ゲームの目的はリーダー以下、数十人のヒーロー集団を操って、ボス敵のエイリアンたちを次々と倒していくこと。Lスティックでチームを移動させ、ZLボタンでガード、ZRボタンで回避、XYBAボタンはジャンプや攻撃などのアクションに使います。他に十字ボタンでアイテム類を使用。画面からしてピクミンっぽいイメージがありますが、ゴリゴリのアクションゲームです、はい。
ちなみに会場では説明がありませんでしたが、開発スタジオはプラチナゲームズ。ディレクターは、かつてゲームキューブで『ビューティフルジョー』を世に送り出した神谷英樹氏とのことです。そう言われると、なるほどって納得できますよね。
Wii Uゲームパッドの液晶画面では、本作の最大の特徴でもある合体攻撃(Morph Attack)の選択を行います。そう、本作ではたくさんのヒーローが一つに融合して、特殊攻撃を繰り出せるんです。出展版では液晶画面に指でぐるっと円を描くとパンチ、縦に線を引くとソード、縦横に引くとガンが選択できました。このように選択した状態でAボタンを押すと、合体攻撃が繰り出せるんです。
なお、合体攻撃の威力は一度に合体するヒーローの数に比例するのは、言うまでもありません。そこで大切なのが戦闘で失ったヒーロー達の補充をすること。街中を逃げ惑っている人々がいたら、Rスティックでぐるっと輪を描いてとりこめば、新たなヒーローとして戦ってくれます。
つまり本作のコンセプトは「誰でもヒーロー」。自分の街は自分で守るってことです。未確認ですがタイトルからして、最大100人のヒーロー集団を操作できるのではないでしょうか。このほか液晶画面に横線を引いて空中に鎖をかけ、その上を歩いて渡るなどのアクションも体験できました。
このほか、合体攻撃ばかり繰り出しているとエネルギーがなくなってしまうので、チーム全体で敵に襲いかかる通常攻撃(Team Attack)を繰り出したり、敵の攻撃を受けるとライフが減っていって、リーダーが倒されるとゲームオーバーになったりと、いわゆるアクションゲームの文法はきっちり詰まっています。
さてさて、デモプレイは次々に中ボスクラスの敵が登場する形で進行しました。ボスや雑魚をヒーローたちで取り囲んで、通常攻撃や合体攻撃でタコ殴りにしていきます。ボスを倒すまでの時間とコンボと被害ダメージで金銀銅のメダルがもらえ、次のボスへと戦いが移行。ボスを数体倒したところで、巨大ロボットが出現。腕に飛び乗っての部位攻撃へと続いていきました。
こんなふうに本作はWii Uゲームパッドのボタンをフルに使用するため、なかなか操作がハード。正直いってヌルゲーマーの筆者には歯ごたえがありすぎて、ボス一体につき必ず1回以上コンティニューをする必要があったんですが、たくさんのキャラクターが力を合わせて強敵を倒すというコンセプトが新しく、心が引かれました。
移動、通常攻撃、特殊攻撃、ジャンプ、ガード、アイテム使用・・・。こうしたアクションゲームの文法はそのままに、じゃあプレイヤーキャラクターが集団だったら、どうなるだろう。特殊攻撃が合体攻撃だったら、どうなるだろう。自由に発想を広げていくことの大切さを、本作は示しているように思います。
世界観に合わないかもしれませんが、Miiでプレイできるなどのおまけ要素があれば、もっと燃えるんじゃないでしょうかね。ステージのグラフィックもジオラマ風で良い感じです。
いずれにせよ新ハードにはオリジナルタイトルが必要です。ぜひともローンチタイトルになることを期待しております!
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