パルクールとゾンビサバイバルの融合作品として注目を集めている本作ですが、E3ワーナーブースのクローズドルームにてプレイアブルデモを体験できたので、今回は同作のプレイフィールを事前に上映されたデモ映像の内容も含めお伝えして行きたいと思います。
本作では4人のプレイアブルキャラクターが登場する予定で、今回のプレイアブルデモでは内1人のキャラクターを操作することが出来ました。ゾンビアポカリプス発生後の『Dying Light』の世界では飛行機が生存者たちに向けサプライ(物資)を地上に投下しており、この物資を手に入れることが生存した人々の主要な目的の1つとなっています。地上には大量の感染者たちが蠢いているものの、プレイヤーは物資や武器を手に入れるため、落下地点を示す発煙筒からの赤い煙を目指し突き進まなければいけません。
プレイ感覚はまさにElectronic Artsの『Mirror's Edge』とTechlandの『Dead Island』が出会ったと言えばわかりやすいでしょう。ファンから待ち望まれていた“パルクールジャンル”最新作となった『Dying Light』のフリーランは予想以上にスムーズで、スプリント、ジャンプ、縁を掴んでのよじ登り、スライディングなど各種動作を連続して行うことが可能。もちろん華麗なランを決めるにはルートや地形、ゾンビの位置関係をその場その場で瞬時に把握する必要があり、スピーディーかつスリリングなゲームプレイが魅力的でした。
基本的にプレイヤーの目的はミニマップ上に表示されている目的地への到達となるため、ゾンビの集団から逃走するプレイスタイルが中心となりますが、どうしても戦わざるを得ない時には『Dead Island』のような各種の攻撃アクションを駆使して道を切り開く必要があります。今回のデモでは素手に加え斧、バッド、ヘビーハンマーといった武器が登場。それぞれが独自の性能とヘビーアタックや特殊攻撃を持っており、例えばヘビーハンマーでは空中からジャンプして地面に叩きつけ、衝撃で周囲のゾンビにダメージを与える豪快な攻撃も確認することが出来ました。
これに加えプレイヤーには敵を蹴飛ばすキックがあり、近づいてきた感染者と距離を取ったり、また道中に設置されたスパイク型のトラップに叩きつけたりすることが可能です。他にもナイフの投擲、ダッシュからのジャンプ&キックで繰り出す強力なドロップキック、感染者が襲いかかってきた際にボタンを押すことで攻撃を受け流すCQCのようなアクション。さらには電流が走るマチェットなどが作り出せる武器クラフティングも存在しており、敵のゾンビに対抗する手段は豊富に用意されています。
なおプレイアブルデモ中、投下された物資に到達しハンドガンを手に入れることが出来ましたが、装弾数は僅か10発、射撃時の音で敵を寄せ付けてしまうという代物。銃器は使いドコロは考える必要がありそうです。
しかし基本的にゾンビの集団と真正面から戦えば多勢に無勢なので、敵を倒すのは最低限に留めておいた方が良いでしょう。プレイアブルデモをプレイする前に見た映像デモ中では『Dead Island』のラムにも似た2~3mはありそうな巨体を持つ感染者が登場し、周囲にあった廃車を投げ飛ばしてきたほか、こちらに向かって突進するようなアクションも見せました。明らかに頑丈そうで倒すのは困難な部類の敵です。
また本作には昼夜の概念が存在しており、夜になると感染者たちは一層凶悪となってプレイヤーに牙を向けます。夜になると筋肉隆々で牙が生えた強力な感染者が登場。この感染者は身体能力が非常に高く、パルクールで逃走するプレイヤーを追跡してくるのです。彼らにどう立ち向かえば良いのかはデモ中では示されませんでしたが、先ほどの巨体の感染者と同様に強敵であることは間違いなさそうです。
『Dying Light』はPC/PS3/Xbox 360、そしてPS4/Xbox One向けにリリース予定です。なお日本のPR担当者に伺ったところ、決定事項では無いものの日本語版がリリースされる方向で現在お話が進んでいるとのことで、国内での続報も楽しみにしておいて良さそうです。
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