同作は初代DS版、Wii版に続く第3弾。初代『スーパーマリオブラザーズ』の伝統を組む横スクロールアクションで、直接的にはWii版がベースになっている印象。Wiiリモコンの4人に加えて、Wii Uゲームパッドが加わった5人同時プレイが可能です。
本作の最大の特徴は、このWii Uゲームパッド担当プレイヤー。ゲームには直接かかわらず、アシストプレイを担当します。他の4人がテレビを見ながらプレイする中で、Wii Uゲームパッド担当プレイヤーだけは手元の液晶画面を見ながら、タッチペンを用いて操作。タッチペンでつつくと敵キャラクターを倒したり、空中にブロックを配置することができるので、他の4名の動きを先回りしながら、的確にアシストしていくことになります。
実際に遊んでみたところ、他の4人がめまぐるしく動くため、すべてをフォローするのは結構大変。一方うまくフォローできたときは、他のプレイヤーから感謝されることもしばしばで、盛り上がりました。慣れないうちは、ついモグラ叩きのように画面中をタッチしたくなるんですが、それだと無駄も多くなりそうです。足場が不自由な箇所でブロックを配置するなど、ポイントを絞ってアシストするのがコツのように感じられました。
E3会場で3種類用意されたステージのうち、1つしかプレイできませんでしたが、製品版ではどのような遊びが盛り込まれるか、楽しみです。公式サイトではミニゲームのスクリーンショットも公開されていますが、Wii Uゲームパッドとの絡みは不明なので、どんな役割になるか気になりますね。子どもがWiiリモコンでプレイして、お父さんがWii Uゲームパッドでアシストしてあげるなど、二世代にわたるプレイも見られそうです。
ちなみに『スーパーマリオブラザーズ』シリーズは任天堂アクションゲームの中でも、体育会系の部類に入ります。それだけに途中で投げ出されることのないよう、「間口が広く奥が深い」ゲームデザインが求められるわけですが、プレイヤーのスキルは千差万別。そこで考えられたのがアシストプレイで、『スーパーマリオギャラクシー』から導入されました。いわば、プレイヤーにゲームバランスの補完をしてもらおうというわけです。
一方で『New スーパーマリオブラザーズWii』では、ルイージがコース攻略のヒントを見せてくれる「おてほんプレイ」も導入され、話題を集めましたよね。アシストプレイはマルチプレイ前提となるため、ソロプレイでは対応できない。そこでゲームシステム側で補完した形です。Wii Uでこうした初心者救済システムが、どのように進化していくのかも、ちょっと気になります。
余談ついでに筆を走らすと、本作におけるWiiリモコンプレイヤーがゲーム内世界の住人なら、Wii Uゲームパッドのプレイヤーは、ゲーム世界を外側から見つめる、いわば「神様」の視点。住人と神様がインタラクションしているところが、おもしろいわけです。こうした「非対称のゲームデザイン」についてはアナログゲームで、いろんな先行事例があります。本作のみならず、Wii Uゲームソフトの広がりに期待したいですね。
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