
海外の強豪プロチーム「FNATIC」をスポンサーするなど、e-Sportsビジネスにも精力的に取り組むEIZOが先月末にリリースした、FPS向けの新型モニター「FORIS FG2421」。 PCモニターとして世界初の240Hz駆動となる本製品は、従来の120Hz駆動モニターと比べてどれほど違いがあるのか、FPSゲーマーの視点でチェックしてみました。

240Hz駆動と言われる本製品の新技術「Turbo 240」は120Hzの入力信号を240Hzに変換、それに合わせてバックライトを明滅させることでCRTモニターのような、残像感の無い映像を表示できるというわけです。

そこで実際に『Call of Duty』シリーズと『Counter-Strike: Global Offensive』のFPSタイトルで使用してみました。一番に驚いた点が視点を動かした時の映像の鮮明さ。全く残像が見られず、VAパネルの品質の良さも加わって明確な映像を楽しめました。特に『Call of Duty』シリーズでは射撃時のマズルフラッシュで敵を見失う事が無くなり、「Turbo 240」技術を改めて実感。
但し、個人差はあるかと思いますが、デスクトップ画面でネットを見たり作業を行う際は、フリッカー(ちらつき)が感じられるため、ゲームをしない時は「Turbo 240」をオフにする事をオススメします。


一般のカメラで撮影するとCRTと同じように写る。
液晶モニターにおいて問題とされている遅延は1.5フレーム未満(0.012秒未満)と、スペック面においてはゲーミングモニターとして遜色ない本製品。近年のFPSタイトルは ライティング処理などのグラフィック表現が発達しており、場所によっては暗くて見辛い場所も多いです。確かにVAパネルは黒の表現が精細で深みがあるのですが、暗い場所に限ってはTNパネルの方が敵を視認しやすい印象を受けました。ただ好みや慣れの問題があるのでどちらが良いとは一概には言えません。
スペック上はノングレア(非光沢)と表記されているものの、実際はグレア(光沢)とノングレアの中間くらいに感じられます。暗いシーンになると自身の影が見えてしまうので人よっては好き嫌いが分かれてしまうかも。

尚、設定画面は従来の「FORISシリーズ」とほぼ同じ。リモコンが無いのは少し残念ではありますが、ディスプレイのフロント部分に操作ボタンが配置されており、押しやすい構造になっています。また付属ソフト「ScreenManager Pro for Gaming」を使用するとPC内部でモニターの設定を変更可能。プロゲーマーの設定をそのまま使用できたり、ユーザー同士で設定を共有できたりと便利な仕様になっています。インストールはこちらから可能です。
標準販売価格は64,800円と少々割高な印象を受けますが、VAパネルの綺麗な画質と「Turbo 240」の鮮明さのおかげで金額に見合った価値を感じられました。
《milkydrift》
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