時間が来ると、まずステージにはコーポレートVPを務める、おなじみピーター・ムーア氏が登場。軽いジョークを飛ばしながら、『Battlefield 4』や『FIFA 14』をはじめとした主力タイトルの名前を挙げて、オーディエンスの雰囲気を盛り上げます。
発表会の先陣を切ったのは、2011年にEAが巨額で買収したカジュアルゲームメーカーPopCapの新作『Plants vs. Zombies: Garden Warfare』。つい先日、続編となる『Plants vs. Zombies 2』の情報を公開し、Facebookでも『Plants vs. Zombies Adventure』をリリースするなど話題の耐えなかった『PVZ』の、Xbox 360/Xbox One用のスピンオフタイトルです。
『Plants vs. Zombies: Garden Warfare』は、おなじみの植物やゾンビたちが画面狭しと動きまわって戦う、Co-opマルチプレイに対応したサードパーソンシューターで、ステージではライブゲームプレイが披露されました。
PopCap Gamesは、超人気パズルアクションゲーム初の続編である『Peggle 2』も同時に発表。しかしアナウンスのみでゲーム内容は一切明らかになっていません。
2番手でステージに上がったのは、長い沈黙を破ってついに新IPを世に披露したRespawn Entertainmentの創設者Vince Zampella氏です。E3直前に既に発表されていた『Titanfall』は、メック搭乗コンバットをフィーチャーしたマルチプレイシューターで、対応機種はXbox 360/Xbox One/PCの独占的タイトル。2014年春の発売を予定。先のMicrosoftプレスカンファレンスとは別の新たなゲームプレイ映像が上映されました。Respawnの設立までの波乱に満ちた経緯を知るゲームファンには、感慨深いものがあるはずです。
次に登場したEA LabelsのプレジデントFrank Gibeau氏は、EA傘下の各スタジオが
所有する自社ゲームエンジンの強みを力説。その代表であるDICEのFrostbiteエンジンとEA SportsのIgniteエンジンは、次世代コンソールでの採用が報告されたことに加え、DICEの新作として『Star Wars: Battlefront』のCGティーザー映像が流されると、会場のファンは歓喜の渦に包まれました。
先月末に発表済みだった、EAのレースゲームブランド最新作『Need for Speed Rivals』も、ライブマルチプレイレースの実演を行うなど、たっぷり時間をかけて紹介。次世代機向けのグラフィッククオリティは言うまでもなく、レーサーと警察のカーチェイスは遂にヘリの追跡まで加わり並大抵ではない迫力。Autologを主体としたソーシャル、対戦系システムもいっそう磨きがかかっているようです。
『Need for Speed』関連でもうひとつ新発表があり、同シリーズのハリウッド映画化が正式に決まり、既にスタートしている撮影現場風景が公開。 『NEED FOR SPEED THE MOVIE』はEAとDreamWorksによる制作で、主演にはアーロン・ポールが抜擢されています。
タイトルロゴの表示と共に会場から歓声があがったのは『Dragon Age: Inquisition』。DICEのFrostbiteエンジンを採用して技術の一新を図った、BioWareのファンタジーアクションRPGシリーズ最新作です。対応機種やゲーム内容の詳細は明かされなかったものの、壮大な世界観をCGで再現したファーストトレイラー映像が披露され、第1作目のヒロインであるモリガンの姿も確認できました。
EA Sportsブランドでも大きな発表が続きました。昨年も新作の発売が中止するなど2009年から休止していたバスケットボールシム『NBA Live』シリーズの最新版『NBA Live 14』が、次世代機PlayStation 4およびXbox One向けに発売決定。カバーアスリートを務めるNBAスター カイリー・アービングをステージに招き、次世代機を使ったゲームプレイフッテージを紹介。注目はEA Sportsの新技術IGNITEエンジンです。
IGNITEは、続いてプレゼンが行われた『Madden NFL 25』や『FIFA 14』、『EA Sports UFC』でも採用されている次世代の自社ゲームエンジンで、ゲーム中のアスリートたちの非常にリアルなモーションを特徴としています。それだけでなく、選手ひとりひとりの表情の変化、生きているかのようなスタジアムの雰囲気、高度なAIから物理演算まで、スポーツゲームも次世代のフィールドに足を踏み入れたことが実感できる発表でした。
発表会のしんがりを務めたのは、『FIFA 14』と並ぶホリデーシーズンのEA主力タイトル『Battlefield 4』。先週から予告されていたように、ステージ上で64人のプレイヤーが同時参加するマルチプレイヤーモード“Siege of Shanghai”のライブデモが実施。今作では『Battlefield 2』のコマンダーモードが復活することが告げられ、DICEのゼネラルマネージャーKarl Magnus Troedsson氏が実際にタブレットを手にとって司令官を実演しました。
マルチプレイ対戦は広大な上海都市部のマップを舞台に繰り広げられ、視界の開けた大通り、地下街、高層ビルの最上階まで、プレイヤーは次々とスポットを移動し、ヘリ、戦車、ボートまで多彩な搭乗兵器が入り乱れます。ラストはガラス張りの巨大な高層ビルが轟音を立てて倒壊するという、Frostbiteエンジンお家芸の壮絶な環境破壊表現を見せつけてデモは終了。
DICEのKarl Magnus Troedsson氏はステージを去る前に、「みなさんの要望にこたえて、もうひとつサプライズがあります」と述べ、スクリーンには、腕と顔にタトゥーを彫る女性と、白と赤を基調としたビルの内部を一人称視点で駆け抜ける映像。長い間、続編の存在が噂されてきた『Mirror's Edge』がこの場で遂に発表です。大方の予想通りといえばそれまでですが、主人公Faithの姿が映し出されるとゲームファンからは大歓声がおこり、改めて人気の高さを実感。会場のテンションがピークに達したところで、EAカンファレンスは閉幕となりました。
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