人生にゲームをプラスするメディア

KLab、コンプガチャ指導があれば「従う」・・・売上への影響は5%以下との見方

消費者庁がコンプガチャの規制に乗り出す方針と伝えられた件について各社は沈黙を保っていましたが、KLabが14時20分に「消費者庁によるコンプリートガチャ中止要請報道について」とのプレスリリースを発表。初めて見解を明らかにしました。

ゲームビジネス 市場
プレスリリース
  • プレスリリース
  • コンプガチャ、テーマガチャを導入した同社タイトル
消費者庁がコンプガチャの規制に乗り出す方針と伝えられた件について各社は沈黙を保っていましたが、KLabが14時20分に「消費者庁によるコンプリートガチャ中止要請報道について」とのプレスリリースを発表。初めて見解を明らかにしました。

同社は報道について「所謂"コンプガチャ"と呼ばれるシステムも様々であり、その定義は定かではありません。"コンプガチャ"の中にも景品表示法が禁ずる"カード合わせ"に該当するものとそうでないものが存在すると考えられ、現時点において、どのような"コンプガチャ"が"カード合わせ"に該当するのか定かではありません」とコメント。

KLabでは『恋してキャバ穣』『真・戦国バスター』『テイルズ オブ キズナ』『キャプテン翼モバイル』など全タイトルで、コンプガチャもしくは、10アイテム以下のアイテムで構成され揃った際に報酬を付与するテーマガチャと同社が呼ぶシステムを導入しています。

仮にコンプガチャ等に中止要請があった場合には「全面的に従う」として、既に改修の検討に着手。ゲームそのものを停止するのではなく、ゲームシステムに改修を加えることで景品表示法に抵触する可能性を排除したいとしています。

コンプガチャの売上の算出は難しいものの、同社によればコンプガチャを導入することで売上が15%程度向上したとのこと。これが禁止された場合には売上が減少することになりますが、それに代わるシステムを導入することで売上の下落をある程度防げるとして、影響は5%以下ではないかとしています。また、KLabのゲームはコンプガチャへの依存が低いもので、依存度の高いゲームから同社製ゲームへの流入も期待でき、良い影響もあるのではないかとしています。

業績予想については、プラス面とマイナス面の両面が考えられ、平成24年8月期業績に与える影響は不明としています。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. SonicSYNCは『プロセカ』をどう進化させたのか―低遅延やリッチなサウンドに挑み続ける開発者の「こだわり」

    SonicSYNCは『プロセカ』をどう進化させたのか―低遅延やリッチなサウンドに挑み続ける開発者の「こだわり」

  2. 「セガ2008〜2009 冬のキャンペーン」が本日よりスタート!対象タイトル第1弾は『シレンDS2』

    「セガ2008〜2009 冬のキャンペーン」が本日よりスタート!対象タイトル第1弾は『シレンDS2』

  3. 【GDC 2009】ディズニーランドに学ぶゲームデザイン

    【GDC 2009】ディズニーランドに学ぶゲームデザイン

  4. 株式会社そらゆめが倒産―『ひぐらしうみねこカードバトル』の開発、クラウドファンディングサイトを運営

  5. 【任天堂資料庫】第7回 任天堂ゲームセミナーを振り返る

  6. ポケモンUSAの社長が交代

  7. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  8. 任天堂、ロゴを変更?

  9. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  10. 【CEDEC 2014】『艦これ』「Unreal Engine 4」「Softimage」「PS4シェア」など今年のCEDECアワードが発表

アクセスランキングをもっと見る