派手なステージイベントや、露出度の高いコンパニオンの写真撮影などで来場者にアピールし、肝心のゲーム試遊台は脇役というブースが多いChina Joy。その中でほとんど唯一、最大規模の敷地面積にもかかわらず、特設ステージが存在せず、試遊台で埋め尽くされたブースがありました。総アカウント数10億をほこり、1.2億人が毎日アクセスしている中国最大のチャットサービス、テンセントQQを擁すテンセントです。オンラインゲーム事情にも積極的で、いまや中国最大級のパブリッシャーにまで成長しました。ブースも単にユーザーに開放するのではなく、8タイトルのプレイデモそれぞれに対して行列で管理。そのうえで1タイトルにつき15分、10人ずつプレイさせて、終了後に記念品をプレゼントするというこだわりよう。時間が来るといきなりPCモニタの電源が切れるという大陸仕様でしたが、ユーザーにゆったりとした気分で、しっかりゲームを楽しんでもらいたいという配慮が感じられました。そのため会期を通してテンセントブースは行列が絶えず、高い人気を誇っていました。出展タイトルはバンダイナムコゲームスと共同開発中の『ナルトオンライン』、カプコンと共同開発中の『モンスターハンターオンライン』を筆頭に、サッカーゲームの『FIFAオンライン3』、ロボットも登場する近未来シューター『逆戦』、武侠モノの『天涯名月刀』などバラエティ豊か。本稿では、その中でも日本のユーザーにもおなじみの題材で、初だしとなった『ナルトオンライン』について、簡単にプレイレポをお送りします。2013年1月に共同開発が発表されたタイトルです。出展バージョンはFlashで作られた2Dスタイルのブラウザゲームで、フィールド上を移動しながら、敵キャラクターとシンボルエンカウントでバトルを行うシステムになっていました。バトルはパーティ単位で行われ、初期状態ではナルト、サスケ、サクラ、リーなど6体のキャラクターを使うことができました。それぞれにコストが設定されており、コストの範囲内で自由に編成を変えることが可能。また隊列も自由に決められる仕組みになっていました。バトルは基本的にオートで進行し、敵パーティのうち特定のキャラクターを指定すると、それを集中攻撃してくれる仕組み。また画面下にチャクラの増加を示すバーが存在し、一定以上のチャクラが溜まるとキャラクターに固有のスキルが発動。この時にアニメのカットインがインサートされ、バトルを盛り上げていました。我愛羅が「砂の守鶴」、ナルトが「ガマブン太」を呼び出すなど、巨大な怪物同士が戦うシチュエーションも再現。この時にサイバーコネクトツー開発の『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメット』シリーズのムービーがカットインされていたのも印象的でした。プレイした感想では『ナルト』という超強力版権を用いて、ゲームファンだけでなく、より幅広い層に訴求させるために、比較的カジュアルなプレイ体験を提供しようとしているように感じられました。もっとも、今回のバージョンは開発途中のもので、最終的にどのような内容になるか、まだまだ二転三転がありそう。日本でサービス展開されるか否かも不明ですが、ぜひ期待したいところです。
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