人生にゲームをプラスするメディア

バイオテクノロジー専門家が語る「Wii バイタリティセンサー」の挫折

2009年に発表された「Wii バイタリティセンサー」ですが、2011年の時点で任天堂・岩田社長の「みんなが楽しめるようになった時」に発売されるという言及の後、今日まで長らく沈黙が続いています。

任天堂 Wii
2009年に発表された「Wii バイタリティセンサー」
  • 2009年に発表された「Wii バイタリティセンサー」
2009年に発表された「Wii バイタリティセンサー」ですが、2011年の時点で任天堂・岩田社長の「みんなが楽しめるようになった時」に発売されるという言及の後、今日まで長らく沈黙が続いています。

事実上の開発中止とも受け止められる状況の中、先日アメリカ、カリフォルニアで行われた「NeuroGaming Conference」において、テクノロジーパートナーズ社のRoger Quy教授は、なぜバイタリティセンサーが実用化できないのかについての考えを述べました。

「感情の動きを心拍数の変化から測定したいなら、もっと複雑な計測機器にしなければならないが、任天堂がそれを理解しているとは思えない」と語り、設計に問題があったことを指摘しています。

このバイタリティセンサーの開発を考慮して、当初Quy教授たちはパルスセンサーを扱う会社の創設を試みたものの、機器の技術的な問題から心拍数を計測することは出来ず、計画が頓挫していたという経緯にも触れました。

Quy教授はまた、任天堂の一連の“脳トレ”ソフトについても触れていて、他のライバルメーカーもこの分野については懸命に追随しているようであると述べ「治療法上な分野でユーザーに楽しみを与えることは大変な仕事であり、治療法上の定義であれ、食品医薬品局が語る“クォリティ・ライフ思想”に基づく定義であれ、結局のところ目指すゴールはユーザー自身の進歩改善なのです」と、この分野への関心を表しています。
《小寺信夫》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『MOTHER2』インパクトありすぎな敵キャラ10選

    『MOTHER2』インパクトありすぎな敵キャラ10選

  2. 『あつまれ どうぶつの森』序盤の小ネタ14選! スローライフのなかにもたくさんの隠し要素あり

    『あつまれ どうぶつの森』序盤の小ネタ14選! スローライフのなかにもたくさんの隠し要素あり

  3. 『MOTHER2』一度でいいから食べてみたい作中の料理10選

    『MOTHER2』一度でいいから食べてみたい作中の料理10選

  4. 『ポケモン ソード・シールド』でわがままにコーデしたい!~ガルモおじさんガラルに立つ~

  5. 『あつまれ どうぶつの森』関連グッズひとまとめ! amiibo・化粧箱・実用アイテムなどをチェック

  6. 『あつ森 ハッピーホームパラダイス』最後の“ひと手間”がすべてを決めるー仕切り壁や家具みがきで差をつけよう!【ワンランク上のコーディネート術】

  7. 『あつまれ どうぶつの森』無人島暮らしに慣れるまでのTIPS集! コツを掴んで生活をより楽しくしよう

  8. 『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた

  9. 3DS向けVC版『ポケモン クリスタルバージョン』が2018年1月26日に配信―「セレビィ」がモバイルアダプタ無しでGET可能!

  10. 『モンハンライズ:サンブレイク』双剣の新たな動きを解説!鉄蟲糸技「螺旋斬」で、空中戦がもっと得意に

アクセスランキングをもっと見る