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FOX ENGINEを使った『MGS GROUND Zeroes』初披露 ― 「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」レポ(後編)

コナミデジタルエンタテインメントは、『メタルギア』シリーズ25周年を記念した「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」を東京・ミッドタウンで開催しました。イベントの後半をお届けします。

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コナミデジタルエンタテインメントは、『メタルギア』シリーズ25周年を記念した「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」を東京・ミッドタウンで開催しました。イベントの後半をお届けします。

■ユーザー同士のさらなる繋がりを目指した、ソーシャルゲームの誕生
ゲストとして、GREEの田中良和社長が登場。ソーシャルゲーム『メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス』の誕生の経緯について「25年という歴史をもち、世界中にファンのいる『メタルギア』シリーズと我々が一緒にゲームを作れれば、また新しいタイトルが作れるのではと思ってお話しさせていただき、今日という日を迎えました」と語りました。

「公開は日本だけでなく、世界中に向けてというのは最初に伺っていました。我々のはグローバルにサービスを展開していますので、全世界で知名度の高い『メタルギア』シリーズは、また新しい層に遊んでもらうための非常に強い武器になると思います」と、当初から世界に向けた提供を意識していたことを明かします。

小島監督は「スマートフォンというのは、僕らの子どもの頃から考えたら本当に未来の端末で、SF映画のようなものです。世界中の人と常に繋がっていられる、魔法みたいなものです。これを使って本作を垂直方向ではなく、水平方向にも広げていくことで新しい遊びを出てくるのではないかと合意に至りました。いつでもどこでも、よりに簡単に皆さんが繋がっていけるものが今回の『メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス』です。『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』で色々な実験もおこないましたし、フィードバックしたユーザーからの意見も加えてもっと横に広げたいということです」とコメントし、これまで以上に人と繋がれる作品となるようです。

実際のゲーム映像も初公開。ゲームの制作にはUnityエンジンを起用しており、3Dポリゴンによる“これまでより半歩進んだソーシャルゲーム”となっています。システムはGREEが担当し、小島プロダクションはビジュアルや演出を、世界観などの設定に特化して共同制作。好きなキャラクターを選んで部隊を編成し、さまざまなミッションへ挑むこととなります。リリース予定は秋から冬を予定はしており、東京ゲームショウでも体験できる予定です。

最後に田中社長は「子どもの頃に『ポリスノーツ』というゲームで遊んだ際、これを作った人はすごいなと思ったんですね。そんな人と一緒に仕事ができたらという漠然とした思いが叶って、個人的なにも非常に嬉しいです。本日見ていだいたように、新しい何かを作れると思いますので、期待していてください」と、新しい展開への自信を伺わせました。


■アクションゲームとしての魅力もつまった『メタルギア ライジング リベンジェンス』
また2013年2月21日に発売が決定した『メタルギア ライジング リベンジェンス』について、小島プロダクションのクリエイティブプロデューサー・是角有二氏、およびプラチナゲームズのプロデューサー・稲葉敦志の両名が登壇しました。

まずは是角プロデューサーより、ゲームの概要についての説明。本作は『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』の4年後のストーリーとなっており、サイボーグである雷電が身体能力を活かして“高周波ブレード”という武器を片手に活躍するアクションゲームです。

稲葉プロデューサーは「まさか『メタルギア』シリーズという、偉大なタイトルに制作という形で関われるとは夢にも思っていませんでした。これまでのファンはもちろん、新しいファンに楽しんでほしいですし、何より自分たちが楽しんで作っています」と挨拶。続いて一部の声優陣も公開となり、主人公となる雷電を堀内賢雄さん、敵対するサイボーグのサムエル・ホドリゲスは平田広明さん、獣のようなフォルムの無人機“LQ-84i”は細谷佳正さん、役は不明ですが井上喜久子さんが決定しています。

さらにプラチナゲームズ・ディレクターの齋藤健治氏による、プレイアブルを使ったゲームシステムの紹介がおこなわれました。雷電は敵に見つかる前に間合いを詰められると「ステルスキル」が発動し、敵に騒がれずに倒すことが可能となります。見つからずに倒すというのも1つの遊び方ですが、どんどん前に前に向かって戦うことを前提としてるようです。

また、本作最大の特徴となるのは、リアルタイムに切断処理を計算し、プレイヤーは狙った角度で斬ることができる自由な斬撃。単純に斬るだけではなく、さまざまなバリエーションを用意しているため、自分の思い通りのプレイスタイルを確立することができます。剣による戦いでは、一撃の重さをコントローラーにより体感することができます。

これまでのシリーズに登場した巨大なメカ兵器「メタルギアレイ」と戦うという映像も上映し、従来とは一新されたビジュアルにこれまでのファンも驚いた様子。ボスとの戦闘に見せた、雷電の流れるような爽快感のある動きも、演出ではなく実際に操作できるといいます。

最後に斎藤ディレクターは「メタルギアソリッドといえば、個性的なボス戦です。ライジングでも負けないぐらいのものを用意しています。TGSではそのうちの1つを遊べますので、斬る気持ちよさをぜひ体験してください」と延べ、稲葉プロデューサーは「チーム一同、ギリギリのところまで頑張って制作しています。剣で斬る気持ちよさはもちろんですが、一撃を受ける重さなど、軽さだけではない感覚はコントローラーを握ってこそ分かると思いますが。ぜひ、東京ゲームショウで遊んでください」と、意気込みを語ります。

是角プロデューサーは「東京ゲームショウでは、よりゲーム内容がわかる新しいトレーラーも公開する予定です。そちらも楽しみに待っていてください」としており、9月が待ち遠しくなりますね。

■続々登場する25周年の記念アイテムたち
25周年を記念したさまざまな商品も登場。セイコーのブランド「WIRED」とコラボし、アートディレクターの新川洋司氏がデザインした腕時計をはじめ、ユニクロとのコラボによるTシャツやパーカー、ヒートテックが発売となります。

このほかキャップやストールに手ぬぐいや扇子、ランチケースやストラップ、缶バッジなど実用的なものからオシャレアイテムまで幅広く展開。記念CDや限定の書籍、アクションフィギュアも数多く販売する予定です。発売時期は、現在発売のものから東京ゲームショウ、今秋~冬とのこと。なお、展示品は現在製作中のもの、参考展示も含みます。

■「FOX ENGINE」による『METAL GEAR SOLID GROUND Zeroes』が披露
最後に、小島プロダクションによるゲームエンジン「FOX ENGINE」による『METAL GEAR SOLID GROUND Zeroes』のデモプレイが公開となりました。PS3やXbox 360相当のスペックを想定したPCによるもので、全てのものがリアルタイムに連動した“オープンワールド”であるといいます。潜入の経路や手段において非常に自由度が高くなっており、さらに「ゲームオーバーのない」ゲームを目指しているとのこと。

映像はムービーのような滑らかさを実現していて、ヘリのライトや雨の演出、人間や物の質感などがとてもリアルに表現されていました。小島監督はこのFOX ENGINEについて「世界に比べて技術力などで劣勢を強いられている中、もう一度世界に勝つためのもの」であると強調。詳細は明らかにされませんでしたが、ゲームは「あまりお待たせしないでお届けできるはず」とのことです。
《近藤智子》
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