ゲームではWiiリモコンを持つどうぶつ(4人)とWii Uゲームパッドを持つ門番(1人)に分かれて、この両者の競い合いとなります。どうぶつ達の目的は100個のキャンディーを集めること。門番の目的はどうぶつ達を捕まえること。100個のキャンディーが集まるのが先か、門番が3回どうぶつを捕まえるのが先か。先に達成した方が勝ちです。
どうぶつを操るプレイヤーは4分割のテレビ画面を見てプレイします。ですから身の周りは分かりますが、門番が今どこに居るかという全体像は把握できません。門番はWii Uゲームパッドの画面で全体を見渡すことができます。ここに情報の非対称性があります。
キャンディーは木になっていて、どうぶつが1人で落とせるだけでなく、2人や3人で協力する必要があるものもあります。もちろん沢山なっている木ほど協力が必要です。しかし集まると一網打尽にされるというリスクも出てきます。キャンディーを集めていくと重くなり歩くスピードが低下し、捕まるリスクが増します。門番の方はWii Uゲームパッドの2つのスティックで2人の門番を操ってどうぶつを捕まえに行きます。
両方の立場でプレイしてみました。
まず、どうぶつの立場になってみると4人で100個のキャンディーを集めるというゲームです。1人当たり25個を集めれば良いことになります。しかし遊び始めると、どうしても「いい顔をしたい」という気持ちが込み上げてきます(相手が見知らぬ外人であっても尊敬を勝ち取りたいわけです)。すると沢山集めよう、となります。しかしそれが命取り、持ちすぎると極端に移動速度は低下し、捕まる危険性が増えます。また、沢山キャンディーがある木は一緒に取る必要があります。ここでも人助け欲が出てきて、危険を犯すことになります。門番の居場所は把握しづらいので、分かっていれば簡単に出来るリスク評価ができなくなり、それがゲームとしての面白さを掻き立てています。
一方で門番です。門番が直面する最初の難しさはスティックの両方を使って操作するという難しさです。人間、なかなか2つ同時に違うことは出来ないものです。どうぶつはどんどんキャンディーの数を増やしていくから焦りも加わり大変です。冷静に全体を見渡して活躍しているどうぶつを足止め、タッチして捕まえていきましょう。捕まえればキャンディーをだいぶ落としてくれます。3回捕まえれば勝ちです。
こちらのゲームも見知らぬ4人との妙な連帯感と競争意識が働き楽しい時間を過ごすことが出来ました。非対称な情報は敵を知ろうとする動機を作り、言い表せないような緊張感を生み出すようです。
編集部おすすめの記事
任天堂 アクセスランキング
-
『星のカービィ スターアライズ』このコピー能力が強い!8選
-
『星のカービィ スターアライズ』いくつ知ってる?小ネタ10選【ネタバレ注意】
-
『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け
-
Wiiでカラオケが楽しめる『カラオケJOYSOUND Wii SUPER DX ひとりでみんなで歌い放題!』12月9日発売
-
『ポケモンSV』のニャオハに「進化しても立たないで!」と願う声!二足で歩く、歴代猫ポケモンを調べてみた
-
『あつまれ どうぶつの森』移住費用5000マイル支払いに役立つ!序盤でもパパっと終わるたぬきマイレージ8選
-
『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ
-
『ポケモンSV』で再び力は目覚めるのか!?ファンから廃止技の復活を望む声
-
SF人狼ADV『グノーシア』の「ジナ」が魅力的すぎるので話を聞いて欲しい─彼女が深刻に好きなあの人からのコメントも
-
『ポケモンZA』見てるだけでヒヤッとする色違い厳選、文字通り一触即発な現場に注目集まる








