人生にゲームをプラスするメディア

【ロコレポ】第52回 今プレイしても際立つ、コミカル&シュールな世界観の名作アクションアドベンチャー『へべれけ』

インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

任天堂 3DS
『へべれけ』は、サンソフトが7月24日から配信しているニンテンドー3DSバーチャルコンソール
  • 『へべれけ』は、サンソフトが7月24日から配信しているニンテンドー3DSバーチャルコンソール
  • 原作の『へべれけ』は、1991年にファミコンで発売されたアクションゲームです
  • ナゾの世界に迷い込んでしまった「へべ」が、元の世界へ帰るために世界の出口となる神殿をめざして冒険します
  • 主人公の「へべ」はゲームスタートと同時に「ぷぴょーっっっ」と叫び、プレイヤーを初見から突き放してきます
  • 全キャラクターの共通アクション、「移動」と「ジャンプ」
  • 共通アクション「ふせ」
  • 共通アクション「ロープの登り降り」
  • よく見たら……ヨダレ?
インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

第52回のロコレポは、サンソフトが7月24日から配信しているニンテンドー3DSバーチャルコンソール『へべれけ』のプレイレポートをお届けします。

原作の『へべれけ』は、1991年にファミコンで発売されたアクションゲーム。後にスーパーファミコンやセガサターン、プレイステーションなどで展開された『へべれけ』シリーズの、記念すべき初代作品です。

とにかくナゾな世界を進むアクションアドベンチャーゲーム
やはり本作について特筆すべきは、その世界観。背景のストーリーは、ナゾの世界に迷い込んでしまった「へべ」が、元の世界へ帰るために世界の出口となる神殿をめざして冒険する……というもので、主人公の「へべ」と道中で仲間に加わる「おーちゃん」「助左衛門」「ヂェニファー」の3人(?)とともに冒険するアクションアドベンチャーゲームです。

ペンギン(?)なのに泳げない主人公「へべ」はゲームスタートと同時に「ぷぴょーっっっ」と叫び、プレイヤーを初見から突き放してきます。さらに仲間や敵も、人間なのか動物なのかよく分からないキャラクターたちがたくさん登場するなど、ゲーム全体を通して徹底したナゾな世界観。しかしプレイを続けるうちに不思議な統一感があることに気づかされたり、何ともいえない魅力を放っています。

4人(?)のキャラクターと多彩なアクションを工夫してプレイ
また、キャラクターのアクションが多彩なのも本作の特徴。共通アクションとしてキャラクターの「移動」と「ジャンプ」「ロープの登り降り」「ふせ」「おしりあたーく」「ぽぷーんあたーく」が用意されているほか、キャラクターごとの固有アクション(特殊なアイテムを入手すると使用できる)も存在します。

仲間になったキャラクターは任意のタイミングで切り替えて操作することが可能で、それによって新しいエリアに進むことができたり、苦手な地形を克服することも。

個人的なお気に入りは「ジャンプ」中に下押しで敵を踏みつける「おしりあたーく」で、これによって倒した敵から「ぽぷーん」や「命の実」を入手することができるなど、ゲーム攻略のうえでも必須アクションとなっています。

入手性が高くなり、さらに遊びやすくなった普遍的名作
『へべれけ』。コレクターの間でファミコンソフトが高値で取り引きされる本作ですが、2011年に配信されたWiiのバーチャルコンソール版に続き、3DSバーチャルコンソール版の登場によってさらにプレイしやすくなりました。また「まるごとバックアップ機能」への対応で、どこでも快適にプレイできるのも嬉しいです。

グラフィックだけでなく、アクションゲームとしての操作性や完成度が高いサウンドも評価できるポイント。そして何より、『へべれけ』の作品全体を通して描かれるキャラクターのコミカルさやシュールさはファミコン版のリリースから20年以上が経過した今でも全く色褪せることがなく、本作(ファミコン世代のゲーム)の稀有な普遍性を改めて感じさせられます。

「あとはめんどくさいから取説を読むにょー」



『へべれけ』は、好評配信中で価格は500円(税込)です。

(c) SUNSOFT


【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType
《ロココ試作型》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 任天堂なのにセクシーなゲームキャラ10選

    任天堂なのにセクシーなゲームキャラ10選

  2. 『スマブラSP』ファイターたちの“寝顔”特集!女神と魔女の美しさに見蕩れ、気づけば数時間が経過していた・・・【特集後編】

    『スマブラSP』ファイターたちの“寝顔”特集!女神と魔女の美しさに見蕩れ、気づけば数時間が経過していた・・・【特集後編】

  3. 『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』PS4/スイッチ/Xbox One/PCで発売決定! ハヤブサに加え、4人の女性キャラが操作可能に

    『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』PS4/スイッチ/Xbox One/PCで発売決定! ハヤブサに加え、4人の女性キャラが操作可能に

  4. 2006年に劇場版アニメになった『どうぶつの森』、改めて見るとかなり“奇妙”じゃない?【※ネタバレ注意】

  5. カラオケ機能搭載の3DS『アイカツ! My No.1 Stage!』収録ドレスは580種超えで、楽曲は16曲

  6. 【特集】通信もWi-Fiで進化した…ポケモンゲーム史「ニンテンドーDS」編

  7. 『モンハンライズ』ライトボウガンの操作方法・立ち回りを解説ー精密射撃でモンスターを翻弄せよ【個別武器紹介】

  8. 『あつまれ どうぶつの森』これは気付いてた?博物館の魅力が垣間見える魅力を再チェック─アンチョビは時々襲われるし、ムカデが脱走することも

  9. ダークファンタジーACT『明末:ウツロノハネ』舞台の明王朝末期の蜀でいったい何が起こっていたのか?ゲームをより深く楽しめるように歴史的背景を学ぼう【ゲームで世界を観る 特別編】

  10. どうして『あつまれ どうぶつの森』の「スズキ」は嫌われるの? かわいそうな魚のかわいそうな理由を解説

アクセスランキングをもっと見る