日本でも無料のゲームアプリやツールのアプリで見かけることが多いアプリ内の広告。表示の仕方はそれぞれことなりますが、どれも広告のクリックやインストールによってデベロッパーに収益が分配される仕組みとなっています。特に完全無料のアプリでは、収益源として非常に重要となっているほか、広告費用をほとんど持たないデベロッパーには自社のアプリを宣伝するための広告ツールとしても大きな役割を担っています。
今回お話を伺ったのはGoogleでビジネス開発マネージャーを務めるMingjuan Wei氏。Googleが展開するアプリ内ネットワーク広告「admob」の中国市場における現状を伺いました。
現在admobを導入するパートナーは全プラットフォーム(Android、iOS、BlackBerry、Windows Phone)で80,000にのぼるとのこと。アプリ内広告としてはAndroidとiOSの比率では、50対50でほぼ同数であると話していました。Kantar Worldpanel ComTechの調査によると、2013年第1四半期における中国国内のスマートフォンシェアはAndroidが51.4%、iOSが19.9%となっているも、導入デベロッパーでは数に大きな違いはないということで、少し意外な印象を受けました。
ちなみに、収益面での話しも伺ってみましたが、現状ではAndroidの方がやや売上が大きいものの、こちらもそれほど大きな違いはないとのこと。
なお、同社ではBlackBerryとWindows Phone向けにもadmobを展開しているということで、そちらについても質問をしてみましたが、やはりシェアが低く、盛り上がりには欠けるとのことです。日本でもシェアが低いということを伝えたところ、「シェアが低いと色々と難しいですよね」と苦笑いを浮かべていました。
現在、アプリ内広告としては、中国一の規模を誇るというadmob。日本でも知名度の高いアプリでは『Angry Birds』(無料版)などに導入されています。また、Google Adwordsも、アプリへ誘導するための広告としては有効であるということが大きく示されていました。ブースで配布されていたパンフレットには、GREEの導入事例として、DL率では150%の増加、1インストールあたりの費用は52%の低減に成功しているということが記載されています。
数年前にGoogleの中国撤退が盛んに報道され、大きな話題となりました。今現在も中国国内にはGoogle Playマーケットが存在しないという非常に不安定な構図ながら、こうしてGoogleがモバイル向け広告を全面に打ち出して出展しているということは、大きな意味を持つのではないでしょうか。
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