戦動画から、その秘密をじっくり解説

    なんで『パワプロ』上級者は「ロックオン」無しでも変化球が打てるの?ハイレベルすぎるプロ選手の対戦動画から、その秘密をじっくり解説

  3. 『DEATH STRANDING』の「パタパタ」をファンが自作―通常時の動きやトキウ接近時の回転まで完璧に再現!

    『DEATH STRANDING』の「パタパタ」をファンが自作―通常時の動きやトキウ接近時の回転まで完璧に再現!

  4. テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

  5. 【オトナの乙女ゲーム道】第22回:攻略キャラ全員女性声優!一味違うときめき&安心を感じた『Goes!』プレイレポ

  6. 『原神』ティナリのキャラデザが「pako」さんと判明!Twitterで描き下ろしイラスト公開

  7. 全キャラ描き下ろしで顔グラフィックが進化!『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』発表―全体マップ表示など便利機能も【TGS2022】

  8. 『剣闘士 グラディエータービギンズ』と「秘身譚」がコラボ、特別キャラデータ「エラ」を配信

  9. ラムザたちは生還したのか!? ─ 『ファイナルファンタジータクティクス』17年の月日を経て、松野氏が真実を明かす

  10. 『FF7 リメイク』クラウドのカッコいい&かわいいセリフ10選! よく観察するとクラウドの本性が見える?

アクセスランキングをもっと見る