米ソーシャルゲーム大手ジンガが発表した2012年度(1月~12月)の業績は、売上高が前年比12%増の12億8000万ドル、純損失は2億0900万ドルとなり前年の4億0431万ドルと比べると大きく改善しました。同社は収益化に苦戦し、昨年は経営幹部の退社が相次ぎ、複数のタイトルのサービス中止も行いました。その結果、足元の収支は改善傾向にあるようです。しかし出血は止まっておらず、打開策が求められます。創業者でCEOのマーク・ピンカス氏は「今期のハイライトは多くの人に愛されたゲームの続編『ファームビレ2』を導入し、最先端の3Dでのより深い体験を提供できた事でしょう。2013年、私たちは新たしいクラスのゲームを携帯電話やタブレットに提供し、人々が繋がるより簡単で、より良い方法を実現していきます」とコメントしています。第4四半期の日間アクティブユーザー(DAU)は5600万人に成長(前年同期は5400万人)、ただし第3四半期の6000万人と比べると6%減少しました。月間アクティブユーザー(MAU)は2億9800万人で、前年同期の2億4000万人から増加。ただしこちらも第3四半期の3億1100万人と比べると4%の減少となりました。売上面では、DAUに対する日次の売上(ABPU)は0.051ドルで、前年同期の0.061ドルから減少。第3四半期と比べると0.047%で8%の増加でした。月次の課金ユーザー数は290万人で、前年同期と比べて1%減少、第3四半期と比べて2%の減少でした。2013年度第1四半期の業績見通しは、売上高が2億5500万ドル~2億6500万ドル。純損失が3200万ドル~1200万ドルとしています。ジンガは依然としてはフェイスブックではトップ10のうち5タイトルを独占するなど存在感を保っています。タイトルの閉鎖があったことからDAU、課金ユーザー共に減少に転じていますが、モバイル分野ではcomScoreの発表で米国のモバイルゲームプレイヤーの時間消費でトップで、次ぐ5タイトルを合計したよりも長かったということで、この分野での再起が期待されます。
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