日本での発売日が6月14日に発売が決定した本作は、北米・豪州・日本/アジア・欧州の順に4日連続でリリースされます。国産のゲームが全世界にハッピー・ゾンビエンターテイメント旋風を巻き起こす。その魅力に迫るプログラムとなっていましたのでレポートをお届けします。
国内では角川ゲームスから発売ですが、海外では業務提携したワーナー・ブラザーズの協力も心強かったといいます。脚本には「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「スリザー」などを手がけたジェームズ・ガン氏をむかえたほか、アメリカならではの演出やギャグセンスなどもワーナーサイドから何度もフィードバックをもらい丁寧に制作されたそうです。
角川ゲームス代表取締役社長・安田善巳氏は開発してきた3年間を振り返り、「途中主人公ジュリエットのチアの動きが上手く行かずプロジェクト自体の危機に陥った」と語ります。全世界におくるエンターテイメントとして、新しい試みをするには困難もあったようです。これを受けて登場したのは本作を見事発売までにおくりだしたグラスホッパー・マニファクチャCEO・須田剛一氏。GDEから帰ってきたばかりの須田氏からは、サンフランシスコやボストンでお披露目となる、本作の宣伝バスについて語られました。
なんでもこのバスは本作のテイストを表現していて、ジュリエットがひと暴れしために吹っ飛んだと思われるゾンビの手や耳などが張り付いているデザインになっているそうです。このバスは走り終えたあとはワーナーの博物館に展示されることが決定しています。最後に須田氏は「遊ぶ時はぜひ、ポップコーンにピザ。あと飲み物はコーラ。炭酸がバッチリ合うと思います。手を油でベタベタにしながらアメリカナイズに楽しんでほしい」と語りました。
本作で忘れてはいけないのは、業界初の試みとなるダブルキャスト。PS3版ジュリエット★役の日笠陽子さん、Xbox360版ジュリエット役の喜多村英梨さんもこのパーティーに登場されました。収録は別々にしたのでお互いの声を聴くのは今日が初めて。もしジュリエットと同じ状況になったら生き残れるか?の質問に日笠さんが「私はだめだけど、キタエリは生き残りそう!」とコメントすると、喜多村さんは「ぶちのめすよ☆」と笑顔。もちろんこれはリップサービスで、実際は戦わずに逃げるようなルートを探して生き残ると答えていました。
ボスの声優も豪華です。今回のパーティーにはゼッド役のスネオヘアーさんとジョーズィー役のROLLYさんがかけつけてくれました。2人とも声優は初めてでオファーには驚いたそうです。スネオヘアーさんは赤いモヒカンのゼッドを見て、「カッコイイ。僕もこういうミュージシャンになりたかった」と語ったあと、昔似たようなヘアスタイルにしたことがあるけど仕事先の店長に怒られたというエピソードを明かしてくれました。そして収録の際には「普段言わないような過激な台詞ばかりで、本当に発売できるかなと思っていた」そうです。
ジュリエットのファッションも気になるオシャレなROLLYさんは、ジョーズィーの外見について「黒人だしファンクっぽくて。僕はグラムロックな感じなんです。声が雰囲気に近くなるように唇が厚ぼったいイメージで低い声を出した」と語ります。そのうえジョーズィーは歌いながら話すという特殊なキャラのため、エレクトロファンクなミュージックにのせる語りはROLLYさんの高音と低音をMIXしているそうなので注目です。
唯一の女性ボスの声を務めるマリスカ役の渡辺明乃さんは、実は本作のカンファレンス時に影アナをやっていてその時からこの作品に強く参加したいと思っていたそうです。ずっとやりたいとマネージャーにも言い続けて本当に参加することになって本当に嬉しいと語っていました。
なお、コラボコスチュームについてのお話はこの後お届けします。
『ロリポップチェーンソー』は、6月14発売予定で価格は7,980円(税込)です。
(C)KADOKAWA GAMES / GRASSHOPPER MANUFACTURE
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